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2020/3/4

REPORT

11月24日(日)開催 グッドデザイン賞を知る 1.「グッドデザインの60年」レポート

グッドデザイン賞を知る 1.「グッドデザインの60年」
日時 11/24(日)14:00-15:30
講師 久慈達也(本展キュレーター/DML代表)

当展示のキュレーターも務めるDML代表の久慈達也さんに、「グッドデザインの60年」という題で、グッドデザイン賞の歴史についてお話いただきました。

これまでに45,000点以上が受賞している「グッドデザイン賞」。時代の変化にともない、選ばれる「グッドデザイン」にも異なる傾向が読み取れます。久慈さんは、11月初頭に東京で開催された「GOOD DESIGN EXHIBITION 2019」エントランス展示を手掛けられました。今回は、その内容を再構成し、約60年にわたる「社会とグッドデザインの変遷」についてお聞きすることができました。

                               

1957年創設の「グッドデザイン商品選定制度」を前身とするグッドデザイン賞。
久慈さんには、時代ごとに分けて。その特徴をお話いただきました。

生活の復興を目指していた戦後、技術が進歩し豊かになってきた1970-1980年代、情報通信が発達した1990年代、多様な価値観と双方向コミュニケーションを生んだ2000年代、そして社会の課題解決が注目されるようになる2010年以降。

それぞれの時代の特徴をうつしたものが、グッドデザイン賞を受賞しています。例えば、豊かさを象徴する1970年~80年代は、日本を代表する工業品が多く出てきた、と久慈さんは言います。「ウォークマン」や「写ルンです」などの日本独自のデザインがグッドデザインを受賞しています。

また、2018年度大賞の「おてらおやつクラブ」に代表されるように、考え方や取り組みまでもがデザインとして認識されるようになってきたことが大きな特徴である、と久慈さん。
このように、グッドデザイン賞の歴史をおっていくと、時代ごとの特徴が反映されていることがわかり、とても興味深くお話を聞くことができました。

                               

当時の商品など実物※の登場に、参加者も興味深そうに手に取って観察していました。
そして、お話のあとには、久慈さんによるギャラリーツアーもありました。今回のグッドデザイン神戸展のキュレーター自らのお話とあって、ちょっとしたエピソードなども面白く、トークイベントに参加していなかったお客さんも一緒になって聞き入っていました。
※日本デザイン振興会所蔵の現物資料をお借りしました。