ABOUT ABOUT

デザイン・クリエイティブセンター神戸について

1927年に輸出生糸の品質検査を行う施設として、ゴシックを基調とした神戸市立生糸検査所(旧館)が建設されました。1932年には国に移管し、国立生糸検査所(新館)が東に建て増しされ、神戸港の生糸の輸出は、大正から昭和初期にかけて最盛期を迎えます。

近代日本の産業や文化を輸出するための重要な拠点だった生糸検査所は、その後役割を終えましたが、また新たに、一時代を築いたまちや文化を継承し、新しい価値を生み出す創造の場となります。

2008年に、神戸市がユネスコ創造都市ネットワークのデザイン都市に認定され、その創造の拠点として、デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)を2012年8月に開館しました。

KIITOは、デザインを人々の生活に採り入れ、より豊かに生きることを提案し、神戸だけでなく世界中をつなぐ、デザインの拠点となることを目指します。

神戸市の中心部三宮の海側に位置する地上4階建ての建物内では、デザインやアートにまつわるゼミ、レクチャー、展示、イベントを開催するほか、貸ホール、貸ギャラリー、貸会議室、クリエイティブラボ(オフィス入居)スペースなどがあります。

名 称 デザイン・クリエイティブセンター神戸
所在地 651-0082 神戸市中央区小野浜町1-4
構 造 旧館:鉄筋コンクリート造 新館:鉄筋鉄骨コンクリート造
敷地面積 8,601㎡
延床面積 旧館:3,489㎡ 新館:10,290㎡
施工年 旧館:1927年 新館:1932年

HISTORY

神戸市中央区の新港地区の旧神戸生糸検査所を改修し、ユネスコ創造都市ネットワーク「デザイン都市・神戸」の創造と交流の拠点として、2012年8月に開館しました。
この施設でかつて生糸の品質検査を行っていた歴史にちなみKIITO(きいと)という愛称で呼ばれています。

1895生糸検査所法が成立
1896農商務省神戸生糸検査所が神戸市栄町に設置
1899神戸市中山手通に移転
1901関西生糸市場の不振から神戸生糸検査所閉鎖
1921神戸商業会議所で生糸市場設置委員会開催
1923神戸港からアメリカ向け生糸を輸出/神戸で初の生糸取引
1924神戸市立生糸検査所 神戸税関監視部跡で業務開始、同年に元町4丁目に移転
1925日本絹業博覧会が神戸で開催
1927旧神戸市立生糸検査所(旧館)竣工。設計:清水栄二
(日本の生糸輸出がもっとも盛んな時期。およそ3割を神戸から輸出していた)
1931国営に移管、農林省神戸生糸検査所となる
1932旧国立生糸検査所(新館)竣工。設計:置塩章
19459月、山手国民学校内に移転、仮事務所で業務を行う。10月、GHQの接収を受ける1階は室内運動場や読書室、喫茶売店などの設備が整えられた。音楽、映画も楽しめた。室内運動場ではバスケットボール、バレーボール、テニス、ピンポンなどの設備があった
19466月、仮事務所から本庁舎に戻る
1950この年を境に、ナイロンほか合成繊維の出現により生糸の輸出が減少
1952全面接収解除
1974生糸検査所閉所(神戸農林規格検査所と統合)。生糸検査は続ける
(生糸相場続落。1万円の大台割れ。生糸の輸出がなくなる)
1980神戸生糸検査所閉所(生糸検査業務を農林規格検査所に吸収)
1991農林水産省消費技術センターに改称
1994神戸市の景観形成重要建築物の指定対象候補として選定される
2001建物は農林水産消費技術センターとして使用される
200711月、独法農林水産消費安全技術センター神戸センターの移転に伴い土地建物が売却方針と報道される
2008保存活用要望の運動が高まる
10月、神戸市がユネスコ創造都市ネットワークのデザイン都市に認定される
20092月、神戸市が建物のデザイン・クリエイティブセンターとしての活用可能性について調査を進めると発表。7月、神戸市が土地建物を購入
2010「クリエイティブスペース提供事業」によりさまざまな利用者が建物を活用
2011センターのオープンに向けた改修工事
20128月、デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)としてオープン

MESSAGE

今、私たちは文明史的なスケールで、大きな転換点に差しかかっている気がしてなりません。日本だけに限らず、世界中で次々と難問が発生し、その多くがこれまでの方法ではうまく解決できないような類いのものになってきています。私たちはこれまでの考え方、やり方そのものを見直して、勇気を持って、新たな未来を切り開いていかねばならないと思うのです。

かつて、ホログラフィーの発明者として知られる物理学者、デニス・ガボールは「未来を発明する!」と述べました。今必要なのは、まさにこうした創造的な姿勢ではないでしょうか?一部の専門家に任すのではなく、私たちひとりひとりが自分の生きる現場で創造性を発揮し、生きていく喜びとはなんなのかを自問して、自分や身の回りや社会が抱える問題に立ち向かっていく。そういう必要性を強く感じるのです。

デザイン・クリエイティブセンター神戸は、まさにそういう時代に、ここ神戸市に誕生しました。デザインという営為を創造的な問題解決そのものととらえる。そしてさまざまな人々の交流から生まれるアイデアや工夫を取り入れ、社会的な問題を解決していくことを「+クリエイティブ」と位置づけ、このコンセプトのもと、さまざまな活動を紡ぎだし、発信していく。そんな、創造性の交差点のような、開かれた拠点になることを目指しています。

センター長 芹沢高志

CONCEPT

みんなが
クリエイティブになる。
そんな時代の中心になる。

神戸で暮らす人や働く人。子どもや、若者や、大人たち。
そんなすべての人が集まり、話し、つぎつぎに何かを生みだしていく場所。
それがデザイン・クリエイティブセンター神戸です。
一部のアーティストやデザイナーだけでなく、
さまざまな人や世代が交流し、そこから生まれるアイデアや工夫で
新しい神戸をつくっていく。
その「実践」が積み重なれば、じぶんの街への愛着が増し、
街そのものにも個性が生まれ、やがては神戸の経済もより元気になっていく。
人がクリエイティブになること。街がクリエイティブになること。
この場所が、そのための中心地となること。
近い将来、日本や世界のまちづくりのお手本になるために、
神戸三宮の地で、かつてない試みが動き始めています。

ひと、まち、せかいの、センターになる。
デザイン・クリエイティブセンター神戸

キーワード

+クリエイティブ

+クリエイティブとはデザインの視点により、さまざまな人々の交流から生まれるアイデアや工夫を採り入れ、身の周りの社会的な問題を解決していく方法です。

ロゴマーク

「デザイン・クリエイティブセンター神戸」の実質は、そこに活動する人たちの中にある。
「ひと、まち、せかいの、センターになる」。それは、そこに集まった人が、より快適に、より自由に活動することによって実現するものだと思う。
したがって、そのロゴマークは、その場所を提供する側の「願望」をシンボライズしたものではなく、ここが創作活動の支援する場所であるという「態度」をあらわしたものであるべきだと考えた。

積み木のように、どのようにも組み合わせが可能で、誰かの創意が加わることで意味付けされていく。
そういった根源的な「エレメント」によって作られたロゴマークを私は考えた。

このロゴマークは20世紀的な「差別化」や「印象の操作」のための道具として考えたものではない。
デザイン、クリエイティブに対する「デザイン・クリエイティブセンター神戸」の知見を、ただ端的に形象化したものだ。見る人は、その造形ではなく、このようなロゴマークを採用する「態度」から、その精神を感じとる。それが、今回私が考えたデザインである。

ロゴデザイン:寄藤文平

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運営について

デザイン・クリエイティブセンター神戸(神戸市)指定管理者
iop都市文化創造研究所・ピースリーマネジメント・神戸商工貿易センター共同事業体