NEWS NEWS

2016/1/26

イベントレポート

+クリエイティブゼミ vol.18 まちづくり編 これからの公園のあり方について考える part.2「公園×健康」 第8回レポート

2016年1月19日(火)

第8回の公園ゼミを開催しました。グループワークをメインに行い、各班の進捗状況を確認しました。

 
A班
公園ネットワークの仕組みづくりを考えている。具体的なイベントはその延長線上で検討していく。全世界を結ぶ公園ネットワークを構築できないか、地域の公園のことだけを考えるのではなく、公園がハブになり、様々な人たちがいろいろな所で活躍でき、テクニックが他県でも通用する、ひょんなことから人から評価を受けられる世界は面白いのではないか。その一つが対象の公園である。大きな外堀を埋めていくようなネットワーク、地域の中での結節点が公園。里山マイスター制度が地域で熟成し、新たなマイスターを発見していく。公園人口の裾野を広げていくような企画や仕組みは、地域ごとに異なると思う。各場所で里山マイスターが生まれて、発見され、世界が広がっていく。公園整備の際に捨てられる廃材(木材など)を捨てないようなサイクルを考えられないか、例えば、廃材(木材)を小学校に運び、工作をし、また公園に戻す。公園に飾ったものを見に来る親がいる。学校に強制するのではなく、学校が何を求めているのかが連携での重要なポイントと考えている。

永田のコメント
ネットワークが良いでだけでは、アクションにつながらない。学校の何か仕組みを提案するのか、パークサミットのようなものを提案するのか。パークサミットは各公園の公園土木事務所に推薦してもらい、各地域の団体が1団体参加し、試験的に実施するなどは面白いと思う。私たちの公園にはこんなマイスターがいます、うちにはこんな人がいますなど、様々なジャンルのマイスターが出てくるかもしれない。提案として、大きくシステムを見せるのは良いが、今回は第一歩としてこんなことをしたらどうかという提案も必要。

B班
公園管理を行っている団体に光を当てる提案を進めている。団体の一体感をさらにアップさせるために、団体ロゴや愛称の検討、団体フラッグ、ユニホームを作るなどのアイデアが出ている。また、活動の記録を映像にまとめ、ウェブで公開し、自分たちの活動を映像として見ることで、メンバーのモチベーションアップ、新たなメンバー獲得へつながるのではないか。里山の整備と人が集まるイベントを一緒に実施できないか、スマートスポーツやニュースポーツなどのレクリエーションを行うのも面白いと思う。伐採する竹を使った、竹馬づくりや竹で作るパエリヤ、パンなど竹グルメもリサーチ中。親子が参加したくなるきっかけをつくりたい。

永田のコメント
最終発表での提案の方法として、公園の管理団体に光を当てるものと、親子の参加を促す仕掛けを、1つに絞るのか、2つの方向を発表するのか、次週にはそのあたりも検討しまとめることが必要。

 
C班
ファームづくりを主軸に考えている。対象公園の地形を生かし、「みんなの里山ファーム、ファームで美しく健康に」をコンセプトに、子どもから高齢者まで、多世代を対象に持続的な仕組みを検討中。広報物についても、今まで公園の活動になかなか興味関心を持てなかった人へ届けるためのデザインも考えていく。ファームを通して、学ぶ面白さ、教える面白さ、両方に様々な人々が携わるきっかけを生んでいく。収穫祭や音楽界、販売会、朝市など、いろいろなものへ派生する可能性がある。なぜファームなのか、なぜそれが健康なのかをしっかり伝え、公園マップもおしゃれに制作し、公園活動の年間スケジュールもまとめる予定。

永田のコメント
ファームというキーワードは、前回のゼミでも出ていた、夜の公園活用の話ともつながっている。一つの芯をつくったので、今までのアイデアもつなげて提案してもらいたい。どのように伝えるかが難しい。いろいろな提案があるので、響くものがあると思うが、全部を実施することはとても大変である。ここはできるという部分もあるのではないか、広報の仕方だけでも参考になるかもしれない。

次週は最終発表会へ向け、最後のゼミになります。提案内容を固め、発表準備を予定しています。

+クリエイティブゼミ vol.18 まちづくり編 これからの公園のあり方について考える part.2「公園×健康」
http://kiito.jp/schedule/seminar/article/14882/