ユメミセ 建築家ワークショップ 2回目 レポート

2016年8月27日(土)「ユメミセの模型をつくろう」

1回目のワークショップから束の間、1週間のみじかい期間を隔てて、建築家ワークショップ2回目を開催しました。

今回のワークショップのゴールは、前回の8月20日の建築家ワークショップ1回目にそれぞれの班で描いた図面をもとに、ユメミセの模型をつくることです。


今回の準備運動は「人間知恵の輪」。まず、班のみんなで輪になって、右手同士をとなりの人以外の人とつなぎます。次は、左手同士をとなりの人以外、右手をつないでいる人以外の人とつないで準備完了。よーいどんで、手をつないだままひとつの円になるようにほどいていきます。
前回のワークショップの自己紹介で、班のみんなの名前を覚えたので、名前を呼びあいながら、腕の下をくぐったり、上をまたいだり、くるっと体をまわしたりして、人間知恵の輪をほどいていきました。



さっそく作業に入ります。まずは、前回のワークショップではかった自分の身体の長さをもとに、自分の1/10サイズの人形模型をつくります。
顔の長さや股下の長さも再度しっかり確認しながら、自分の人形をつくりました。



つくった人形は、ちびっこうべの会場の1/10サイズの模型に並べてみました。
同じ縮尺の模型なので、会場の広さや、人がたくさんいる状況を感じながら、これからつくるユメミセの模型をイメージしました。


一方そのころ、子どもたちが作業する会場のうしろで、大人たちも「パパママワークショップ」を行いました。
この日、建築家チームのお父さんお母さんたちは、子どもたちが人形を並べてみた1/10サイズの会場模型に、ユメミセ以外の造形物、会場にある柱や壁、ユメミセ以外の仕事のブースなどを制作します。
果たして、子どもたちのユメミセ模型完成までに、会場模型はできあがるのでしょうか!?



子どもたちはいよいよユメミセ模型の制作にとりかかります。
模型製作用に事務局が用意したいろんな材料を前に、前回考えた図面をどのように形にするか、想像をふくらませながらつくっていきます。


もちろん、作業の進め方は班によってさまざま。
ある班はユメミセの中に置くカウンターの形から考えたり、全体の形や色、素材から考える班もありました。
会場模型を見ながら、ユメミセの配置、まわりのユメミセとの関係を考慮しながら、形を考えたり、班のなかでいくつかのチームに分かれて、分担して形を考える班もありました。


またある班では、2チームに分かれてそれぞれで模型を製作、途中で模型を入れ替えてアイデアを盛り込んで、最後にアイデアをひとつに統合して作業を進めていました。



最後にそれぞれの班で模型を発表します。
会場模型には、パパママががんばってつくった柱や壁ができあがっていました!パパママありがとう!!


それぞれの班のユメミセの位置に、できあがったユメミセ模型を並べます。15店舗のユメミセ模型が立ち並ぶ光景は圧巻です!


それぞれの班の模型のうしろに並んで、班ごとに模型をつくって考えたことを発表します。
大きな豚まんが木でできたせいろの上に乗っかったユメミセや、1本の木をイメージしたユメミセ、色のついたフィルムを透過した光が店内を彩るユメミセなど、15通りのにぎやかな模型が完成しました。


その後、ワークショップのまとめ映像をみんなで鑑賞して1日を振り返って、集合写真を撮影して、この日のワークショップは終了となりました。

次回のワークショップは9月17日、2回目の全体ワークショップです。
シェフ、建築家、デザイナーそれぞれのチームで進めてきたワークショップの内容を共有して、班でひとつのユメミセをつくるための意見交換を行います。
その2日後、9月19日には3回目の建築家ワークショップが控えています。この日からはいよいよ会場に実際のユメミセを建てていきます!

撮影:中村寛史(Instagramを除く)
映像:神戸芸術工科大学 曽和研究室

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