ちびっこうべ3班のシェフワークショップを開催しました。このチームの講師は新神戸駅近くにある「トースター」というカフェの店主の米山まゆみさんとパン屋さんの「PAIMDUCE」の米山雅彦さんです。メニューは「コッペパンサンド(3種類)」です。
今日はパン作りを学びました。米山雅彦さんが北海道の農家さんから小麦の穂を送っていただき、みんなで麦の穂を観察しました。頭な部分の粒の皮をめくると茶色の実が出てきます。さらに皮をむくと白くなっています。これを粉にしたのが小麦粉です。麦の穂1本から約1gの小麦粉が取れるそうです。今日は120gの小麦粉を使うので、麦の穂が120本も必要になります。
小麦粉に洗双糖、塩、イースト、卵、牛乳、バターを入れて生地をつくります。はじめはべちょべちょですが、だんだんとまとまってきます。生地がまとまったらボウルからテーブルに出し、こすりつけるように捏ねていきます。押しては引いてを繰り返します。とても大変ですが、だんだん生地がつながってきました。さらに頑張って捏ねていくとだんだんツヤが出てきました。もうひと頑張りです。キレイにまとまった生地をボウルに戻し、約30分の発酵をとります。その間に休憩です。
あっという間に休憩も終わり、次に生地を丸めます。左手の手のひらに生地をのせ、右手で生地を覆うようにかぶせ、クルクルと丸めていきます。なかなか難しいです。米山さんは数秒でキレイなまるになり、手品のようです。まるめ終わったらさらに20分発酵を取ります。
発酵が終わったら、コッペパンの形に成形し、最後の発酵を約40分取ります。焼く前に生地にハサミで切り込みを入れます。中の空気が破裂しないようにするためです。いよいよ自分が作った生地をオーブンに入れます。オーブンに入れるとだんだん膨らみ、焼き色が付いてきました。
焼きあがったパンはまだ熱いので、少し冷ます間に、挟む野菜の準備をします。オクラ、パプリカ、カボチャ、ブロッコリーを茹でたり、オーブンで焼いたりしておきます。準備ができたら、カボチャの上にそれぞれの野菜をのせ、チーズをかけて、オーブンで焼きます。チーズが溶けたらOK。取り出して、斜めに切り込みを入れたコッペパンに挟み完成です。
早速を試食をしました。オクラが苦手な子もいましたが、とても美味しかったようです。次回は他2種類(あんバター、フルーツ)のメニューを学びます。
Photo:坂下丈太郎