ユメミセ紹介/3班 にこまん
ちびっこうべ2016でオープンしたユメミセを、1店舗ずつ紹介していきます。
(ユメミセプログラムについてはこちら)
3班の「にこまん」のメニューは、肉汁がジューシーなほかほかの豚まん。元町中華街の老舗の味です。
食べた人に、にこにこ笑顔になってもらうことと、心も体もあったまってもらいたいという気持ちを大切に、お店づくりをしました。
豚まんは、きっちり計った具の分量を生地に載せ、親指をうまく使いながらくるくると手早く美しく包まれたもの。シェフチームのワークショップでは、具がはみ出てしまったり、生地がやぶけてしまったりと苦労し、練習を重ねました。
建物は、豚まんを蒸す「せいろ」をイメージしたかたち。釘やビスを使わずに、子どもたちも作業がしやすい仕組みでつくられています。
そして、このチームの目玉はなんといってもちびっこうべ初の屋上展望台!
事前に班のメンバーで話し合い、「豚まんは提供のスピードが速いから、他のチームより早く売り切れてしまう。」「売り切れた後にも、お店で楽しんでもらう仕組みを考えよう!」という意見が出たため、屋上展望台に上がることで1回1キート、という今回のアイデアが生まれたそうです。
予想は的中し、豚まんが売り切れてしまったあとも、屋上展望台を目当てに子どもたちの人だかりができていました。
また、当日のスタッフたちは真っ赤な衣装を着て宣伝。男の子はチャイナ服、女の子はチャイナドレスです。この衣装も、子どもたちがつくったもの。花の髪飾りもつけた可愛いスタッフの姿に、お客さんから憧れのまなざしを向けられていました。デザイナーチームが考えた、お店のキャラクターを生かした大きなかぶり物も大人気。お客さんの目をひくのが上手な班でした。
「商品を渡す時はきちんと両手で!」とスタッフで声を掛け合ったりと、気づかいとチームワークが光っていた「にこまん」班。
お客さんたちの心をみごとにつかみ、最終日の「ユメミセコンテスト」では、建築部門第1位でした!おめでとう!
3班「にこまん」担当クリエイター
シェフ:曹 祐仁/老祥記
建築家:菅野 勝友/きつねもり
デザイナー:微花(石躍 凌摩・西田 有輝)
撮影:坂下丈太郎、中村寛史、森本奈津美、片山俊樹、辻本しんこ