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2020/3/13

イベントレポート

12月7日(土)開催 グッドデザイン連続講座 5.「「共振する力」で人を動かすデザイン」レポート

グッドデザイン連続講座 5.「「共振する力」で人を動かすデザイン」
日時:12/7(土)14:00-15:30
講師:廣川玉枝(審査委員/ SOMARTAデザイナー)、本多達也(富士通Ontennaプロジェクトリーダー)、秋元淳(公益財団法人日本デザイン振興会)
進行:天宅正(神戸市クリエイティブディレクター)

審査委員でSOMARTAデザイナーの廣川玉枝さん、グッドデザイン金賞を受賞した「Ontenna」のプロジェクトリーダーである富士通デザイン株式会社の本多達也さん、日本デザイン振興会から秋元淳さんにご登壇いただき、「共振」をテーマにお話いただきました。

本多さんの軽妙なお話ぶりも相まって会場は始まってすぐに熱気に包まれました。

                               

本多さんからはまず、音を身体で感じるインターフェイス「Ontenna」について開発秘話を交えながら紹介いただきました。人間の身体や感覚を拡張する素晴らしいアイデアを実現されたこと、また卓球大会においてOntennaを用いることでろう者と健聴者が共に楽しむといった新たな体験のデザインにも力を注がれているというお話に多くの方が感銘を受けていました。

続いて廣川さんからは、無縫製ニットの手法を用いた「Skin」シリーズをはじめご自身が手掛けられた数々のプロジェクトについて紹介いただきました。先駆的な視点でファッションの可能性を切り拓かれてきた廣川さんから見た「Ontenna」の素晴らしさについても語っていただきました。「Ontenna」は、コンセプトを実現するために徹底的な試作プロセスを踏んで、その結果生まれた製品です。例えば、実際に使用した人の声を参考にして、痛みを感じないように丸みをもたせた形状になっています。ひとりひとりに寄り添ったデザインの大切さに気付いたと参加者からも感想が出ていました。

                               

実は、Ontennaは2016年にもグッドデザイン特別賞を受賞しているそうです。グッドデザイン賞を受賞したことによって、社内からの評価や見方も変わってきたと本多さんはおっしゃっていました。意外でしたが、2016年に受賞するまでは、よく分からないことをしている人たちと社内の中でも見られていたところがあったようです。優れたデザインを社会と「共有」し、次なる「創造」へ繋げていくというグッドデザイン賞が掲げる理念が体現されたお話だったように感じました。