ユメミセ紹介/7班 プチフワパン屋3

ちびっこうべ2016でオープンしたユメミセを、1店舗ずつ紹介していきます。
(ユメミセプログラムについてはこちら

7班の「プチフワパン屋3(ぷちふわぱんやさん)」のメニューは、三種のコッペパンサンド。同じ形のコッペパンですが、挟む具材は違い、旬の野菜を使ったベジタブルパン、りんごとスウィートポテトのパン、ボリューム満点のお肉のハンバーガーなど、個性豊かな品揃えです。 シェフチームの子どもたちは、コッペパンの作り方と、中に入れる具材づくりの両方を学びました。作るものの種類が多いので、覚えることは一番多い班だったかもしれません。

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7班がお店で大事にすることは、「笑顔・明るい・みんなが入りたくなる」そして「また来たくなる」です。
このテーマをもとに、デザイナーチームで考えたお店のマークは、三種類のパンのキャラクターが、にっこり明るい笑顔をしているマーク。なんだか思わず仲間に入りたくなってしまいます。より親しみを持ってもらうため、キャラクターには、野菜パンの「ベジじぃ」と、お肉がジューシーなバーガーの「バガお」、スウィートポテトの「ポテすけ」と名前を付けました。

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建築家チームが考えたお店は、ふわふわと大きなコッペパンの外枠に、野菜やリンゴの飾りをつけたデザイン。お店の建物自体が、メニューの宣伝になるようなお店づくりをしました。半円のカウンターや小さなドア、パンやりんごの形をしたイスなど、細かなところまでこだわりを感じます。

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まちオープン当日のシェフチームは、コッペパンに包丁を入れ、具材を挟んでいきます。ハンバーグを温めたり、リンゴを切ったりと大忙し。注文内容と間違わないよう、丁寧かつ手早く調理を進めます。

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販売スタッフたちは、実際のパンを見本として店頭に展示するアイデアを実行。あまりにも美味しそうなので、「食べちゃだめ」のメモも忘れずに貼りました。また、販売スタッフはキャラクターのブローチを胸につけて店頭に立ち、お店の雰囲気を盛り上げます。店長は「店長」と大きく書かれた特別なブローチをつけて、責任を持って働きました。

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当日のパンは、班の意向で、班の中でも人気第1位だった「バガお」が2キート、次いで人気の「ポテすけ」も2キート、人気第3位の「ベジじぃ」が1キートで販売されました。はじめは「ベジじぃは売れ残っちゃうんじゃないかなぁ~」と、店員たちは不安げな様子でしたが、その分「ベジじぃ」の宣伝を一生懸命した結果、無事に毎日全種即完売をしていました。

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7班「プチフワパン屋3」担当クリエイター
シェフ:米山 まゆみ/トースター
建築家:西山 広志+奥平 桂子/NO ARCHITECTS
デザイナー:峠田 充謙/設計峠[design tôge]

撮影:中村寛史、森本奈津美、片山俊樹、衣笠名津美、辻本しんこ