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2013/3/5

イベントレポート

+クリエイティブゼミまちづくり編第6回レポート

2013年2月26日(火)

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まず初めに、先週、まちづくり協議会の方のご厚意により、集合住宅のお部屋を見学させて頂いた際の報告と、千葉県柏市で行われている柏ビレジという先進事例を紹介しました。その後、先週の中間発表を経て、提案の方向性の確認などを行いました。

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Aチーム
Aチームゼミ生2名が、ゼミと同時刻に実施させていた高尾台のまちづくり協議会定例会議に参加。
(下記の内容はその報告。)
今日の会議は住民のまちづくり協議会のみなさんと、須磨区役所の方、そして都市調査計画事務所の田中先生が参加されて、今後のまちづくりの中心となる、「まちの将来像(まちづくり構想)案」と「まちのルール(まちづくり協定)案」の全住人への<同意確認書>の内容について、ほぼ最終決定確認の話し合いがありました。私が受けた印象では「まちづくりルール」ハード面はだいぶん意見が固まっているようです。「まちの将来像」ソフト面(ハードな面もある)は、以前区役所の方からうかがった話しの通りで、ゼミ生内の提案につながるものもあります。これは3月末までに全住民対象に回収されるそうです。

Bチーム
中間発表を受けて、高尾台という街とどう寄り添いどうツッコむのかを整理しました。まちづくり協議会の方が既に進めようとしている「わんわんマップ」がせっかくあるのだから、それに寄り添いながら+αを提案することが今すぐに動き出せる一歩なのではないかという方向性がまず出ました。そして新しい提案として「わんわんパトロール隊」という、犬の散歩をしながら街の防犯に役立てるという取り組みの話が出ました。これも今すぐに動き出せますし、マップと連動させた取り組みとして提案できます。できる限り自然発生的で、かつ無理なく参加できるものが継続的な取り組みになると考え、これら二つを軸にします。将来的にはプロのカメラマンによる犬のフォトセッション会やその展示会など犬を媒介に住民同士のコミュニケーション活性を図る提案を考えていきたいと思います。さらに犬以外のアイディアということで、昔から日本になじみがあって季節感のある行事を復活させるような取り組みも同時に提案したいと思います。例えば春はお花見、夏は盆踊りに流しそうめん大会(坂を活かす)、秋はお月見、冬は餅つき大会など。世代間交流にもつながる行事を定期的に開催することで、住民同士の対話を少しずつ増やしていけたらいいなと考えています。

Cチーム
最初に千葉県でのオールドタウン活性化の事例、柏ビレジの紹介が全体に対してありました。その後に班ごとに別れてのミーティングでした。Aチームからひとりオブザーバーが入ってくださり、前回の宿題を添付の写真のように書き出して整理しました。コミュニケーションやレクリエーション、健康づくりなど目的別にアイディアは出たものの、どうまとめるか迷っていたときに、永田さんからアドバイスをもらいました。「まちづくら協議会の方からアイディアをたくさんもっているけれど、すぐ実行できるところまで練れているものはワンワンマップくらいだから、彼らのアイディアを実行レベルまで肉付けしていく、寄り添う路線がいいのではないか?」というものです。夏キャンプの話は、2/19の中間発表の後の会での会話でも出てきていた話であり、実行にあたってはレッドベアサバイバルキャンプの運営もされているメンバーもおり、炊き出しや盛り上げ役など各自のリソースも相互作用で機能するのではという発想です。またゼミの残り回数からしても、アイディアを一つのテーマに集約した方が、いいものが出来るだろうということで、冒頭の結論に落ち着きました。

Dチーム
ゼミ初日に出たいろいろなキーワードを、2/26に出しあった「お母さんが求めていること」「子ども探検隊ができること」「高尾台にこれがあったらもっといいのにというもの」そして、当日追加された「高齢者ができること」と結び付けました。その結果、「レイヤーマップ」と「ふれあい広場」という二つのテーマに集約できるのでは…という声が上がり、「レイヤーマップ」のツリーと「ふれあい広場」のツリーを作ってみました。「レイヤーマップ」は、“巣箱を作ろうーバードマップ”“遊び場を作ろうマップ”などが出ました。「ふれあい広場」は、“キッズカフェ”“子連れで行けるレストラン・カフェ”“一緒に学べる寺子屋”“ボーダーレスふれあいワークショップ”“育児相談”“託児所・保育園”“持ち寄り寄せ集めバール”などのアイディアが出ました。これらの案をどこにどう落とし込むか…来週には決めたいと思います。

【資料】「ニュータウンの『オールドタウン化問題』について考える。」