8月4日(土)、デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)1FのKIITOホールにて、「ちびっこうべ2018」ユメミセ全体ワークショップの第1回を開催しました。
記録的な猛暑が続くなか、この日も外はカンカン照り。それでも参加者の子どもたちは元気いっぱいで、受付を済ませるとわくわく、ちょっぴりそわそわした様子でまずは自分の名札を作ります。 みんなが席についたら、いよいよ全体ワークショップがスタート!最初に、「ちびっこうべとは」というお話を聞きます。今年は、195人の子どもたちが13店舗の食べ物屋さん「ユメミセ」に分かれて、シェフ・建築家・デザイナーチームそれぞれの役割をこなしながら力を合わせてお店づくりをしていきます。そして、この日の目標が発表されました。 ◎お店のメンバーと仲良くなろう! ◎どんなお店にしたいか考えよう! ◎お店の名前を考えよう!
学校も年も違う15人の子どもたちは、まだ少し緊張気味です。 そこでまずはアイスブレイク!みんな起立して、席替えが始まります。背の順に並んで!と掛け声がかかると、隣どうしで背を比べながら班の隊形が変わっていきます。気のせいか、少し緊張もほぐれたみたい。お互いの自己紹介をして、早くも目標のひとつがクリアできそう?
そんな中、各班のテーブルには数字が書かれた何やら平べったい板が登場。実はこれ、今回のちびっこうべの新しい取り組みである「敷地」を示すもの。ちびっこうべ2018では、13店舗のユメミセそれぞれに敷地が割り当てられていて、その中にお店を作っていくのです。
ホールの真ん中に集合すると、そこには大きな図面が!会場構成でご協力いただいている、株式会社ティーハウス建築設計事務所の槻橋修さんのお話を聞きながら、子どもたちは興味津々でホールを10分の1サイズにした図面をのぞきこみます。建築家チームのみんながこれからつくる模型はこの上に建つ予定。イメージできるかな? お店が建つ場所を確認できたところで、いよいよ各ユメミセのメニュー発表と試食タイム!カレー牛丼にコッペパンサンド、ピッツァに豚まん…中には「バインセオ」「ヴェリーヌ」など、あまり聞いたことのないメニュー名も。子どもたちは、ここで初めて自分たちがつくるお店の主役となる食べものとご対面です。
でもすぐには食べないで! これからお店の名前を考えるため、まずは食べものをよーく観察します。どんな色?どんな形?においはする?どんなにおい…?じっくり、じっくり観察して…
じっ…
じーーっ…
じーーーーーーっくり…
思う存分観察したら、今度は食べて味わいます。どんな味がする?食感はどうだろう?
そしてすぐさまアイデア出しにうつります。いま感じたことをメモして、メモして、ほかの意見とかぶってもいいからとにかく書き出します。フセンに書いて貼っていくブレインストーミングという方法、子どもたちはあまり慣れていないにもかかわらずどんどんキーワードが出てきます。いつの間にか、各班に設置された壁にはたくさんのフセンが。模造紙も最初の一枚じゃ足りません。
みんなの意見をまとめて…準備も大詰め!
さあ、発表の時間がやってきました。順番にマイクを回して、それぞれの班が自分たちのユメミセの店名を発表していきます。よく観察しただけあって、なるほど!というネーミングがたくさん生まれました。 ここで、ユメミセ全13班の店名とメニューを一挙公開!
1班「新カレフル牛丼屋」 カレー牛丼 2班「みんなといっしょにとりじゃが8939」 チキンカツ、フライドポテト 3班「カラフルYummyつきコッペちゃんー三つの味がたのしめますー」 コッペパンサンド 4班「Happy time」 オムレット 5班「もちもちハッピッツァ」 ナポリピッツァ 6班「スマイリーチェ」 アマトリチャーナ 7班「エッフェルクレープ」 クレープのアイスクリーム巻き 8班「ベトナムのお好み焼きバインセオ」 バインセオ 9班「春ま木映画館ザ・ボソロ」 春巻スティック 10班「クローケットだけど…」 アイスコロッケ 11班「ファーストラブ」 ヴェリーヌ 12班「小人のパン屋さん」 まんまるサンド(オレンジ/カレー) 13班「104BUTAMAN」 豚まん
最後に、今日の振り返り映像をみんなで見て、集合写真を撮影して、この日のワークショップは終了。いよいよ始まるユメミセワークショップ、これからどんなお店ができあがっていくのか楽しみですね!
撮影:坂下丈太郎 映像:神戸芸術工科大学 曽和研究室
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