9月10日(土)、ちびっこうべ全体ワークショップ②を開催しました。
夏休みの期間にシェフチームはお店で料理のことを学び、建築家チームは自分たちのお店の模型や図面を、デザイナーチームはお店のロゴマークを考えてつくりました。今回、全体ワークショップ②で再び班全員が集まって、チームごとの進捗共有や意見交換を行い、お店を建てていく・当日にお店を運営する準備を行います。
会場には8月6日ぶりに150人の子どもが集まります。
各チームの進捗共有に先駆けて、大丸神戸店さんから接客研修からワークショップがスタートします。
それぞれのチームに分かれてお店の準備をする子どもたちは、10月のまちオープンではそのお店で働く定員さんになります。お店に来たお客さんに「おいしかった!」「たのしかった!」と満足してもらうために、接客の心得を学びます。
お辞儀や挨拶の仕方、マスクをしていても伝わる心地いい接客の仕方について教わり、チームで実践していきます。
接客研修が終わった後は、チームでの進捗共有です。
「シェフからこんなアドバイスをもらったよ!」「料理をここで受け取って、ここは食べれる場所にしたよ!」「○○といった気持ちをマークで表現しました!」といったように大切にしていることや学んできたことを、これまで描いたスケッチや模型を見せながらチームに共有します。
チームでの共有が終わると、実際にお店を建てていくための準備にはいります。
「看板は建物のどこにつけるといいだろう?」「料理を受け取る場所はどこにしよう?」「メニュー表をつくる?」などお店を建てて、そのお店を運営するところまでを考えてチームで話し合いを進めます。
いよいよワークショップも終盤戦。
お店の運営には欠かせない、売値とお店の店長・副店長を決めていきます。
お店を運営するための運営費や食材の材料費なども料理を売ったお金(夢のまちではキートという専用通貨が流通しています)から差し引きされます。「給料高くしたいけど、価格をあげると売れなくなるしなぁ…。」「5キートに設定しても売れると思う!おいしいから!」と子どもたちも意見を出しながら値段を決めていきます。
店長・副店長はお店の売り上げをまとめたり、チームの子に給料を渡す大切な役割です。
「店長をやりたい人!」チームを担当するクリエイターさんが声をかけると一斉に手があがります。みんなで話合いをしながらお店の店長と副店長、シェフチームからは料理のクオリティをチェックするキッチンリーダーを決めます。
最後に、お店のロゴマークを用いた缶バッチをもらってワークショップが終了です。
次回から、実際の製作に移っていきます。果たしてどんなユメミセが建ちあがってくるのか、楽しみです!
写真:坂下丈太郎