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2014/9/6

イベントレポート

KIITOアーティスト・イン・レジデンス2014 西尾美也 ちびっこテーラーワークショップ 第1回 レポート

2014年8月30日(土)

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子どもたちとクリエイターがいっしょにつくる夢のまち「ちびっこうべ」。10月の子どものまちオープンに向けて、服の仕立て屋さん「ちびっこテーラー」を養成するワークショップを開始しました。子どもたちが仕事をする時に着る「ユニフォーム」(仕事着)や、おしゃれをするための「衣装」をつくる仕事です。ファッションや、装いとコミュニケーションの関係をテーマに作品を制作しつづけてきた、美術家の西尾美也さんを講師に迎え、全5回のワークショップを経て、テーラーになるためのスキルやデザインの発想を学んでいきます。

オリエンテーション:服の遊び方
第1回目のこの日は、まず自己紹介から始めました。参加者は、小学3年生から中学2年生まで総勢10名のちびっこテーラーのタマゴたち。今日着ている服で気に入っている点について自己紹介しました。
その後、講師の西尾さんがこれまで作ってきた作品について紹介がありました。ブランド「FORM ON WORDS」の展開についてや、それらの服を活用したファッションショーを開催したこと、アートバラエティ『アーホ!』へ出演されたときのVTR上映などを行いました。

 

スキル講座1:パッチワーク
まずはパッチワークの制作に取り掛かりました。ミシンのセッティングを行い、布を真っ直ぐ縫い合わせる練習です。素材はすべて古着。好きな服を選んで、型紙をあてチャコペンなどで型をとります。裁ちばさみで切り取り、縫い代が一定になるように気をつけながら、ミシンで直線に縫いつなげていきます。

 

スキル講座2:アップリケ
次に、アップリケを縫い付ける練習を行いました。飾りのない服を土台に選び、その上にアップリケを縫うことで新しい服に生まれ変わらせます。アップリケは、すでに服にプリントされている文字や絵を切り取って使う方法と、自分で好きな形の型紙を作り、オリジナルのアップリケを作る方法とがあります。
ちびっこテーラーたちは思い思いの素材を選び取り制作していきました。使う素材にこだわり、統一感を持たせたり、カーディガンまるごと一着をアップリケと解釈して縫い付けたり、ボタンやレースを素材として使った作品も。みんなの豊かな発想力と技術力には驚かされます。今後のさらなる成長がたのしみですね!

 

 

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10月12日(日)からは、子どものまちの中に、ちびっこテーラーが制作拠点とするちびっこテーラー工房が立ち上がり、彼女たちが服の受注生産を始める予定です。お楽しみに!

KIITOアーティスト・イン・レジデンス2014 西尾美也 ちびっこテーラーワークショップ
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