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2013/3/2

イベントレポート

+クリエイティブゼミ「デザイナーをデザインする」レポートNo.7

第7回松岡ゼミ「デザイナーをデザインする」レポート|2013年2月20日(水)

特別講座 松岡賢太郎×金谷勉 トークセッション
「デザイナーだから出来る可能性」

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第7回目のゼミは、特別講座として、2012年11月20日TV番組「ガイアの夜明け」でも紹介された、注目のデザイン事務所セメントプロデュースデザインの金谷勉さんをゲストに迎え、講師の松岡さんとのトークセッションが開催されました。
特別公開講座としてゼミの受講生以外の参加者を募集し、一般の受講者27名とゼミ受講生での開催となりました。

トークのテーマは「デザイナーだから出来る可能性」。
松岡さん(トリトングラフィックス)と金谷さん(セメントプロデュースデザイン)は、共にグラフィックだけでなくプロダクトデザインも展開しています。

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はじめに、セメントプロデュースデザインで初めての商品である「Happy Face Clip (ハッピーフェイスクリップ)」誕生秘話のお話がありました。
デザイナーのものづくり、力を入れている地域産業との協業のきっかけは、ものづくりの最短距離を探すところから生まれたそうです。
セメントプロデュースデザインの今までの仕事、商品や取り組みをスライドで紹介しながらデザインへの思いが語られます。

プロダクトを制作(デザイン)するのが第1フェーズ、
プロダクトを売るのが第2フェーズ
事業が続く仕組みを作るのが第3フェーズ(事業継続事業)
これら全てがセメントプロデュースデザインの「デザイン」なんですね。

金谷さんとセメントのこれからの取り組みは「働き方をデザインしたい」とのこと。
例えば、女性スタッフ雇用、母親の就業支援としてパートタイムに通販事業を任せることを行っているそうです。今後は60台以上の方も雇用の可能性があるビジネスを確立したいとのこと。
金谷さんが行う様々な取り組みが、結果的に「デザイン」になっていることが素晴らしいですね。

最後に、講師からのメッセージ。
●松岡さんからのメッセージ
ただデザインするだけでなく、デザインというフィルターを使って新しいことができる、未来を拓くことができることをわかってほしい。
●金谷さんからのメッセージ
「流通がない」ところにはデザインはないと思う。流通業を見つめてほしい。そして売り場などの現場を見ることで、新しいデザインやプロモーションのかたちも生まれると思う。

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トークセッションの後に行われた交流会では、活発な質疑が行われていました。
また、この特別講座でも参加者同士のつながりも生まれた様子です。

ゼミは終盤を迎え、ゼミ生の制作も大詰めです。プレゼンテーションに向けてあと一息頑張りましょう!