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2013/6/29

イベントレポート

+クリエイティブワークショップ「建築とコンタクト ~ダンスで巡るKIITOの旅~」第3・4回レポート

2013年6月23日(日)

第3回|13:00~15:00|コンタクトワークショップ
第2回目のコンタクトのワークショップでも、まず初めに、参加者でサークルになり、隣の人の足をマッサージしながら自己紹介を行いました。
第1回目のコンタクトワークショップで実践した基礎を振り返りながら、今回のワークでは、パートナーに重心を預け、指先から手を押し合ってみました。ある点で、力の拮抗でバランスが成り立ちます。これを「カウンターバランス」と呼び、手だけでなく背中と背中など、身体の様々な部分でも成り立ちます。カウンターバランスが成り立つ状態で、立ったり座ったりなど様々な動作をパートナーと実践しました。
このワークで重要なのは相手との接点である「コンタクトポイント」をきちんと押すことです。パートナーと移動しながら、別のパートナーと出会い、入れ替わってみたり、上、下、様々な位置でコンタクトポイントを体感してみたりしました。
最後に、KIITOホールの柱や壁を使い、カウンターバランスやロールを試してみました。壁に対してバランスを活かし、働きかけてみます。このワークで学んだことを、第4回ではKIITOの様々な空間でのワークで実践します。

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第4回|15:30~17:30|空間とダンス
第2回のロケーションハンティングで見つけたKIITOの空間で、コンタクト・インプロヴィゼーションのワークを実践しました。
まず、カフェでピクチャーのワークを行いました。4人が空間に入った後で、各自がもう1モーション動いてみます。4人いることを感じながら、絵をつくり、変化させる。各自が関係性を意識することで、それぞれの動きが有機的になります。
この有機的な動きが「ダンスの種」です。
空間にあるものを身体の部分でなぞる、ふれる、スライドする、構造を利用してカウンターバランスを取ることで、空間やものの使い方が豊かになります。また、直接触れなくても、視線を向ける、見渡す、届こうとするなどの意識の連続が物語を紡ぎだします。
これらの動きのなかで、何か引っかかりを感じる、強さのある動きをモチーフとして拡大して行くと、それが作品になるとのことです。
このことを意識して、北玄関への通路、北玄関、ライブラリ、101(和室)の各場所でワークを行いました。
自分の身体、ひと、そして空間とコミュニケーションをとることで、新しい身体の使い方や空間との有機的なつながりを生み出す、コンタクト・インプロヴィゼーションとダンスの無限の可能性を感じたワークショップでした。

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次回のワークショップは、7月6日(土)です。
+クリエイティブワークショップ「建築とコンタクト ~ダンスで巡るKIITOの旅~」
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【お知らせ】ショーイング「ダンスで巡るKIITOの旅」鑑賞ツアー
KIITOの館内を舞台に、「ダンスで巡るKIITOの旅」ワークショップ参加者とMonochrome Circusがパフォーマンスを展開します。
館内随所に出没するパフォーマーに誘われて巡るKIITOの旅。ツアー終了後には出演者、鑑賞者を交えてのアフター・トークを開催します。
概要・参加申し込みはこちら