NEWS NEWS

2013/2/7

イベントレポート

+クリエイティブゼミまちづくり編第2回レポート

2013年1月29日(火)

130129_001

2回目のゼミでは、高尾台の住民でまちづくり協議会のメンバーでもある2名の方にお越しいただき、住民としての意見や問題などをお話しいただきました。ゼミ生からはたくさんの質問があり、活発な意見交換が行われました。その後は、まちづくり協議会の方にも各班のグループミーティングに入っていただき、高尾台についていろいろと教えていただきました。

130129_002

Aチーム
メンバーのほとんどが実際に高尾台に行き、まちの「空気・雰囲気」を感じてきました。メンバーの数人は住民の方にお話しを聞くことができ、問題点も見えました。思っていたよりステキなところでした。よそから観光客などが来て賑やかになるという事でなく、「若い夫婦・家族が住み子供たちが増えていってほしい」ということをまちづくり協議会の方もお話ししており、今の住民と新しい住民が気軽にコミュニケーションを取れる「活気ある街」にしたいという思いも聞くことが出来ました。さらに、自然が豊か、車の交通量が少ない、不審者が来にくいなど、若い人にとっては通勤・通学・買い物の交通の便はほとんど問題がなさそうなので、子どもを育てる環境としては素晴らしい立地だと意見もメンバー内から出ました。

Bチーム
先週末、実際に高尾台を歩き調査を踏まえ2回目のミーティングを行いました。住民の方の要望の一つとして、子育て世代の若い人たちが移り住んでくる街というのが出されました。現状では若い人が移り住んでくるには、学校が遠い、街灯が少なく暗いなど課題が多いです。また若い人たちが住むためにはまず、高尾台を知ってもらう必要があります。さらにそのためには住民同士のコミュニケーションが欠かせません。そのためにまず、住民同士のコミュニケーションを深め、外部の人に高尾台を知ってもらい若い人を呼び込む、そして若い人が住みたくなる街にする。の三段階で街を活性化する必要があります。例えば、住民同士のコミュニケーションとしては、犬の散歩をする人同士で交流を深め、お互いをよく知る。外部の若い人を呼び込むには、自然環境を活かしたイベント、カフェ、スポーツなどで高尾台を知るキッカケをつくる。そのための空家の活用、高尾台の特色・魅力探し、欠点を逆に活かすようなコト・モノができれば良いのではないかと話し合いました。

Cチーム
見学に行った人たちの感想を話し合いました。「静かで閑静な、本当にいい街」という意見が多く、今のところ問題点はわからなかったということでした。強いて言えば、バスの便数が少なかったり、コンビニがなかったりなど、利便性が悪いことがやはり一番の問題点なのではないかということ、また夜に行ったメンバーによると、相当暗かったそうで、少し安全面など気になるところはあった模様でした。本当に上品な住宅地だと思われるので、みんなでわいわいお祭りしたりなどして盛り上がったりするということは不向きなのかもしれず、そういった雰囲気が街の活気の低下に繋がっている、もしくは実際はそう出なくても低下していると思われてしまうのではないかという考えに繋がりました。なので、なにか特別なことをするのではなく、まち全体のことをモチベーションをあげていくようなプランで、じわじわとせめていった方がいいじゃないかという意見も出ました。まちづくり協議会の方のお話では、リスクを恐れてなにも動かない人が多い(なにもしなければなにも面倒くさいことは起こらないので)、とのお話があり、そこはチーム内のみで話し合ったときにも出ていた、街全体の雰囲気との関係性を思わせました。まちづくり協議会の方としては、そういうところを変えていき、もっとコミュニケーションを図っていきたいとのことでした。

Dチーム
前回のゼミ以降、実際に現地を見に行った人の感想や、まちづくり協議会の方のお話とその後の質疑応答等をお聞きしての感想をグループミーティングの中で各自が発言し、それぞれの発言のキーワードを書き出して台紙に貼り付けていきました。40を超えるキーワードが出て議論が盛り上がり、時間切れのため、分類や整理などは次回以降、進めていくことになりました。方向性としては「高尾台の皆様と楽しく、長く続いていくまちづくりが提案」できるようなアイデアを出していこうということになりました。そのためには、やはり高尾台の方々とたくさんお話をして、ニーズをお聞きすることが大事ではないかということで、例えば、お話にあった地域の「茶話会」にゼミ生も参加してお話をお聞きしたり、住民の方にアンケートを取るなどのプロセスが必要だという意見が出ました。

【資料】「ニュータウンの『オールドタウン化問題』について考える。」