建築家チームワークショップ3回目では、いよいよお店を建てていきます。
前回までのワークショップで考えた図面と模型を実際のお店として形にしていきます。
(KIITOホールの床面には汚れてもいいようにしっかりブルーシートで養生…スタッフ後日筋肉痛に。)
インパクトドライバーなど初めて触る工具の使い方や木材の組み立て方など、建築家の方から丁寧に教えていただきました。
建築家と一言にいっても、設計をされている方から家具職人の方、宮大工をされている方まで、専門とされていることはさまざま。
大きなものを建てていくためケガや事故のないようにサポーターのみなさんにもご協力いただきながたワークショップをすすめました。
各班の様子
1班は「パスタストーリア(リガトーニのアマトリーチェ風)」
お店の壁を作っています。イタリアのアマトリーチェという村が発祥のパスタらしく、その街にある時計塔や街並みをイメージしたお店になるそうです。
2班は「ハッピー☆ブラウン(あげドーナッツ)」
小さな模型をみながらみんなで建物のイメージを膨らませいきます。短長木材がたくさん並んでいます。
3班は「パクパクコロコロコッペパン(3種のコッペパンサンド)」
模型作りで使っていストローの屋根の案が採用され、ポップなデザイン。カラフルなスズランテープをみんなで巻いて壁にしています。
4班は「とりつくね亭(鶏つくねの照り焼き丼)」
店内の椅子を発泡スチロールから丁寧に切り出しています。お店は「和」をモチーフに竹のテーブルなどが設えられる予定。
5班は「はらぺこたちよっといで(豚まん)」
巨大蒸篭(せいろ)型のお店が登場するかも!?インパクトドライバーの使い方を教わった子どもたちは、どんどん作業を進めています。
6班は「クロかぼカフェ(栗マロンかぼちゃのクロワッサンベーグルサンド)」
お店のイメージは栗×かぼちゃ!内装の壁を塗る作業や外装の窓づくりなど細部までこだわって作っている様子でした。同時にデザイナーチームが作った看板の大きさもチェック。
7班は「スウハと15人のきょうだい(クレープ)」
敷地の形が家(ハウス)をさかさまにした形(ホームベース型の5角形)という発想から生まれた「スウハ」とい名前。お店の壁も5角形をさかさまにしたつくりになるそうです。
8班は「にこにこまんぷくサンドバインミー(バインミー)
バインミー発祥のベトナムの国旗の星をあしらったデザイン。たくさんの星がアーチ状に組まれていきます。
9班は「ふたごの宝石スイーツボンボローニ(ボンボローニ)」
ボンボローニという小さな丸い形のスイーツのお店は、木組みで作っていく様子。接続部分の切り出し方、ノミの使い方など丁寧に学んでいました。
(ちびっこ2人が建築家の菅野さんの真似をして耳にえんぴつ挟んでいるところがかわいすぎる)
10班は「コンキリエヴェスヴィオ(ラグージェノベーゼパスタ)
ヴェスヴィオという渦巻がたの珍しいパスタはイタリア・カンパニア州にあるヴェスヴィオ火山をイメージしたパスタだそうです。お店も火山と街の歴史建造物をモチーフにしたデザインになります。
とにかく発泡スチロールを削っているので、みんな発泡スチロールまみれ…。
各班みんなで力を合わせて夢の店を作っていますね!
実際に手を使って、たくさんのことを学んでいく姿がありました。
次回も引き続きお店作りを行います。
写真:坂下丈太郎