ちびっこうべ2016でオープンしたユメミセを、1店舗ずつ紹介していきます。
(ユメミセプログラムについてはこちら)
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班の「ハッピー4クローバー」のメニューはベトナム料理のフォー。たくさんのスパイスを使ったスープは、5時間も煮込んでつくられています。
子どもたちは、「にぎやか、元気、ハッピー!」をテーマに、お客さんはもちろん、お店で働く自分たちもハッピーになれるようにとお店づくりをしました。お店のマークは、一目でなに屋さんかわかるように、お椀から出た麺の様子のイメージです。
お店は、ベトナム料理のお店らしさを出すために素材に竹を選んでいます。店内は、竹でつくったベトナムの国旗を飾ったり、床に明るい緑の四葉のクローバーを散りばめたり、カラフルな笠をお店の天井からさげたりと、とってもにぎやか!
お店づくりの目玉は、看板の特大フォー。お店の裏側についているレバーを引くと、お箸でつかんだ白い麺が上下するのです。お店のすみずみまで、お客さんを元気にするハッピーな要素がいっぱいです。
当日の宣伝チームは、ノンラーというベトナムの伝統的な笠をイメージした帽子をかぶり、竹を使った旗を持って、お店を宣伝しました。見たことのない独特な装いに惹かれて、お店を訪れるお客さんも多かったよう。
料理の盛りつけも、ニンジンや大根をクローバーの葉のかたちに型取りしたり、鶏肉をクローバーの葉のように4枚並べたりと、子供たちのアイデアが光ります。レモンやニンニク酢などのトッピングを、お客さんのお好みでしてもらうのも、子どもたちのお客さんへの気づかいの気持ちから生まれた仕組みです。
麺はタイマーで時間を計ってゆでなくてはなりませんが、シェフチームとして料理をつくり続けてきた子どもたちは、もう手慣れたもの。お箸で麺をつかんだときの感触で、タイミングを計る達人も出るまでになっていました。
2班「ハッピー4クローバー」担当クリエイター
シェフ:古賀 智晶/コムコカ
建築家:中田 昌邦/ナカタマサクニ デザインオフィス
デザイナー:中野 真希
撮影:森本奈津美、衣笠名津美、辻本しんこ