お知らせ・レポート

2017年3月23日(木)‐25日(土)

+クリエイティブゼミvol.23「公園と地域をつなぐ仕組みを考える」を開催しました。今回のゼミは3日間の集中ゼミで実施しました。これまでも公園をテーマにゼミを開催し、さまざまなアクションを行ってきました。生まれたアイデアを継続的に展開していくための仕組みづくりの必要性を感じ、公園と地域をつなぐ仕組み、つなぎのデザインを考えていきました。


はじめに参加したゼミ生の自己紹介を行いました。参加動機、公園の思い出、公園についてのリサーチ報告を行いました。「子どもの頃はよく公園で遊んでいたが、今はほとんど行っていない」、「子どもができて公園に行くようになった」、「昔は毎日のように公園で友達とサッカーをしていた」、「公園にある健康器具が最近気になっている」、など様々な思い出や気づきが語られました。
参加者の思い出やリサーチのキーワードから、「公園のあり方を考えるチーム」「公園の周辺から仕組みを考えるチーム」「公園の利用について考えるチーム」「公園の運営、つなぎ手を考えるチーム」に分かれました。


講師の永田から、地域を考えていく際にアドバイスとして地域豊穣化における「風・水・土」、チームでの進め方について話をしました。
「風の人」は外から種を運び、地域に刺激を与える存在。「水の人」は、その種に水をやり続ける、中間支援的な存在。「土の人」は、その土地に根を張り、活動し続ける存在。その中で我々は良い種を作れるように考えていきます。その種は不完全でなければいけません。余地を残すことで、地域の人などの関わりを作れるようにします。またチーム内で進めていく中では、シナジー効果を生むことも大切です。互いの違いを認め、尊重すること、さらに信頼と協力があることでより高い効果が得られます。


グループワーク開始から各チーム議論が盛り上がっていました。持ち寄ったリサーチの情報を共有し、付箋をたくさん使いながら、それぞれの問題意識や気づきを書き出し、チーム内での方向性を考えていきました。各チームリサーチ共有では、近所の公園を見に行って感じたことや、最近人気の公園情報、周りの人の公園の活用術など様々でした。3日目の発表前の時間直前まで、アイデアを考え、白熱したディスカッションが行われていました。発表は、各チーム5分で行いました。


Aチーム
公園のあり方をテーマに進めていきました。今使われている公園は、公園に行く明確な目的を持った人が来るので、利用したい人に限定されているのではないか。そこで私たちは、どうすれば公園に行く意思のない人にも公園に足を運んでもらうことができるかを考えました。
コンセプトは、エリアを楽しむ基地としての公園で、「PARK DAY(公園の日)」を設けることを提案します。
単体として存在している公園を複数つないでいく仕組みを考えました。公園と公園の間にあるエリアの観光スポットや地元の人しか知らない場所、発掘されていない場所に寄り道を楽しみながら別の公園に行きます。周回できるようなイメージです。変わった自転車(複数人で乗るものなど)で公園間を移動できたり、「PARK DSY」限定のスタンプラリーなども考えました。
このモデルは公園だけでなく、周りのエリアの活性化も一緒に行っていきます。

フィードバック
・1つの公園ではなく、複数の公園をエリアで見て考えることはとても重要だと思いました。
・街区公園も大規模な公園もネットワーキングが大切だと思います。
・個々の活動を意外と知らないことが多く、公園で行われる活動の情報共有ができれば、連携などいろいろ可能性があるのではないか。


Bチーム
メンバーはみんな20代という若者チームです。若者が公園で思い思いの過ごすにはどうしたらいいのかを考えていきました。普段私たちは、公園でジュースを飲んだり、友達と話しをしたり、メールの返信などをしています。公園をあまり利用しない若者が公園を使うには何が必要か。人と会う、話す、座る、楽しいことができる仕組みが必要であると考えました。
家ではできないことができて、SNSに夢中な年代が話題にしたいことがあって、あまり人目を気にすることもなく、ある程度ざわざわした雑音がある空間であってほしいと意見ができました。
アイデア①:黒ひげ椅子
公園内にある複数の椅子のうち、適当な場所に3人が座ると、中央にある灯りがつくという、他人と偶然を共有する仕組みです。
アイデア②:夢を語る掲示板
いろいろなメッセージや夢を自由に書くことができる掲示板です。ある一定期間で消されるます。
アイデア③:ゴミ回収で公園が良くなる
空き缶などのごみ回収をすることで、それを資金に公園の設備が良くなっていく仕組みです。

フードバック
・私も黒ひげ椅子に座ってみたいと思いました。
・SNS時代に掲示板というアイデアが出るのが面白いです。
・公園の椅子はどこも一緒なので、高級感のある椅子や壁と一体の椅子などいろいろ意見があります。
・掲示板だけでなく落書きのできる壁なども面白いと思います。
・どこかで公園を好きにプロデュースしていいプロジェクトがあってもいいと思います。


Cチーム
公園の課題から話し合い、遊具の使い方や怪我や事故のトラブルなどの意見がありました。また、生きた公園、死んだ公園があるとチーム内で意見が出ました。そこには公園の周辺の人たちや自治会のモチベーションなどが影響しているのではないかと考えました。
公園の役割には、コミュニティ、防災、健康、遊び、学習などがあります。公園の使い方を知っているようで、」あまり知らいのではないか。特に子どもは学校なので、校庭以外の遊具などの使い方を知る機会はないので、公園ドクターと呼ばれる専門家が、各学校や地域を回り、遊具の使い方や怪我や事故が起こらないようにする指導できると良いと思いました。

フィードバック
・現状、何か公園でする際は、自治会長の承認を得ているので、自治会長の意識改革ができると面白いと思います。
・研修会を開いてどれだけの参加者がいるか不明だが、移行期でもあると思うので、このような仕組みが機能するといいと思います。
・マンションでは自治会の役割がまわってくるが、自治会長があまり頑張りすぎないことを住民は願っている雰囲気があります。自治会長が頑張るというよりも、サポートする中間的な仕組みがあるといいと思います。


Dチーム
公園の運営を切り口に「公園を取り戻せ!」をキーワードに考えました。公園の利用は、「働いていて、なかなか公園を利用しない人」、「良く公園を使っている子どもやお母さん、高齢者」、「公園を使いたいけど使い方がわからない人」、の3つに分かれました。現状、良く公園を利用している人たちが使い続けていくこと、公園の使い方が分からない人たちが使っていく仕組みの2つを考えていきました。
「おじさん2.0」
公園が公園であり続けるためには、公園を管理するおじさん、掃除をしている人の可能性に着目し、多様性を生みたいと考えました。公園の管理するおじさんをもっと素敵に、憧れの存在にするためのスキルアップ講座やディズニーランドのキャストの技術を学ぶ、おしゃれな作業着や掃除道具などのアイテムを工夫などアイデアがでました。
「Park meet ○○」
公園を使いたいけど使えない、どうしていいのか分からない人に対して、アクティビティのマッチングを行い、たくさんのアクティビティメニュー(0円コンテンツなども)を紹介する仕組みです。地域外の人に役割をつくるようなマッチングサイトをつくり、新しく公園の可能性に気付いてもらうことが目的です。

フィードバック
・公園を管理する人へのトレーニングは面白いです。
・神戸市で公園を管理する人は、緑化ボランティア(地域のボランティア)、ボランティア(誰か知らない)、業者さん(神戸市から委託を受けた)がいます。
・一番きれいな公園と感じるのは、地域の方が管理しているところが多いです。
・人や物をシェアする仕組みは面白い、このようなことができると街区公園が変わる可能性があるのではないでしょうか。


総評|永田
強い種をつくること、それをシェア知る仕組みの重要性を感じました。また運営する人の意識を変えることで、新しい担い手につながる可能性があると思います。
今回のアイデアは、引き続き神戸市産とも相談しながら、もっと深めいていく機会なども設けたいと思います。やらなければいけないという使命感も感じています。

3日間集中ゼミという新しい試みでしたが、でどんどん議論が進んでいる様子でした。これからも様々な手法を取り入れ、これからの公園の未来を考えていければと思います。今後も公園ゼミにご注目ください。

170325_cz_kc_15


+クリエイティブゼミvol.23「公園と地域をつなぐ仕組みを考える。」開催概要はこちら

2017年3月24日(金)

スタッフが到着するとすでにメンバーの皆さんはスタンバイOKのようです。
今日は本番ですので、焼きあがったものを施設にプレゼントすることになっています。
ということで、これまで焼き上がって終了だった工程に、パンをプレゼント用に袋詰めして段取りが追加というミッションが追加されます。
包装については2日目までで予行演習済みなので、あとはちゃんとパンを焼きあげるだけ!
気合いを入れて、目標時間に向けて作業開始!さぁ、頑張りましょう!


さて、張り切って最終計量です。今まで数々失敗してきた難関の「牛乳と玉子の計量」です。若干怪しい一幕はあったものの、みんなでチェックしあおうという気持ちで何とかミスをせずにクリア。後は全部材料を入れて捏ねるだけです。
本番の今日は、これまでの倍量の生地を捏ね上げることになっていました。少し量が増えて勝手が違うので、皆さん少し不安げに「これでいいのかな?」と声が上っていました。シェフが一人ずつチェックして回られ、疑問点をすぐに解決してくださいました。皆さんはアドバイスを聞くとまっすぐに取り入れてくださるので、米山シェフも「皆さんまっすぐな方ばかりですね。すごく素直に私の話や意見を聞いて下さるので助かりますし、こちらも勉強になりますよね」と仰っておられました。
チームワークも素晴らしく、作業の合間に片付けも率先してお手伝いくださり、予定以上に非常にスムーズに作業が進んでいきました。生地を丸め終わったら、それぞれ他のチームの見学をして「やっぱりXXXXさんの丸めはキレイや、さすがやな~」と感想や気になった点を話しておられ、本当に皆さん勉強熱心でした。待ち時間に「クリームパンってどうやって作るの?」とか、すでに次回作への意欲あふれるご質問があり、これから皆さんがどんなパンを焼かれるのかとても楽しみです。
順調に焼成まで進んで、オーブンから出てくる焼き立てパンたちに、あちこちで「やったー」と拍手と歓声が上がっていきました。
実際、予想より早く焼きあがったので、試食しながら皆さんそれぞれの参加する前と今の感想や、今後の抱負などを伺いました。初めてのパン作り、戸惑われたことも多かったと思いますが、皆さんとても前向きに取り組んでくださり、最後には「あんなパン焼けるかな?」とか「孫にキャラパンを焼いてあげよう!」とか「家では料理とかしないから、うちにパン持って帰ったら「こんなことできるの?!」って家族にビックリされちゃったよ。」とか、嬉しいお話を沢山頂きました。
そこで、参加者のお一人の奥さまで、なんと米山シェフよりパン作り歴が長い方もおられるというお話がありました。メンバーの方がその奥さまにキャラクターパンの作り方を聞いてみたというお話があって、シェフがボソッと「僕が作り方教えてほしい(笑)」と話される一幕もありました。


軽く現場を片付けてから、パンを袋詰して、みんな揃ってパンをグリーンホーム平成さんまでお届けに上がりました。
まず、センター長さんから施設の概要や利用者の方の様子などのご説明を頂きました。利用者のみなさんが、数日前からパンが届くのを楽しみにしておられることなどを伺って、まだほんのり温かい焼きたてパンを前に、メンバーの皆さんも「焼いてきてよかった。喜んでもらえるといいな」とワクワクの表情でした。
ささやかに贈呈式の後、みんなでニコニコ記念撮影をお願いしました。満面の笑みでパチリと集合写真を撮影の後、作業中の利用者の方々のお邪魔にならないよう静かに退出して、カレッジに戻って最後の締めくくりとなる片付をしました。


最終日、焼き上がった後の振り返りの時間に、カレッジ側から「皆さんの表情や焼きあがったパンを見て、やってよかった、成功だったと思います。この経験を是非ご自身の身の回りや、コミュニティーで役立てて頂きたいと願っています。」と嬉しいコメントを頂戴できました。
オーブンのドアを開け、焼きあがったパンを出してきた時の歓声と嬉しそうな表情、伝わってくる達成感は、本人だけでなくて周りも嬉しくしてくれるものです。ご自宅でメンバーの皆さんがそれぞれ思い思いにパンを焼いてくだされば、きっと周りの皆さんにその嬉しそうな雰囲気が伝わって、御本人の技術が上がるだけでなく、「おじいちゃん、すごい」とか、「XXさん、パン焼けるなんてすごいね。かっこいい。」とか、「XXさんみたいに自分もチャレンジしたい」と、大きく小さく「やればできる!」の輪が広がるかな…そんなことを願い想像しつつ、第3期のプログラムは終了しました。


次回またご一緒出来る機会がもてますように! チャレンジを続けてくださいますように!

最後になりますが、会場を提供頂きましたシルバーカレッジのみなさま、お声がけくださいました事務局・カレッジマネージャーの糸原さん、事務局の大西さん、講師として熱心にご指導くださいました米山シェフ、ご参加下さった3期生のみなさま、本当に3日間ありがとうございました。

取材・編集:阪口理恵

2017年3月23日(木)

スタッフ側が前段の用事で、本日少し遅れての到着となりました。そもそもの予定ではすでに開始から30分ほど経過しているので、作業が大分進んでいると思いきや、なんだか計量して捏ね始めぐらいと遅れ気味のようにみえました。
伺ってみると、数名の方が牛乳と卵の分量を間違えてしまったらしく、急遽計量を最初からやり直しとなっていました。

シェフからは「昔、自分が「常に自分を疑え」と教えられたので、チェックは念入りにするし、スタッフにも一つ一つ鵜呑みにせずにまず確認するように指導しています。」とのお話があり、「そうだったと思う」で作業を進めると全体に影響がでるので気を付けないといけないなと実感した「失敗談」となりました。


それでも皆さんは「失敗はダメだけども、取り返せる失敗なら、今後気をつけることで最終的な成功につながるはずだ」とあくまで前向きでした。
そう、メンバーの皆さんは常にポジティブで、チーム2人でお互い作業しながらも相手を「さすが!」など、とにかく褒め合っておられました。モチベーションの高い、雰囲気の良いチームワークには大切な要素だなぁと、人生の先輩から学ぶ瞬間となりました。


さて、最初のミスはそれなりに大きかったものの致命的ではないので、その後は大事なポイントとなる部分の見極めなどをシェフが順番に回って細かく指導を入れてくださり、非常にスムーズに作業が進んでいきました。皆さんそれぞれのご自宅で復習して頂いたようで、中には2回も練習でパンを焼いてご家族に振る舞ったという方もおられ、「孫に喜んでもらえた」と嬉しそうに報告してくださいました。皆さん本当に熱心で真面目に取り組んでくださって、スタッフもサポートにとても気合が入りました。

3月の中旬から下旬という、何かと行事も多く多忙な時期にも関わらずご参加くださっているメンバーの方々ですから、意識も意欲も高いに決まっていますよね。

色々とお話も伺いつつ作業は二次発酵まで順調に進み、焼きあがってからのお楽しみ、試食タイムです。
1回目よりも2回目、確実にキレイになっていました。


朝、メンバーの皆さんが少し多めに水分を入れてみた生地は、作業の合間を縫ってシェフがササッとリカバリ。
魔法のように、サササーっと生地をまとめ、ホワワっとチーズが振りかけられ、パパっと砂糖が振りかけられて、あらっ不思議。まるで予めプログラムにあったかのような、生地のバリエーションパンがいつの間にか焼きあがっていました。
メンバーの皆さんの「チャレンジ」によって、思わぬ形でシェフによるアレンジパンを食べることができました。ですが、3日目の本番は失敗禁物です!

計量時に一番失敗が多いという点を踏まえ、慌てがちになる3日目の作業で失敗しないように、2日目の最後で3日目分の準備出来る材料は計量しておくことにしました。全員で居残りして材料を準備していくのですが、いきなり「この粉の袋に塩入れた?」とか「砂糖入れたかどうか忘れてしまった」とか、意外と怪しい展開に…。やはり準備は大切ですよね。


11人分のアンパン用に66個アンコを丸める作業は中々大変だと思っていましたが、途中で手分けするとあっという間に終わる。チームワークは偉大ですね。
さて、計量終了、御片付も終わり、2日目も解散となりました。大きなミスはあったものの、初日より確実に美味しいパンが出来ているとシェフもよいコメントをくださいました。明日の本番は皆さん頑張ってくださいね!

3日目につづく

取材・編集:阪口理恵

2017年3月17日(金)

「シニア世代の男性がパン職人に学び、本気でパンを作ったら?」そんな思いつきから生まれた企画「男・本気のパン教室」。
今回で3回目をむかえることとなったこの企画は、北区のしあわせの村内にあるシルバーカレッジを会場に、カレッジ在学中の9名(総合芸術コース(食文化専攻):5名、健康福祉コース:4名)の方々にご参加頂き、パンじぃ(パン作りをするシニア男性)を体験してみようという総勢10名で2017年3月17日、23日、24日の3日間で実施しました。

スケジュール
1日目:3/17 9:30より14:00頃まで
メンバー顔合わせ。
シェフのデモンストレーションを挟みつつ一通り作業を実施して全体の流れを掴む→手順と問題点確認&試食
2日目:3/23 9:30より13:00頃まで
各自の復習や振り返りを踏まえて、本番を想定して手順を再確認、各自焼き上げ→本番へ向け段取り確認&試食
3日目:3/24 9:00より14:00頃まで
本番。2日目までの倍の量を各自焼き上げ、試食&振り返りの時間を挟んで、パンを袋詰め→施設へお届け


初回から本番まで1週間、回数も3回と短期集中型のプログラム。参加メンバーの皆さんが料理に不慣れな方ではないことを踏まえた少し実験的な試みとなりました。
シルバーカレッジのコンセプトは、「高齢者の豊かな経験を活かして自らの可能性を拓き、その成果を社会に還元することをめざして学びあう、生涯学習の場」とのことで、まさにパンじぃの当初からのコンセプトとぴったりということで双方向に響き合うものがあり、今回のシルバーカレッジでの実施となりました。

そんなパンじぃ3期生の講師を、神戸のご出身で、今は大阪で大人気のブランジェリー、PAINDUCE(パンデュース)を率いる米山雅彦シェフにお願いしました。シェフにはこれまでもKIITOと数々のプログラムでご一緒頂いています。
数え切れない程のイベントやレッスンをこなしてこられた米山シェフにとっても、今回のように参加者が男性のみ、しかもご自身のお父様ほどの年代の方が対象のレッスンは初めてかも…、とのことで、参加する側も運営側もみんなそれぞれにドキドキしつつ初日を迎えることとなりました。

まずはスタッフ現場入り、カレッジ側の担当の方々とシェフと一緒に、3期メンバーを迎える前の簡単に全体スケジュールや手順などの打合せを行いました。
今回のパンじぃメンバーのためにシェフが考えてくださったのは「パン・オ・レ(「牛乳のパン」という意味)」で、その生地をベースに、プレーンな丸パンと、アンパンの2種類を作ります。
初心者でも扱いやすいようにと、少し水分量を控えた配合の生地になるようレシピも考えてくださっていて、シェフの気遣いと「きっちりと焼いてもらうぞ」という気合いが感じられました。

材料と道具や段取りを確認していると、ポツリポツリと3期生メンバーの方が入ってこられました。
てきぱきとエプロンと三角巾を着け、荷物をまとめてから姿勢良く着席される待ち姿に「ああここは学校、そうここは調理室」とスタッフも実感し、こちらも頑張らねばと気合が入りました。


さて、プログラムいよいよ開始です。まずスタッフ側から今回の趣旨と3日間の大まかなスケジュールを説明したあと、米山シェフから簡単に自己紹介頂いて、その後作業の説明とデモンストレーションへ進みました。
米山シェフが、強力粉、薄力粉、中力粉といった粉の種類や特性、使い方といった材料の話、パンが膨らむ仕組み、計量の仕方など、何故そうするのかという理論を分かりやすく解説してくださるので、お話に引き込まれメンバーの皆さんの目が好奇心でキラキラと光ってくるのが分かりました。途中で分からないところは的確に質問されている姿も印象的でした。

さて、米山シェフのデモと解説も終わり、いよいよ各自で作業に入りました。
まずは基本となる材料の計量から。粉類の計量は順調でしたが、問題は次の段階にありました。レシピの中に「卵と牛乳を合わせてxxグラム」とあり、まず秤の上に置いたボールに卵を割り入れ、そのままで次に牛乳を入れて、その合計で規定量にするという作業でした。シェフから何度も「順番に注意して」と指導があった部分で、みんな説明を聞きつつ大きく頷いていたはずなのですが、作業を始めると卵より先に牛乳をボールに入れてしまう人、卵割って入れてから秤をリセットしてしまう人と、間違える人が続出し、シェフもスタッフも慌ててフォローに回ることになりました。なんとか修正をして、材料が全部ボールに入り、それぞれ黙々と混ぜはじめました。

その間に皆さんにお話しを伺って回りました。両コースの参加者の中でパンは作ったことがないという方にご参加頂いたようですが、中には「うどんは打ったことがある」という方がおられました。ほぼ初心者とはいいつつ、皆さん普段から調理実習慣れしておられるので、最初は粉と牛乳が混ざったドロドロを見て「こんなのでちゃんとパンになるのか?」という顔付きで作業されていても、段々と手応えを感じてくると、「うん、いける」とキリッとした表情に変わっていくのがとても印象的でした。
ボールの中の生地が軽くまとまってきたら、台に出してリズミカルに捏ね、表面が滑らかになってきたら台に叩き伸ばしてコシを付ける作業となります。皆さん「こんな感じ?」と合間にシェフに確認しつつ、よいしょっとアチコチから楽しそうな掛け声が聞こえてきて、順調に生地が捏ねあがっていきました。

捏ねあがった生地が一次発酵タイムに入っている間に、シェフによる次の工程の分割&成形のデモンストレーションのため前方の台に一旦集合しました。生地の表裏の注意ポイントを説明しつつ、手際よく生地を分割していかれるシェフの手元を見て、メンバーから思わず「上手やな~」の声があがりました。シェフもそれを聞いて「パン屋になろうかな?」と笑顔で返されて、リラックスした良い雰囲気でデモが進んでいきました。分割が終わって、次に生地を軽く丸めます。シェフが左手のひらに置いた寄せ集めの生地に右手を被せてクルクルクル、パっと手を除けたら、そこにはツルンとまん丸な生地が乗っていました。それを見たメンバー全員思わず「お~」と、まるでマジックショーのような驚きぶり。もう一回もう一回とシェフに繰り返して頂きつつ、皆さん手元を食い入るように見つめて、何とかコツをつかもうと必死でした。米山シェフとしても、この生地の丸めは基本中の基本だけどとても大事な作業だからと念入りに指導いただきました。

そうしていると、一次発酵が終わるタイミング。合間にシェフから生地の計量の仕方などのチェックが入りながら分割が終わり、皆さん初めての成形に四苦八苦されていました。中々思うようにキレイに丸まらず、実習室を巡回するシェフを呼び止めてはみんな何度も質問し、夢中になっておられました。集中力と熱気が調理室に満ちていました。


皆さんが何とか丸めた生地をベンチタイムで休ませている間に、シェフから次の最終成形のデモを見せて頂きました。丸パンは仕上げ用にさらにキレイに丸め、アンパンにアンを包む作業となります。皆さん先程一回自分たちで丸めを経験しているので、なるほどと大きく頷いている様子でした。解散後、実際各自で作業されているのを拝見すると、2回目の丸めは、初回より確実にピッとキレイになっていました。アンを包む時も、最初ちょっと手間取るものの「あんころ餅と同じやな~」とすぐにキレイに包めるようになっていきました。

二次発酵をしている間に、最後に溶き卵を表面に塗る作業のデモを見せて頂き、溶き卵を塗る訳、塗るのと塗らないのと仕上がり具合の違いなどの説明では、メンバーの皆さんから「パン屋さんの店先でパンを見る時の見方が変わるなぁ」との声が上がっていました。丸パンは卵を塗ってから上を十字にカット、アンパンは溶き卵を塗ってから、黒ゴマを上にパラリと乗せ、あとは焼き上げれば出来上がりです。デモの後の待ち時間の間は、皆さん黙々とレシピに注意点をメモ、手順の説明などをすごく丁寧に書き込んでおられました。

さて、いよいよ二次発酵終了。溶き卵を塗ればいよいよ焼成です。皆さんのパンは続々と仕上げられ、次々とオーブンへ入っていきました。焼きあがるまでの約7分間、オーブン前にそれぞれ集まって中の様子を覗き込んでいる姿を拝見していて、スタッフ側も思わずニコニコしてしまいました。
ピカピカつややかなパンがオーブンからお目見えしました。初回からでも美味しそうにツヤっとしたパンが焼き上がり、皆さんとっても満足そうな表情をされていました。さて、お待ちかねの試食タイム、焼きたてだし、自分で作ったパンだし、きっと美味しさも倍増だったことと思います。


計量や説明に比較的時間を取ったため、初日の終了が大分遅くなってしまいました。
次回はもう少し段取りよく進めるはずなので、問題点を見直しつつ本番へ向けて調子を上げて、全体にスピードアップしていかなければなりません。皆さん、一生懸命書いておられたメモで復習と振り返りしてくださいますように。

2日目につづく

取材・編集:阪口理恵

2016年2月8日(土)‐3月5日(日)

韓国大邱広域市と神戸市の親善交流事業として「the nanugi 分かち合いのデザイン展」を2/18-3/5まで、KIITO2FのギャラリーCで開催しました。


この「the nanugi」は、韓国語で「分かち合い」の意味をもちます。このプロジェクトは付加価値を創出できるブランディング、産学連携によるデザイン開発、技術教育を通した地域雇用の創出、そして資源循環を取り入れたゼロ・エミッション実現への貢献など、多くの側面で注目を集めています。
本展では、優れたデザインによる「the nanugi」商品の魅力だけでなく、生産のプロセスも紹介し、資源と能力を分かち合うことで持続可能な好循環を生み出す、社会におけるデザインの役割をパネルでも紹介しました。

「the nanugi」は地域の物的・人的資源を活用し、地域課題を解決する循環型のリサイクル・ビジネス・ネットワークである、アップサイクル・バレー構築を目指しています。
商品開発は、地域の繊維企業の生産と加工過程で余った素材を活用し、産学連携やデザイナーの協力でデザイン開発を行い、技術訓練をしたシニア層が生産を担当します。また、利益は雇用創出に還元するだけでなくチャリティ団体への寄付なども行っています。

170208_tn_ex_03

展示した商品は、ショルダーバッグやトートバッグ、ポーチ、財布など日常的に使用するものばかりです。トートバッグの素材はもともとブラインドに使用されていました。衣服に使われていた素材がペンケースやブランケットなどにデザインされ、生まれ変わっています。
「the nanugi」のシンボルである「チグハグファッションスリッパ」については、加工前の生地や加工されていく過程の素材も展示しました。

展示会場には、インスタレーションとして、実際に商品に使われている素材を活用した大きな行燈を制作、用途の異なる様々な素材の集合体として表現しました。

展示されていた商品の一部を、当館1Fメインエントランスに移設し展示していますので、ご関心をお持ちの方は是非ご覧ください。


「the nanugi 分かち合いデザイン展」開催概要はこちら

2017年3月19日(日)~25日(土)

「セルフ・ビルド・ワークショップ 生意気とつくるKIITOの庭 ~なかにわなかま vol.4~」を開催しました。

新館と旧館の間、カフェとKIITOホールに挟まれた空間にある小さな中庭を、アーティストユニット・生意気とともに作っていく本ワークショップ、今回で4回目の開催となりました。

今回は、「いつ来てもOK」という条件で、約1週間の生意気ファミリー制作期間中を通して参加者を募りました。これまでも、生意気ファミリー自体は1週間程度の日数をかけて中庭づくりをしてきたのですが、参加者と一緒に制作するのは最後のほうの1,2日間のみでした。参加のしやすさなどを考慮してのことです。ただ、これまで開催してきたようすを見ると、彼らが制作する1週間の日々の中で自然に触れる、その生活・思考・制作スタイルに、面白みや学ぶべきものがたくさん詰まっているという側面もあるので、その日々をみなさんも一緒に体験してほしい、と考え、募集の形式を変更してみました。


今回は「アースオーブン」がトラックに載ってやってきました。小さいカマクラのような形で、土や砂など、どこにでもあるものだけで作られたオーブンです。オーブンの壁の厚みは25センチほど、火を起こしているときに外側を触ってもそれほど熱くありません。漆喰壁を作るような方法で作られているそうです。作るものに合わせて熱を出すのではなく、熱を無駄にせず、最初に薪を燃やして獲た熱を利用して、窯の中の温度変化に従って、その温度に合ったものを調理します。野菜たっぷりのピザを焼いて、ピザの残り生地で明日の朝食のパンを焼いて、、、と、食べ物でも無駄がありません。

期間中は、古びてきた竹のタワーを解体して、新しい竹と組み合わせてテラスを制作したり、ブドウのつるの枯れた部分を取り除き、3年の月日で栄養不足になった土と、新しい土を混ぜたり、花が咲く植物や、実のなる植物をたくさん、植えたり、種を蒔いたりしました。古びた竹はアースオーブンの燃料にします。



「あるもんで」を合言葉に、センターの中にある「いらないもの」を探すツアーも行いました。年間を通してさまざまなイベントを行うので、その時に使った木材などが各種見つかり、探検のような楽しいツアーでした。
途中、雨が降ってアースオーブンに少しヒビが入りましたが、泥を塗って埋めて、簡単に補修ができました。


1週間の共同制作を経て、中庭には多角形の竹テラスが誕生しました。テーブルを囲んで座れる竹ベンチができたので、ここで休憩したり、ランチタイムが楽しめそうです。蔓状の植物用にネットが張られたので、夏には植物のカーテンになるでしょう。庇があるところにベンチも設置しました。


最終日は例年のごとく、人を迎えて、きれいになった庭を一緒に楽しむパーティを開催しました。手持ちのものにシルクスクリーンをするワークショップも同時開催。また、画材を持参して、テラスの中で写生をしている中高生くらいの参加者も。思い思いに中庭を楽しみます。ゲストにIMORI, Oni, Ma Cerise, Dochi Michiなど、生意気ファミリーと縁の深いミュージシャンたちを招いて、ライブを行いました。Everybody "E" bandという、みんながミュージシャンになるバンドによる演奏も!中庭の空間に響き渡る音楽はとても心地よいものでした。




期間中、講師と生徒として、教える・教わる、という関係でなく、一緒に生活するように、ものづくりに取り組んだり、思い思いの時間を過ごしたり、食事をしたりすることで、彼らの姿勢に触れることができました。
駐車場にトラックを停め、竹テントを据えて煮炊きをしたり、野菜を買うのに淡路島の八百屋さんに来てもらったり、アーティスト・ユニットなのに植物の植え替え??など、ちょっと聞くと驚くような要素の多い彼らですが、「普通」の生活と思っていたことを成り立たせるために、さまざまな無駄や抑圧があるようだ、彼らの、誰かや何かに負荷をかけず、自分たちで作って物事を楽しむ暮らし方って面白いかも、と、少しでも感じてもらえていればと思います。


「セルフ・ビルド・ワークショップ 生意気とつくるKIITOの庭~なかにわなかまvol.4~」
開催概要はこちら

2017年3月4日(土)

オープンKIITO2017のイベントの一つとして、東京のフリーペーパー専門店・ONLY FREE PAPER(以下OFP)によるイベントを開催しました。

radio

OFPがセレクトした「今読んでほしいフリーペーパー50誌」を展示・配布する、フリーペーパーのお祭りです。今回で4回目の開催となりました。

OFPのウェブサイトに掲載されたレポートでは、50誌のリストや今年の選出への思いが記されています。


昨年は、50誌の展示・配布に加え、OFPのアーカイブから、過去5年間のベスト100を厳選し、解説付きで展示する、というプラスアルファ企画を行い、好評を得ましたが、今回は、トークイベントを開催しました。

テーマは「ローカルフリーペーパーの今、そしてその後」。ゲストに、KIITOクリエイティブラボ入居者で、編集者の竹内厚さんと、徳島県が発行するフリーペーパー『あおあお』の編集に携わるデザイナーの森香菜子さんをお迎えしました。OFPオーナー・松江健介さんも登壇者兼司会として参加しました。

radio

竹内さんは編集事務所・Re:Sに所属。オフィスはKIITOクリエイティブラボ内にあり、KIITO NEWSLETTERの編集はじめ、神戸アートビレッジセンター(KAVC)、danceBox(dB)、ロームシアター京都、京都造形芸術大学ULTRA FACTORYなど、京阪神の文化施設、企業が発行するフリーペーパーやそれに類するものに多数関わられています。ただし関わり方はさまざま。記事を作ることもあれば、アドバイスをする程度の場合もあり、発行する施設、企業とそれらが考える発行目的・制作方針によってずいぶん違うようです。KIITOは毎回デザイナーも中身も変えているが、KAVCは多数の事業コンテンツを紹介する比較的オーソドックスな構成、dBはデザインも取材も印刷・製本までスタッフがやっている、吉本興業の『おおらかべ新聞』では壁新聞という媒体の提案から。。。など、実例を見せながらご説明いただきました。

森さんは、タウン誌の編集経験があることから、編集、ライティングも行うグラフィックデザイナーです。『あおあお』制作チームでは編集に携わっているとのこと。『あおあお』は徳島県が発行するフリーペーパー。森さんを含め、3人のチームで制作。すだち、阿波踊り、徳島ラーメンといった、観光として打ち出している素材には触れずに、徳島の、生活レベルにある小さな文化を拾っていく、自分たちが住んでいるところの豊かさをじんわり伝えることをテーマに据えている。県の担当者はコンセプトやテーマにはすごく理解があり、取材に同行することもあるし、提案もあるとのこと。

竹内さん、松江さんからは、『あおあお』は、淡々と、が徹底していて、写真も良いし、テキストも説明じゃなくてストーリーになっている/良くも悪くも、ガイドとして落とさないようにしているし、特集のタイトルのつけ方がすごくいい、「夜がきた」「獲物がいる」など、県の広報誌とは思えない!などのコメントが。独自の姿勢に感心しつつも、フリーペーパーの効果というのは見えにくく、制作者と発行者の意向や思いがうまく結びつかない例は多くあるので、反応や、県との関係はどうなのかとお聞きすると、反応は、じわじわと、配布箇所が増えたり、県の担当者が感想を受け取ったり、参考にしたいという問い合わせをもらうことがあるとのこと。


効果については、雑誌は分かりやすく販売数が変わるが、フリーペーパーは投げっぱなしなところがあり、なかなか測りづらいものがあります。松江さんも、OFPを運営していてよく聞かれるのだそう。
竹内さんからは、配布部数などでは測れない側面についての言及がありました。
たとえばdBの『長田ルンバ』の場合、ダンス公演を行うだけではまちの人との接点があまり発生しないけれど、スタッフが取材のためにまちに出ていったり、ダンス公演時に配布して、来場者が観覧後にまちに立ち寄るきっかけになる、など、フリーペーパーを作ることで、まちとの接点を増やす、という、まちづくりに近い側面があるとのこと。
フリーペーパーを作る目的は主体ごとにそれぞれではあるが、特に施設や企業が作る場合は、作る過程が大事、という側面もあって、自前のメディアをタテに、取材に行けることもあります。お金を出して制作会社に丸投げしてしまうと効果しか見えなくなりがちだけれど、その行政、施設、企業の人間が、その看板を外して、普段いけないところに行ったり、いち食堂のおばちゃんや、会いたい人に話を聞けたり、好きなクリエイターと仕事をすることができるのです。

ちなみに『あおあお』は、制作チームの3人が見たもの、感じたものを取り上げる、という意識でやっているため、他の人を入れることはないとのこと。ずっと同じメンバーでやるからこそ出てくる面白さもあるものですが、『あおあお』はそれをあまり誌面に反映させず、おもしろい!すごい!といった主観的な感想を書かないようにしているそうです。押し付けずに、フラットに提供して、読者に判断してもらう、という姿勢。バランスが難しいけれど、今このやり方はすごく気に入っているとのこと。いわく、「ロードムービーを撮っている感覚」。

フリーペーパーの現状の話では、竹内さんから、今、おもしろいフリーペーパーの方が少ない、編集が下手なのでは、という指摘がありました。一見きれいに作っているものは多いが、見た目だけではなく、中身もどこかで聞いたような話になっていることが多々ある。上手さを勘違いしている部分があって、全部が上手でなくていい、どこで上手さ出すかが課題。テレビでも、まちに出るテレビ番組が多くて、コミュニケーション能力も見つけるセンスもある人気者がやたらに街に出ている。街の普通の人が面白い、というテーマだけだったら、突破できない。対抗する必要はないけれど、その中で、そこならでは、フリーペーパーならではのことを考えないと、スキマ産業みたいになるのでは。フリーペーパーは効果がはっきりしない分、あんまり文句を言われないで許される自由さがある。だから本当は面白いことができるはずなんだけど、許されることが甘えの方に走っていて、誰も何も言わないから、そのまま作り続けてしまう。だから、とりあえず「いいね!」しがちな空気は忘れて、面白くなかったらそう言っていくほうがいい!というのは、松江さんも同意するところでした。


ゲストのお二人は、活動の仕方もフリーペーパーへのかかわり方も大きく違いますが、ローカルメディアと言われるものの現場にいる方で、それぞれの活動内容や制作に際しての意識についてなど、興味深いお話ばかりでした。言語化することによって、フリーペーパーそれ自体を楽しむことから、一歩進んだ理解を深めることができました。その中に「その後」を考えるヒントがありそうです。


【オープンKIITO2017】ONLY FREE PAPER in KOBE
開催概要はこちら

2017年3月4日(土)

オープンKIITO 2017」に「男・本気のパン教室」1期メンバー・パンじぃが出店し、パン販売をしました。先月、東京での「ライフ イズ クリエイティブ カフェ」に引き続いての活動です。前日から材料の買出し、仕込みを行いました。


メニューは新たに学んだポテトパンがベースのグリッシーニ2種「チョコレートのグリッシーニ」と「しらすとゴマのグリッシーニ」をつくりました。パンじぃがテレビに取り上げられたこともあり、お客さんの中には「パンじぃ」を知っている方もいらっしゃいました。


東京での経験も自信になり、準備からチームワークもバッチリで、順調に生地づくりが進み、時間通りにパンが焼きあがりました。販売時間前からお客さんが並ぶほどの人気ぶりでした。約60セットのパンはすべて時間内に販売が終了しました。
少しお疲れのパンじぃメンバーですが、購入できなかったお客さんに申し訳なかったと、次回はもっと数を作れるように頑張ろうとやる気十分でした。
今後もパンじぃの活動にぜひご注目ください。

「パンじぃ、オープンKIITOにやって来る」開催概要はこちら

2017年2月17日(金)

「the nanugi 分かち合いのデザイン展」のオープニングセレモニーを開催しました。本展覧会は、神戸市と親善協力都市提携を結ぶ韓国大邱広域市にある大邱慶北デザインセンターで行われている、地域や企業との連携から廃材に新たな付加価値を生み出し、さらにその利益を地域雇用などへ還元する取り組み「the nanugi」の紹介を目的に開催しています。


セレモニーには韓国大邱広域市の權泳臻市長、大邱慶北デザインセンターの金勝燦院長、神戸市の久元喜造市長、デザイン・クリエイティブセンター神戸の芹沢高志センター長が出席。両市長は「この展示をきっかけに友好関係がますます活発になることを願っている」と述べられました。最後には展示会場の前でテープカットが行われ、内覧会がスタートしました。



会場には、「the nanugi」の商品にも使われている、廃素材を使った大きなインスタレーションがあります。周囲には商品を作る様子の写真、その奥には実際の商品を18種類展示しています。展示しているスリッパやカバン、財布などを配置し、全て、衣類やカバン、ブラインドなどの不用になった素材からつくられています。中央にはアップサイクル商品が生まれるきっかけとなったカラフルなスリッパ、その名も「チグハグ・ファッション・スリッパ」を展示。素材の状態から完成品まで、製造のプロセスの順を追って展示しています。


「the nanugi 分かち合いのデザイン展」はデザイン・クリエイティブセンター神戸2FギャラリーCにて3/5(日)まで開催しています。ぜひお越しください。


「the nanugi 分かち合いのデザイン展」開催概要はこちら

2017年2月12日(日)

東京の「アーツ千代田3331」で開催した「LIFE IS CREATIVE展」の最終日、神戸で活躍中のパンじぃが会場内で手作りパンのふるまいを行いました。展覧会に来場された方に、バレンタインを意識した、ほろ苦いチョコレートを練り込んだハート形のグリッシーニ、パンじぃの定番となった2種類のチーズの入ったプティフロマージュの2つのパンをドリンクとセットで提供しました。


2015年の神戸で開催した、「LIFE IS CREATIVE展」で結成された初代パンじぃ6名は、前日から東京入りし、パンの仕込みを行いました。この日のために、前回もご指導いただいた、神戸・北野にある人気ベーカリー「サ・マーシュ」の西川功晃シェフに新メニュー(じゃがいもパンのグリッシーニ)のつくり方を教えていただき、自主練習を行ったのち、この日を迎えました。


前日にはじゃがいもを蒸し、チョコレートのペーストづくり、材料の計量を行いました。当日は4回に分けて約80セットのパンを焼きました。各自の特訓の成果もあり、作業もとてもスムーズに進めることができました。
オープン直後からお客さんがたくさん来られ、みんなパンのおいしさに驚かれていました。
「このパンはどうやって作ったんですか?」「パンづくりはいつ頃からはじめたのですか?」「パンじぃになった理由は?」など、お客さんたちは興味深々、たくさんの交流が生まれました。


神戸から離れた会場で、初めてパンをつくる機会となり、パンじぃたちはさらに自信をつけたようです。次回は3月4日にKIITOで開催する「オープンKIITO」で再びパンを焼きます。今後ともパンじぃの活躍をお楽しみに。

ライフ イズ クリエイティブ カフェ ~神戸パンじぃ、東京へ行く~|開催概要
男・本気のパン教室(2015年)|開催概要

support-logo_2

ページの先頭へ戻る