ユメミセ紹介/6班 山のデニッシュベーカリー

ちびっこうべ2016でオープンしたユメミセを、1店舗ずつ紹介していきます。
(ユメミセプログラムについてはこちら

6班の「山のデニッシュベーカリー」のメニューは、山型のデニッシュパン。中には、ミルクティー味のあんで包まれた栗が丸ごと入っています。上に乗ったもみじ型のクッキーが秋らしい雰囲気で、味覚も見た目も、10月にまちがオープンするちびっこうべのまちにぴったりです。

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中の具材がはみ出ないように包むのが難しく、シェフから「これができたら一人前だ!」と言われたシェフチームの子どもたちは、手の平全体を使って一生懸命練習しました。

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6班は、デニッシュパンの甘い香りやおいしさが、お店に来たお客さんに一目で伝わるように、お店もロゴも「山」を連想させるようなデザインを考えました。また、緑だけでなく、赤や黄色、茶色を使うことで、季節感を感じてもらえるように工夫しました。

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お店のマークは、「山」の文字を木の板でツギハギしたようなデザイン。手作りの暖かさを感じられるように、わざと少しゆがませているのがポイントです。文字の上には、もみじの葉っぱを散りばめて、秋らしい雰囲気を演出しています。

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建物も、布を素材にした優しい雰囲気の山型で、パンと同じ円形のお店にしました。ここでも、布は赤や黄色、茶色を基調に、秋の山を連想させるような雰囲気で、お店全体のコンセプトに統一感が感じられます。 パンをディスプレイするカウンターの上は、商品のパンだけではなく、クッキーをパンに添えて散りばめたり、シロップが塗られてツヤツヤとしたパンの表面を、暖かな色の照明で照らしたりと、お客さんの食欲を刺激する工夫がたくさんされていました。

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チラシの裏面がポイントカードになっていたり、パンをトレーに載せて移動販売をしたり、パンが売り切れてしまったらクッキーを販売したり…と、お店の仕組みを入念に準備していた、チームワークの良いお店でした。

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6班「山のデニッシュベーカリー」担当クリエイター
シェフ:壷井 豪/株式会社ケルン
建築家:阿曽 芙実/阿曽芙実建築設計事務所
デザイナー:黄 武驥/bk.works

撮影:中村寛史、森本奈津美、片山俊樹、衣笠名津美、辻本しんこ