ユメミセ 全体ワークショップ 1回目 レポート

2016年8月6日(土) 「どんなお店にしたいかと店名を考えよう!」

10月の「ちびっこうべ2016」夢のまちオープンに向けて、ユメミセプログラムに参加するシェフ、建築家、デザイナーチームの子どもたち約230人が集まる、全体ワークショップ1回目を開催しました。

各チームのクリエイターやサポーターあわせて約100人も参加してくださり、会場は活気に満ち満ちた空気につつまれました。

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まずは、永田副センター長から、今年のちびっこうべの説明とユメミセのワークショップを体験する上で大切な事を、2012年の開催を機に策定した「ちびっこうべ憲章」をもとに説明。

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10月の夢のまちオープンまでに、全体ワークショップは全部で3回開催します。シェフ・建築家・デザイナーそれぞれのチームに分かれてひとつのお店をつくりあげるため、同じお店をつくる子どもたちが、それぞれのお店で大事にしたいことなどを話し合い、どのように進めていくのかを班内で確認し、共有していきます。

その1回目となる今回のワークショップでは、メンバー同士で仲良くなること、そして、お店で大事にしたいこと(コンセプト)と店名を決めることがゴールになります。

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そして、ワークショップに入る前に、はじめて顔をあわせ緊張気味の子どもたちのために簡単なゲームを。全員に立ってもらった後に、背の順で席の並び替えを開始!

3位までは、ちびっこうべステッカーがもらえるとあって、子どもたちはお互いの身長を確認しあいながら席を並び替え、座った班からみんなで手をあげてもらいます。 予想以上に白熱した席替えを経て、緊張がほぐれた状態で自己紹介を行いました。

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そして次に、いよいよみんなが気になっている、それぞれのお店で提供するメニューの発表です。

豚まんやパンケーキなどおなじみのメニューから、フォー(米粉の麺を使ったベトナム料理)や揚げピザ(中に具を詰めて揚げたピザ)、アシパルマンチェ(ハンバーグの上にマッシュポテトが乗ったフランス料理)など、いろいろな国の料理が発表されました。

大きな画面に登場するメニューの中には、はじめて目にするメニューもあり、子どもたちは目を丸くしながら、自分たちのお店の料理を知って、やる気満々といった様子でした。

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メニュー発表の後は、今回から新しく追加したプログラム、それぞれのお店が提供するメニューの試食です。シェフにあらかじめ用意してもらった、合計300食分以上にもなる試食を、班ごとに実際に食べてみてます。

すでにシェフのお店に行ってワークショップがはじまっているシェフチームの子どもたちからは、シェフから学んだ、その料理に使われている素材や生産者の想いについての説明、作り方などの説明がありました。

試食をして、ただ「おいしい」だけではなくどのようにおいしいか、どんな食感がするか、どんな匂いがするかなどを班内で共有しました。

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次に、試食してみて、その料理をだれに食べて欲しいか、料理を食べてどんな気持ちになって欲しいかなどのキーワードを出し合い、自分たちのユメミセをどんなお店にしたいか(=コンセプト)について話し合いました。

班によって、みんなで付せんや模造紙を使って意見を出し合う班や、シェフ・建築家・デザイナーそれぞれのチームに一度分かれて話し合ってから意見をまとめる班など、それぞれの班のクリエイター主導のもと、さまざまな進め方で議論が行われました。

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すこし疲れてきたところで一度休憩をはさんで、2回目の席替え。今度の席替えは誕生日順です。お互いの誕生日を聞き出して、順番に並んでから着席しました。どの班ももう慣れたもので、手際よく誕生日を確認し合い、僅差での勝負に。会場の空気は一気に盛り上がりました。

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そしてここで、子どもたちと一緒に来てくれた保護者の方は、一度退席。希望する方のみ別の部屋に移って、永田副センター長からの保護者説明会「大人のちびっこうべ」を行います。

ここでは、子どもたちが体験するちびっこうべとはどういうプログラムなのか、保護者の方たちがちびっこうべに関わるにはどういう方法があるのか、などについての説明を行いました。

用意した席が足りなくなるほどの方にご参加いただき、「ちびっこうべのことをよく知れてよかった」「家に帰ってからも子どもとちびっこうべで何があったのか話し合ってみる!」といった声をいただきました!

また、会場横では、前回のちびっこうべ2014の報告展示も。お父さんお母さんやまだちびっこうべに参加できない年齢のお子さんも楽しそうに、見てくれていました。

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そして、子どもたちの方は、環境が変わってリフレッシュした状態で、自分たちで意見を出し合ったお店で大事にしたいことに順番をつけていきます。

それができた班から、次は店名を決めていきます。コンセプトを決める段階で出てきたキーワードや、提供するメニューの国名などを組み合わせたりまとめたりして、これからそれぞれの班で掲げることになる店名を決めました。

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店名が決まったら、みんなにお披露目です!自分たちでつくった模造紙を持ちながら、これから大事にしていくコンセプトと店名を発表しました。短い時間ながら、発表の方法もそれぞれ工夫をこらしながら、15のユメミセの個性的なコンセプトと店名が出揃いました。

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発表が終わったあとは、くじ引きでお店の配置を決定。夢のまちオープン当日は、15店舗のお店が並びます。それぞれのお店の配置が決まって、それぞれの場所にふさわしいお店をこれからつくっていきます。

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最後に、永田副センター長から、子どもたちに対して、「お店の名前とは自分たちで育てていくもの。自分たちが考えて名付けた店名をしっかりと大事に育てていって欲しい。」というエールが送られました。

その後、その日の様子を撮影した映像のまとめをみんなで見ながらワークショップの振り返りをして、集合写真を撮って、ワークショップ終了となりました。

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これからそれぞれの職業のチームに分かれてワークショップを進めていきます。
がんばっていいお店をつくりましょう!!


撮影:坂下丈太郎
映像:神戸芸術工科大学 曽和研究室


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