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2020/3/6

REPORT

11月27日(水)開催 近くにあるデザイン 1. 「都市、デザイン、行政」レポート

近くにあるデザイン1.「都市、デザイン、行政」レポート(11月27日)
日時 11/27(水)19:00-20:30
講師 平野拓也(神戸市クリエイティブディレクター)

神戸市クリエイティブディレクターの平野拓也さんが登壇し、「都市、デザイン、行政」というテーマで、クリエイティブディレクターとして行政で関わった施策・取り組みを振り返りながら、これからの行政においてデザインが果たす役割についてお話いただきました。

                               

トークではまず、平野さんが考えるデザインのプロセスについて説明いただきました。そして、そのプロセスの中で特に重要となる「観察・情報収集」「分析」「整理」について、落花生の観察を通して体感するという時間もあり、参加者は悩みながらも「落花生を全く知らない人に落花生をどう伝えるか」について考えました。当たり前と思っている事も正確に認識できていないと感じた方も多かったかもしれません。

                               

後半には、クリエイティブディレクターが行政においてどのような役割を果たしているのか、平野さんがディレクションされた「ノーギョ・ギョギョ・ギョギョー ラボラトリーズ」や「新庁舎でのサイン設置計画」など実例をもとにお話いただきました。

「ノーギョ・ギョギョ・ギョギョー ラボラトリーズ」では、以前から農漁業者と学生がアイデアを出し合い新たな商品化を目指すプロジェクトが神戸市で行われていましたが、その枠組みにクリエイターも参画するよう平野さんが企画され、クリエイターへの呼びかけや企画・運営のディレクションも行いました。クリエイターに入ってもらうことで、多角的に課題整理・課題へのアプローチに取り組もうという狙いです。

また、「新庁舎でのサイン設置」では、担当職員・事業者を交えたワークショップを繰り返しながら、新庁舎に調和する分かりやいサイン設計に向けたディレクションを担いました。

これらの実例のように、クリエイティブディレクターの大きな役割のひとつは当事者では気付いていない行政の事業における課題を整理する部分です。ますます多様化する行政の役割に応えるうえでデザインの重要性、また、そのプロセスの積み重ねで市民や暮らし、文化が豊かになることを感じていただけたのではないでしょうか。