お知らせ・レポート

デザイン・クリエイティブセンター神戸が、2017年7月に開催する+クリエイティブレクチャー 「ReBuild New Culture スクラップ&ビルドからレスキュー&ビルドへ」についてプレスリリースいたします。

プレスリリースはこちら(PDF)

ウェブページはこちら
http://kiito.jp/schedule/lecture/article/23261/

2017年6月14日(水)

未来のかけらラボvol.10 トークセッション「家庭菜園のようにエネルギーを楽しむ暮らし」を開催しました。

ゲストはNPO法人グリーンズ代表/greenz.jp編集長の鈴木菜央さんです。
モデレーターを務める芹沢高志(KIITOセンター長)は、再生可能エネルギーは長年気になっていたテーマだが、がどう扱うか考えあぐねていたとのこと。ウェブマガジン「greenz.jp」は、ストイックにではなくて、ライフスタイルのひとつとして楽しみながら活動している事例をたくさん紹介していて、突破口としてふさわしい方なのでは、ということでお招きしました。

鈴木さんからは、自己紹介からグリーンズのビジョン、greenz.jpで紹介してきた豊富な事例まで、たっぷりお話をお聞きできました。以下、ご紹介いただいた事例や鈴木さんの言葉をピックアップしてご紹介します。

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一人一人が人生の主役になれる社会
greenz.jpは「一人ひとりが『ほしい未来』をつくる、持続可能な社会」をめざす非営利のメディア。2006年からスタートし、年間600本くらいの記事が更新されています。個人的にも鈴木さんは、なんでも作れる人になりたい、とタイニーハウスを購入したり、エネルギーをなるべくかけない暮らしを模索し、「一人一人が人生の主役になれる社会」をビジョンとしています。実は、それに気づいたのは神戸だったのだそうです。友人の誘いで、4か月くらい阪神・淡路大震災のボランティア活動をした18歳のころ、そこでは、日本中から集まった人たちが肩書き関係なしに、次々に降りかかってくる課題にみんなでクリエイティブに話し合って解決していた。そのときのスピード感、みんなの笑顔、一生懸命さに驚き、そしてそのあと東京に帰ったらみんな疲れて働いているギャップに驚いた。震災以外の場所で人が輝かないなんて、社会のデザインの失敗なんじゃないかと思った。当時は言葉にならなくて、ずいぶん後で思ったことだけれど、一人一人が人生の主役になれるような、神戸で見たような風景が、普通の日常の社会で見ることができたら、と思ったのだそうです。

エネルギーめがね
エネルギーめがねで見ると、世の中みんなエネルギーと言える。太陽熱。夏の暑さ、光。風、水、地熱、木もエネルギー。暮らしの中でエネルギーに関わらないことはほとんどない。きれいな水が蛇口をひねったら出てくるのは、多大なエネルギーを投入した結果できている。お寿司の魚だって、近くでとった魚にくらべて、遠くでとった魚には相当なエネルギーが集中している。食べたものをゴミに出すと焼却のエネルギーがかかるが、コンポストを使えば、そのエネルギーがいらなくなるし、土が元気になって、それで作物ができたら、エネルギーの循環がそこで生まれる。そう捉えると、難しいことはなくて、家庭菜園を楽しむように、エネルギーを捉えることができる。


動機は「楽しい」「かっこいい」「おいしい」
以下、レクチャーでご紹介いただいた、greenz.jpで取材されてきた、さまざまな事例と関連リンクです。
どれも、エネルギーを単体でなく暮らしの中で考えて、みんながハッピーに暮らしていく中でとらえていく、ということを実践されています。

特に環境問題に興味はなかった横浜の夫婦が、家を建てるとき、玄関の目の前に電柱を立てる?いや無いでしょ、ほかの方法はないのか、と探ったら、200万あれば家をオフグリッドにできることがわかり、車一台買うくらいでしょ、と試しに実践。やってみたらすごく楽しかった!
http://greenz.jp/2015/05/01/wataden_sato/

千葉県の焙煎屋さん「スローコーヒー」。ジブリが「原発の電気を使わないで映画をつくりたい」と表明したことに共感し、自分だったらコーヒーでやりたい、と実践(資金はクラウドファンディングで調達)。コーヒーは嗜好品なので「うまいなあ」という感覚が大事。太陽のエネルギーで作ったコーヒーは明らかにおいしい、気持ちがいい。
http://greenz.jp/2014/11/04/slow_ozawayosuke/

「軽トラオフグリッド号」。NPOが運営。軽トラの荷台にいろいろなオフグリッドの装置を積み込み、北関東を中心に回っている。電気エネルギーでビールを冷やしてみんなに飲んでもらう、など楽しみながら自然エネルギーを体験できる。
http://greenz.jp/2015/01/22/offgrid_harappa/

環境のこととかいろいろあるけど、とにかく太陽熱はおいしい、それが理由でソーラークッカーを使う料理研究家。
http://greenz.jp/2014/11/20/solarcooker_nishikawa/

大きな音楽フェスに音響を提供する会社が太陽光で電源をまかなう試みを実践。音を比べると、電力会社から送られてくる、送電時のノイズを拾った電気とそうでない電気の違いが如実に出る。プロも圧倒的に音がクリアで違う、という。「音が良いから」自然エネルギーを使う。
http://greenz.jp/2014/04/01/energydesign/

鎌倉のパッシブハウス。真夏でもひんやりしていて、真冬でも無暖房で人が来ると暖かくなる。自然と人が集まる。断熱材を4,5倍入れていて建築コストは高いけれど、工夫をたくさんしているので、結果的にそんなに高くない。
http://greenz.jp/2015/07/30/kamakura_passivehouse/

神奈川県の藤野で2011年に立ち上がった藤野電力が、50ワット(ノートパソコンと電球1個をまかなえるくらい)のパネルと電池を42800円でつくれるセットを開発。このワークショップを全国で実施。小さな試みが広がっている。藤野ではオフグリッドが普通になりつつある。
http://greenz.jp/2012/02/21/fujino_denryoku/
藤野では、みんなでエネルギーを使わず環境負荷を低くして、まちに経済危機が起きても、災害が起きても生きていける、つながりの豊かな、暮らしやすいまちをつくろう、という動きが花開いている。
地域通貨も展開し、移住者がそれで家財道具を調達し、代わりに自分のリソースを提供して交流している。みんなすごく楽しそう。
森部、マーケット部、糸つむぎ部、など、部活動も盛んで、その受け皿がある。

活かしあう関係性をデザインする
海外の事例では、アメリカ・ポートランドとイギリス・トットネスの事例をご紹介いただきました。

ポートランド・プラネットリペア研究所では、水位の差で水をキッチンに運び、その排水が庭の水やりになったり、廃品でキャットタワーを作ったり。エネルギーを使わない暮らし、環境負荷を下げ、コミュニティを育てることを学ぶことができる。
ホームレスのために、その人らしい家を学生たちほかと協働して作る取り組みがある。食べ物を自給できるように菜園をつくり、苗木を育てて売って収入をつくる。シャワーのためのプロパンガスが痛い出費なので、太陽熱でまかなえないか、試みるなど、コミュニティで、ホームレスの課題を解決する。
パーマカルチャーとは、いわば、活かしあう関係性のデザイン。一人一人がデザインしあえる方法論。それが息づいている。

藤野の元祖といえるイギリスのトットネスでは、地域経済活性化のために、まちの現状を調べたところ、食に関する支出の60%が大手スーパーに流れ、食料自給率が27%であることがわかった。そこで地産地消を推進し、学校で地域の食材を使い、地域のレストランを応援するマップをデザイナーがつくる、など、みんなで助け合いながら考えて活動した。それだけでなく、地域に起業家を増やし、おもしろい店を増やして、地元の材料で、地元の人を雇い、地元ならではの味を作り、誇りを持てるような商品を開発して売る、そんな存在が育っていかない限りは僕たちに未来はないんだ、と気づいて、フォーラムをやるようになった。使われなくなった建物を利用し、運営も持ち寄り。2年に1回、4人選ばれてプレゼン、入場料やおひねりがプレゼンターの収入になり、入場者が4人を支えるようにあらゆる協力をしていく。その4人は必ず成功し、次のフォーラムを支える。
食に関してだけでなく、まちが、気になるテーマの部活動をたちあげられる仕組みを持っている。

エネルギーはエネルギーだけでとらえると損をする。暮らしの中であまねく関係していて、いろいろなやり方がある。
これらはすごいプランナー、スーパーマンやスーパーウーマンがやったことではなくて、「家庭菜園のように」やった人が集まって話し合って続けた結果こうなった。それがすごい。
どんなことやってもエネルギーにつながっているし、自由に考えてもらっていい。一歩一歩、プロセスを楽しめばいい、自分の暮らしの中でできることをやってみればいい。


ワクワクする、楽しそうな事例や印象的な言葉をたくさんお聞きした後には、鈴木さんの提案により、参加者同士で感想を共有・意見交換する時間を設けました。3分の設定が10分ほどになる盛り上がりでした。聞いて終わりではなく、咀嚼し伝え、さらに、自分の生活にフィードバックさせる一歩へと、背中を押してもらったように感じました。


未来のかけらラボvol.10 トークセッション「家庭菜園のようにエネルギーを楽しむ暮らし」
開催概要はこちら

2017年5月26日(金)

様々な分野で活躍されているデザイナーの方々にお越しいただき、仕事の紹介やその進め方、デザインの考え方や今後の活動について、お話をしていただく、デザイン・トークイベント「Designers」。

講師であるDESIGN MUSEUM LABの久慈達也さんに、お話していただいた内容をレポートにまとめていただきました。
今回のイベントに参加できなかった方も、是非こちらをご覧いただき、ミラノサローネのことや世界のデザインスクールのことに興味を持っていただくきっかけになればと思います。



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ミラノサローネ2017レポート 久慈達也さん(DESIGN MUSEUM LAB/デザインリサーチャー)
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5月26日、「ミラノサローネ2017-世界のデザインスクール最新動向-」と題して、ミラノサローネ国際家具見本市およびミラノ・デザイン・ウィークの報告会を開催した。登壇者は、神戸芸術工科大学Design Soilのディレクターとしてミラノ・デザイン・ウィーク出展を指揮した田頭章徳、デザインスクールの展示に焦点を当てて取材してきた筆者の2名である。今春ミラノでどのような特徴がみられたのか、報告内容を振り返ってみよう。

毎年4月に開催され、世界中からデザイン関係者が集まるミラノサローネ国際家具見本市。東京ビッグサイトの約4倍の広さを誇るミラノ国際展示場(Rho Fiera Milano)を舞台に、多くの家具メーカーの新作発表が行われる。本年は4月4日〜9日の会期で行われ、来場者は約34万人。この世界最大規模の家具見本市にあわせて、ミラノ市内でも様々な展示やイベントが催された。

■街全体のデザインフェア
「街全体がデザインに染まる」と形容されるが、市中心部のショールームやギャラリーはもちろん、南部のトルトーナ地区、東部のランブラーテ地区など市周縁部でも工場空間を利用してイベントが開催され、その総数を把握すること自体が難しいほどだ。世界中のデザインスクールや卒業したての若手デザイナーの出展が多いことも特徴で、企業とは異なる視点で時事問題や潜在的な社会課題などデザインの範囲を再定義するような展示もみられる。



サローネサテリテ(ミラノサローネ国際家具見本市内)

ヴェンチューラ・ランブラーテ
■7度目の出展-Design Soil
神戸芸術工科大学のデザイン・ソイル(Design Soil)も、この世界最大のデザインの祭典に2011年から出展を続けている。デザイン・ソイルは実験的なテーマで作品制作に取り組むことを目的に発足した有志のデザイン・プロジェクトで、これまでに発表された作品は国内外の企業から商品化されたほか、海外の展覧会に招待出展されるなど着実な成果を残している。今年は「GOOD LACK」をテーマに、「欠落」というモノにとってネガティブな要素を、逆転の発想で新しい機能として読み替えた作品を発表した。



デザイン・ソイル展示風景

デザイン・ソイル移動の様子
日本から海外の展示会に出展するためには様々な苦労があるが、とりわけ輸送は大きな障害となる。デザイン・ソイルも制作期間と輸送費の問題から、全ての作品と展示什器を機内受託手荷物として移動する。さらに今年は公共交通が利用できず、宿泊先から徒歩でランブラーテ会場まで1時間かけて作品を運ぶことになった。作品制作に加え、輸送、英語での作品解説と参加学生にとっては高いハードルを一つ一つクリアしながらのプロジェクトであるが、世界中のデザイン関係者に自分の作品を直接プレゼンテーションができるのは大きな魅力だ。若手デザイナーの登竜門である「サローネサテリテ」20周年にあたる本年、これまでの軌跡を振り返る展覧会「SaloneSatellite.20Years of New Creativity」が開催されたが、デザイン・ソイルの作品十数点も選出された。



デザイン・ソイル設営の様子

サローネサテリテ20周年記念展
■柔軟な発想と確かな造形感覚-Salone Satellite
サローネサテリテにはデザインスクールの出展も多数含まれる。その中ではドイツのヴァイセンゼー美術大学(Weißensee Art Academy Berlin)が頭一つ抜けていた。同校の「リアクティブライト・プロジェクト」には、炎に接するように息を吹きかけることで照度を変えられる照明作品など、センサーの使い方とプロダクトとしての造形力が高次元で融合した作品が揃っていた。サテリテには国内からも京都工芸繊維大学と名古屋工業大学が出展。京都工芸繊維大学岡田ゼミは「鏡」をテーマに作品を出展。アルミシートを折り曲げることで生まれる表情を素直に活かしたものや手製のパンを3Dモデリングで型取りしてフレームに仕立てた作品など、ユニークなアプローチが光った。



ヴァイセンゼー美術大学

京都工業繊維大学岡田ゼミ
■不安定な社会における「デザイン」—Ventura Lambrate
サローネと並んでデザインスクールの出展が多いヴェンチューラ・ランブラーテだが、ジュネーブ造形芸術大学(HEAD Geneve)と、これまで中心的な立場にあったデザイン・アカデミー・アイントホーヘン(DAE)が別のエリアに会場を移すことになった。
ランブラーテ地区では、セントラル・セント・マーチンズ(CSM)のマテリアル・フューチャーズ(Material Futures)コースを筆頭に、コンセプト重視のプレゼンテーションを行う学校が例年以上に目立った。マテリアル・フューチャーズが遺伝子操作や食の倫理観など際どいアプローチで現代社会に潜む課題を突きつけたのに対し、チェコのプラハ工芸美術大学(UMPRUM)はファストファッションを風刺するパフォーマンスで話題になった。両校の展示はミラノ・デザイン・ウィークの各主催団体が表彰する「ミラノ・デザイン・アワード」にノミネートされ、コンセプチュアルなアプローチが評価につながっている現状がうかがえた。



CSM マテリアル・フューチャーズ

プラハ工芸美術大学
ユトレヒト芸術学校(HKU)は、個人のプライバシー保護をテーマに、自作できるアンチ・ドローン銃や街頭カメラによる顔認識を阻害するヘッドギアなどを展示した。この他、「境界」を主題にしたブルグ美術大学(Burg Giebichenstein University of Art and Design Halle)など、ヨーロッパを取り巻く様々な不安要素が各校の展示をシリアスな方向へと導いていることがうかがえた。企業が生み出す「トレンド」とは異なる、こうした社会課題に対する「リアクション」は「デザイン」という言葉の多面性を教えてくれる。一方で、こうしたスペキュラティブ(考察的)なデザイン・アプローチには造形的な弱さも付きまとう。ここ数年盛り上がりをみせた素材重視の潮流もリサーチに終止する傾向にあったが、アウトプットの精度を軽視した「提案のための提案」が増えるようなら気がかりである。



ユトレヒト芸術大学

ルンド大学「SPEKTERUM」
■アイデアに適切な形を与えること
コンセプトとフォルムのバランスが非常によく保たれていたのが、スウェーデンのルンド大学(Lund University)であった。客員教授のステファン・ディーツとIDEOのレイフ・ハフの指導による照明作品21点を展示したが、いずれもシンプルな機構や造形が機能的に働くようにアイデアを練った秀作が揃っていた。他大学がコンセプチュアルな方向性に流れる中、同校の展示からデザインの原点は「アイデアに適切な形を与えること」にあると改めて教えられた。
学校を超えたキュレーションに新たない可能性を感じさせたのが、スイスの家電ベンチャー企業PUNKTのアーバン・モビリティ・プロジェクト「PUMP」。デザイン・アカデミー・アイントホーヘン(DAE)、ローザンヌ州立美術学校(ECAL)、ロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アート(RCA)の三校に電動アシスト自転車をそれぞれ提案してもらうという試みだが、アイコニックなフレームデザインで知られるオランダの自転車ブランド、ヴァンムーフのような造形を与えたDAE、坂の多い街を移動するためどんな自転車でも電動アシスト化できるキットを提案したECAL、シェアオフィス等の都市型の労働環境にフィットする機構を盛り込んだRCAと、コンセプトにもフォルムにも各都市の地勢がしっかりと反映される結果となっていた。



PUNKTによるプロジェクト「PUMP」

ECALが提案した電動アシスト化キット
デザイン・ウィーク全体に目を向ければ、初開催のヴェンチューラ・チェントラーレ(Ventura Centrale)はミラノ中央駅の高架下空間を会場に、マーティン・バースはじめ力の入ったインスタレーションで集客を伸ばした。アクセスの良い中心部のイベントだけに、来年以降の盛り上がりも期待される。
今年はあちこちの会場で「入場制限」がかかる場面が多く、長蛇の列が印象に残った年であった。なかでもnendoの個展は2時間待ちも当たり前という盛況ぶりだったし、COSやHERMESのようにここ数年デザイン・ウィークを牽引してきたファッションブランドによる展示も入場までに相当の時間を要したようである。これらに共通しているのは「インスタレーション化」された展示である。モノ単体でみせるのではなく、空間全体を使ったプレゼンテーションを用いて世界観とともにモノを示す時代なのだ。もっとも「行列」の原因はアトラクション的魅力にばかり求められるわけではなく、うがった見方をすれば、来場者が集中せざるをえないほどに見所が限られていたということかもしれない。実際、本会場での新作発表は量においてやや低調であったし、デザインスクールの展示もどことなく精彩を欠いていた。



ヴェンチューラ・チェントラーレ

nendo個展「invisible out outlines」
生き物のように、訪れるたび少しずつ表情を変えるミラノ・デザイン・ウィーク。今年デザインスクールの展示に表出したそこはかとない不安感はデザインの未来に少なからぬ影を落としているようにみえた。ヨーロッパの若手デザイナーや学生たちが不安定な時代の中でどのようなデザインを紡いでいこうとしているのか、これからも注視していきたい。(文責:久慈達也)

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Designers 14 デザインレポート01:ミラノサローネ2017 -世界のデザインスクール最新動向- 開催概要はこちら

2017年6月10日(土)

今年で4回目を数える、「KIITOマルシェ2017」を開催しました。KIITOマルシェは、ポートアイランドにある、病気とたたかう子どもと家族のための施設「チャイルド・ケモ・ハウス」を応援することを目的としています。連携イベントとして同日に「チャイルド・ケモ・ハウス チャリティーウォーク2017」も行われました。


会場の1000㎡を超える大空間には、ワークショップや飲食、物販など44ブース並び、大変にぎやかなマルシェとなりました。
会場デザインは、「ちびっこうべ2016」で建築家チームとしてご協力いただいた、中村×建築設計事務所さん、チラシやサインなどのグラフィックデザインには、同じくデザイナーチームのDESIGN HEROさんに手掛けていただきました。
入口には紙管と軽く透けた布(オーガンジー)を使ったタイトルゲートが作られ、各ブースの上には、同じく軽く透けた布(オーガンジー)の緑、赤、白が暖簾のように天井から垂れ下がり、各ブースの位置を伝えています。入口すぐには巨大な円形のレジャーシート敷かれた広場エリアがあり、こどもなどが靴を脱いで自由に遊べる空間です。小さな紙管の積み木がたくさん転がっており、重ねたり、転がしたりしながら遊ぶ様子が見られました。


ワークショップエリアには、好きな革を選んで作るブレスレットや部屋に飾れるプリザーブドフラワーづくり、1年後に手紙が届く未来郵便局などたくさんのブースがならび、終始にぎわっていました。水玉の衣装に赤い鼻、口からピーピー音がでるクラウンも現れました。

フードエリアには、珈琲などのドリンクのほか、ポテトフライ、カレー、水餃子、トッポギ、かき氷、ハートの形をしたパン…など、1日では食べきれない、魅力的なメニューがたくさん並んでいました。会場にある、大きな丸いベンチや土管型のベンチなどがたくさんあり、くつろいでいる様子も見られました。


あっという間に終了時間となり、今年のKIITOマルシェは終了しました。毎年続けることで、「チャイルド・ケモ・ハウス」を知っていただく機会をつくり、さらに支援の輪が広がることを願っています。
本イベントの売上の一部は、「チャイルド・ケモ・ハウス」へ寄付し、患児や施設のために使っていただきます。
ご来場いただきました皆様、そして、本イベントの趣旨をご理解いただき、ご協力いただきました出店者の皆様、本当にありがとうございました。


「KIITOマルシェ2017」開催概要はこちら


映像撮影編集:星野文紀

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2016年に開催した「ちびっこうべ2016」のドキュメントブックを発行しました。
子どもの創造教育を目的にスタートした、ちびっこうべも3回目の開催となりました。本書では、ちびっこうべが今の形になるまでの経緯をディレクターが語る「まず初めに知ってほしいこと」や、ちびっこうべで大切にしている想いやプログラムのポイントなどを30のキーワードにまとめた「ちびっこうべの素」など、全60ページにわたり盛りだくさんの内容となっていますので、ぜひご覧ください。



 

【ちびっこうべ2016】
開催概要/特設ウェブサイト/PDF
冊子現物をご希望される方は、KIITO1階事務所までお気軽に問い合わせてください。

デザイン・クリエイティブセンター神戸が、2017年5月からスタートしている「KIITOアーティスト・イン・レジデンス2017 石塚まこ」についてプレスリリースいたします。

プレスリリースはこちら(PDF)

デザイン・クリエイティブセンター神戸が、2017年5月から取り組むKIITOアーティスト・イン・レジデンス2017 石塚まこについてプレスリリースいたします。

プレスリリースはこちら(PDF)

デザイン・クリエイティブセンター神戸が、2017年7月からはじまる+クリエイティブゼミ vol.25 デザイン編 「観察のカガク—「みる」から「つくる」の日常化—」についてプレスリリースいたします。

プレスリリースはこちら(PDF)

デザイン・クリエイティブセンター神戸が、2017年6月からはじまる+クリエイティブゼミvol24 まちづくり編「まちづくり連続講座-都市の魅力アップ-」についてプレスリリースいたします。

プレスリリースはこちら(PDF)

デザイン・クリエイティブセンター神戸が、2017年7月からはじまるワークショップ「大人の洋裁教室2」についてプレスリリースいたします。

プレスリリースはこちら(PDF)

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