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2015/10/21

イベントレポート

LIFE IS CREATIVE展 公園ラボワークショップ 「公園×シニア×健康の未来を描こう」 第2回レポート

2015年10月14日(水)

LIFE IS CREATIVE展「公園ラボ」ワークショップ「公園×シニア×健康の未来を描こう」第2回目を開催しました。

今回もまず、公園ラボのパートナーである株式会社コトブキの方から、公園利用の先進的な事例で知られるニューヨークの公園活用事情についてお話いただきました。
ニューヨークでは健康意識が高く、ヨガ教室などの運動教室がいたるところで開催されています。また、公園では「パーソナルトレーナー」を個人で契約し、運動指導を受ける人が多いといいます。日本では若者が公園を利用する様子はあまり見かけませんが、体を鍛えるツールとして、ジムのように公園にある器具を使う若者の姿も見られるとか。また、専用の運動器具でなく、段差や階段、手すりなど公園にあるものを使ってストレッチをする人も。
開かれた、枠にとらわれない使われ方は、日本の我々にとって、大いにお手本になりそうです。

 
その後、第1回目の宿題である「公園、シニア、健康」をキーワードにしたリサーチ内容を各自発表してもらいました。レジュメやパワーポイントなど、発表方法は自由。
身近な公園の健康器具についての調査や、ご自身の滞在経験を踏まえたヨーロッパの公園紹介、公園を活用した身近な活動の紹介など、バリエーション豊かな発表となりました。
ある男性は、いくつかの公園を比較し、その公園にどのくらい人がいるか、子供用の遊具や健康器具の設置状況や劣化状況、管理状態など、気づいた点を写真にコメント付きで発表されました。調査中、実際に健康器具を使っているシニアに出会ったそうです。
 

 
お一人3分程度を予定していましたが、熱のこもった発表が続き、時間は大幅に超過。
今回はリサーチ発表の回としていましたが、中にはすでに「未来の公園」ビジョンを提案される方も。
身体的な健康とメンタルヘルス、さらにその中間に「パブリックヘルス」という項を置くことで見えてくるものがあるのでは、という「公園と健康」の捉え方についての提案や、公園ではなく学校に健康器具を設置することで、世代間交流や学校の解放に繋がるのではというパブリックスペースのあり方についての提案もなされました。
 

 
次回はいよいよ最終回。
これまでのリサーチを踏まえ、あったらいいなと思う公園アイデアを自由に形にし、発表してもらいます。
表現方法も自由。必ずしも実現可能性に囚われず、絵に描くもよし、模型を作るもよし、楽しく制作してもらいます。
完成したものは、LIFE IS CREATIVE展会期中、公園ラボ内に展示します。

LIFE IS CREATIVE展 ワークショップ「公園×シニア×健康の未来を描こう」
http://kiito.jp/schedule/workshop/article/14212/

LIFE IS CREATIVE展 高齢社会における、人生のつくり方。
http://kiito.jp/schedule/exhibition/article/13681/