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2019/12/13

REPORT

【大人の洋裁教室3】講座A 和服を仕立て直す(トップス編) レポート

10月22日(火・祝)

テーマ別の5講座を10月から毎月開催する「大人の洋裁教室3」がスタートしました。

「大人の洋裁教室」は、洋裁技術やセンスを学び、日々の暮らしをもっと楽しむことを目標としたプログラムです。これまで、2016年と2017年におおむね50歳以上の女性を対象として着物をリメイクする教室を開催。制作したワンピースを着て地域のファッションショーへ出演したり、仕立て直したシャツを着た姿をポートレート写真に撮ってもらうといった活動をおこなってきました。参加者たちは「洋裁マダム」と呼ばれ、継続的にKIITOのイベントにブース出店をしていただいています。

講座A「着物を仕立て直す(トップス編)」では着物の洗い方やほどき方といった専門知識に加え、リメイクする際の柄合わせのポイント等を学ぶことができる内容で開催しました。講師を務めるのは、神戸芸術工科大学ファッションデザイン学科の教授・見寺貞子先生と笹﨑綾野先生、そしてフリーデザイナーの韓先林さんです。募集段階からたくさんのお問い合わせをいただき、高い倍率の中から当選した10名の方が参加しました。

  

まずは、見寺先生がテーマにしている「ユニバーサルデザイン」についてお話がありました。1973年の神戸市ファッション都市宣言からもうすぐ50年が経とうとしており、そのあいだには阪神淡路大震災などさまざまな出来事がありました。そんな中で、ファッションの世界にどのような多様性が生まれてきたのか、また、誰にでも使いやすい、誰にでも身近なユニバーサルデザインの考え方がどのような影響を及ぼしてきたのかを、見寺先生がおこなってきた取り組みや、KIITOでの大人の洋裁教室の活動を交えながらご紹介いただきました。

  

ファッションやデザインについての知見を広げたあとは、今回のタイトルにもある着物についての実演です。着物をほどいて洗い、アイロンをあてて生地として使うまでの流れを解説とともに教えていただきました。着物生地は繊細なため、ほどく際には注意が必要です。洗うときにも、こまめに水を変えるなど留意点はありますが特殊な薬品を使うわけではないので、ご家庭の洗い場を使えば可能です。みなさん、熱心に手元を覗き込んで観察していました。

  

最後は、リメイクするときの柄合わせのポイントです。先生方が持参したサンプルを見ながらの解説に加え、この日は参加者が家から持参した生地に対して講師陣からのアドバイスや参加者どうしの意見交換もおこなわれました。柄や色の関係、無地の生地でのアクセントのつけ方をはじめ、半袖のシャツに仕立てた場合でも長袖の服と合わせることでコーディネートの幅が広がるなど、さまざまなパターンのファッションに会場からは感嘆の声が上がります。その日初めて会ったはずなのに、参加者のみなさんはまるで以前からの知り合いのようにアドバイスをし合って会話を楽しみ、盛り上がっている様子でした。

  

  

次回のテーマは「お気に入りの洋服のリメイク」。着物に限らず、思い出の洋服やもう少し自分流にアレンジして着こなしたい服をリメイクする方法について考えます。

「大人の洋裁教室3」詳細はこちら