お知らせ・レポート

オープンKIITO

2018年3月24日(土)

オープンKIITO2018のイベントの一つとして、東京のフリーペーパー専門店・ONLY FREE PAPER(以下OFP)によるフリーペーパーのお祭り「ONLY FREE PAPER in KOBE」、および神戸市内の古本屋6店舗によるユニット・コウベボーダーズのミニ古本市を開催しました。

「ONLY FREE PAPER in KOBE」は、OFPがセレクトした「今読んでほしいフリーペーパー50誌」を展示・配布する、フリーペーパーのお祭りです。

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今回で5回目の開催となりました。今回も厳選されたフリーペーパーが並びます。好きなものを持ち帰れるのですが、魅力的なフリーペーパーばかりで、両手にいっぱい抱えてくれている来場者も多かったです。

今回はOFPオーナー・松江健介さんによる選出された50誌についての解説書も合わせて配布。あらゆるフリーペーパーを読み、その魅力を発信してきた松江さんならではの視点に惹きつけられる、読み物としても楽しい内容の、各誌の特徴が良く分かる優れた解説書でした。


また、2017年の注目すべき動向として、「フリーペーパーの書籍化」が顕著であったとのことで、実際に書籍化されたいくつかの本を持ち込んでいただき、購入できるようにしました。



本イベントの開催は今回で5年目。だんだんと来場者が増えてきているように感じます。オープンKIITOがはじまる11時過ぎに、会場が埋まるくらいの大入りになったのには、本イベントを目当てに来てくれたのでは!?と嬉しい驚きを感じたほどでした。

OFPのウェブサイトでは、50誌のリストと松江さんによる過去開催回からの来場者の変化についても含めた詳細なレポートも公開されています。ぜひこちらもご覧ください。


また、今回は通路を挟んで向かいのスペースで、コウベボーダーズによるミニ古本市も同時開催しました。

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「言葉の宇宙船がやってくる KIITO BOOK CLUB」(2017年11月~2018年1月)企画内で開催したミニ古本市が好評でしたので、再登場をお願いしました。また、本のディスプレイに使う什器は、セルフ・ビルド・ワークショップで制作したものを集めて、楽しい会場づくりを試みました。



当日並んだ本は、6店舗それぞれ個性の違うコウベボーダーズのみなさんが、絵本、ビジュアルブック、ハードカバー、リトルプレス、ちょっと珍しい本などなど、さまざまな本をこの日のためにセレクトして持ってきてくれたものです。つい没頭してしまいそうになるものばかりでした。

フリーペーパーと古本、というと不思議な取り合わせかもしれませんが、どちらも、何か情報や知見に出会う接点と考えたとき、新刊書店で本を買う、ウェブサイトをスクロールする、といった今日のルーティンからは少し異なる経験や感覚をもたらしてくれるものではないかと思います。OFPもコウベボーダーズもお店があり、足を運んでみると、より個性が感じられて楽しいです。ぜひ訪れてみてください。

[オープンKIITO2018] ONLY FREE PAPER in KOBE / コウベボーダーズのミニ古本市
開催概要はこちら

「オープンKIITO 2018」に”パンじぃ”の2チーム(1期、2期)が出店しました。それぞれが得意のパンを前半後半に分かれて販売しました。パンじぃ1期は「チーズたっぷりブリオッシュ」、パンじぃ2期は「ソフトフランス チョコレモン」。

 
前日から生地を仕込むチームもあり、早くから“パンじぃ”は準備を進めました。販売開始前には、オーブンからはチーズの焼ける香ばしい匂いが漂い、いい宣伝効果に。匂いに誘われて、販売開始前からブース前には10数名の行列が…。“パンじぃ”も驚き、「焼いていますので、もうしばらくお待ちください!」と呼びかけました。

 
販売数が限られているので、整理券を配りました。あっという間に焼き立ての「チーズたっぷりブリオッシュ」は売切れてしまいました。パンじぃは自分の作ったパンの出来が心配で、お客さんに「どうですか?」と聞きまわる姿も。皆さんに喜んでもらえたようです。

後半のメンバーも最後の焼成にかかります。メニューは「ソフトフランス チョコレモン」。オーブンからのチョコレートの甘い香りがたまりません。前半の行列の様子を見てか、後半も販売前から長い列ができていました。おやつにちょうどいいメニューで、こちらもすぐに完売となりました。

 
普段と異なる環境でのパン作りということもあり、少し戸惑いながらでしたが、たくさんのお客さんに喜んでもらうことができ、メンバーは自信をつけたようでした。今後の“パンじぃ”の活躍も楽しみです。

撮影:大塚杏子

オープンKIITO 2018
パンじぃ

2017年3月4日(土)

オープンKIITO2017のイベントの一つとして、東京のフリーペーパー専門店・ONLY FREE PAPER(以下OFP)によるイベントを開催しました。

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OFPがセレクトした「今読んでほしいフリーペーパー50誌」を展示・配布する、フリーペーパーのお祭りです。今回で4回目の開催となりました。

OFPのウェブサイトに掲載されたレポートでは、50誌のリストや今年の選出への思いが記されています。


昨年は、50誌の展示・配布に加え、OFPのアーカイブから、過去5年間のベスト100を厳選し、解説付きで展示する、というプラスアルファ企画を行い、好評を得ましたが、今回は、トークイベントを開催しました。

テーマは「ローカルフリーペーパーの今、そしてその後」。ゲストに、KIITOクリエイティブラボ入居者で、編集者の竹内厚さんと、徳島県が発行するフリーペーパー『あおあお』の編集に携わるデザイナーの森香菜子さんをお迎えしました。OFPオーナー・松江健介さんも登壇者兼司会として参加しました。

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竹内さんは編集事務所・Re:Sに所属。オフィスはKIITOクリエイティブラボ内にあり、KIITO NEWSLETTERの編集はじめ、神戸アートビレッジセンター(KAVC)、danceBox(dB)、ロームシアター京都、京都造形芸術大学ULTRA FACTORYなど、京阪神の文化施設、企業が発行するフリーペーパーやそれに類するものに多数関わられています。ただし関わり方はさまざま。記事を作ることもあれば、アドバイスをする程度の場合もあり、発行する施設、企業とそれらが考える発行目的・制作方針によってずいぶん違うようです。KIITOは毎回デザイナーも中身も変えているが、KAVCは多数の事業コンテンツを紹介する比較的オーソドックスな構成、dBはデザインも取材も印刷・製本までスタッフがやっている、吉本興業の『おおらかべ新聞』では壁新聞という媒体の提案から。。。など、実例を見せながらご説明いただきました。

森さんは、タウン誌の編集経験があることから、編集、ライティングも行うグラフィックデザイナーです。『あおあお』制作チームでは編集に携わっているとのこと。『あおあお』は徳島県が発行するフリーペーパー。森さんを含め、3人のチームで制作。すだち、阿波踊り、徳島ラーメンといった、観光として打ち出している素材には触れずに、徳島の、生活レベルにある小さな文化を拾っていく、自分たちが住んでいるところの豊かさをじんわり伝えることをテーマに据えている。県の担当者はコンセプトやテーマにはすごく理解があり、取材に同行することもあるし、提案もあるとのこと。

竹内さん、松江さんからは、『あおあお』は、淡々と、が徹底していて、写真も良いし、テキストも説明じゃなくてストーリーになっている/良くも悪くも、ガイドとして落とさないようにしているし、特集のタイトルのつけ方がすごくいい、「夜がきた」「獲物がいる」など、県の広報誌とは思えない!などのコメントが。独自の姿勢に感心しつつも、フリーペーパーの効果というのは見えにくく、制作者と発行者の意向や思いがうまく結びつかない例は多くあるので、反応や、県との関係はどうなのかとお聞きすると、反応は、じわじわと、配布箇所が増えたり、県の担当者が感想を受け取ったり、参考にしたいという問い合わせをもらうことがあるとのこと。


効果については、雑誌は分かりやすく販売数が変わるが、フリーペーパーは投げっぱなしなところがあり、なかなか測りづらいものがあります。松江さんも、OFPを運営していてよく聞かれるのだそう。
竹内さんからは、配布部数などでは測れない側面についての言及がありました。
たとえばdBの『長田ルンバ』の場合、ダンス公演を行うだけではまちの人との接点があまり発生しないけれど、スタッフが取材のためにまちに出ていったり、ダンス公演時に配布して、来場者が観覧後にまちに立ち寄るきっかけになる、など、フリーペーパーを作ることで、まちとの接点を増やす、という、まちづくりに近い側面があるとのこと。
フリーペーパーを作る目的は主体ごとにそれぞれではあるが、特に施設や企業が作る場合は、作る過程が大事、という側面もあって、自前のメディアをタテに、取材に行けることもあります。お金を出して制作会社に丸投げしてしまうと効果しか見えなくなりがちだけれど、その行政、施設、企業の人間が、その看板を外して、普段いけないところに行ったり、いち食堂のおばちゃんや、会いたい人に話を聞けたり、好きなクリエイターと仕事をすることができるのです。

ちなみに『あおあお』は、制作チームの3人が見たもの、感じたものを取り上げる、という意識でやっているため、他の人を入れることはないとのこと。ずっと同じメンバーでやるからこそ出てくる面白さもあるものですが、『あおあお』はそれをあまり誌面に反映させず、おもしろい!すごい!といった主観的な感想を書かないようにしているそうです。押し付けずに、フラットに提供して、読者に判断してもらう、という姿勢。バランスが難しいけれど、今このやり方はすごく気に入っているとのこと。いわく、「ロードムービーを撮っている感覚」。

フリーペーパーの現状の話では、竹内さんから、今、おもしろいフリーペーパーの方が少ない、編集が下手なのでは、という指摘がありました。一見きれいに作っているものは多いが、見た目だけではなく、中身もどこかで聞いたような話になっていることが多々ある。上手さを勘違いしている部分があって、全部が上手でなくていい、どこで上手さ出すかが課題。テレビでも、まちに出るテレビ番組が多くて、コミュニケーション能力も見つけるセンスもある人気者がやたらに街に出ている。街の普通の人が面白い、というテーマだけだったら、突破できない。対抗する必要はないけれど、その中で、そこならでは、フリーペーパーならではのことを考えないと、スキマ産業みたいになるのでは。フリーペーパーは効果がはっきりしない分、あんまり文句を言われないで許される自由さがある。だから本当は面白いことができるはずなんだけど、許されることが甘えの方に走っていて、誰も何も言わないから、そのまま作り続けてしまう。だから、とりあえず「いいね!」しがちな空気は忘れて、面白くなかったらそう言っていくほうがいい!というのは、松江さんも同意するところでした。


ゲストのお二人は、活動の仕方もフリーペーパーへのかかわり方も大きく違いますが、ローカルメディアと言われるものの現場にいる方で、それぞれの活動内容や制作に際しての意識についてなど、興味深いお話ばかりでした。言語化することによって、フリーペーパーそれ自体を楽しむことから、一歩進んだ理解を深めることができました。その中に「その後」を考えるヒントがありそうです。


【オープンKIITO2017】ONLY FREE PAPER in KOBE
開催概要はこちら

2017年3月4日(土)

オープンKIITO 2017」に「男・本気のパン教室」1期メンバー・パンじぃが出店し、パン販売をしました。先月、東京での「ライフ イズ クリエイティブ カフェ」に引き続いての活動です。前日から材料の買出し、仕込みを行いました。


メニューは新たに学んだポテトパンがベースのグリッシーニ2種「チョコレートのグリッシーニ」と「しらすとゴマのグリッシーニ」をつくりました。パンじぃがテレビに取り上げられたこともあり、お客さんの中には「パンじぃ」を知っている方もいらっしゃいました。


東京での経験も自信になり、準備からチームワークもバッチリで、順調に生地づくりが進み、時間通りにパンが焼きあがりました。販売時間前からお客さんが並ぶほどの人気ぶりでした。約60セットのパンはすべて時間内に販売が終了しました。
少しお疲れのパンじぃメンバーですが、購入できなかったお客さんに申し訳なかったと、次回はもっと数を作れるように頑張ろうとやる気十分でした。
今後もパンじぃの活動にぜひご注目ください。

「パンじぃ、オープンKIITOにやって来る」開催概要はこちら

2016年3月12日(土)

オープンKIITO2016のイベントの一つとして、東京のフリーペーパー専門店・ONLY FREE PAPER(以下OFP)によるイベントを開催しました。

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撮影:芦田博人

過去2回もオープンKIITOに合わせて開催し、「今読んでほしいフリーペーパー50誌」を展示・配布し、好評を得てきた企画ですが、今回は特別に、この日のために、OFPが2010年のオープン以来蓄積してきた、膨大な数のフリーペーパーアーカイブから、記憶に残る「ベスト100誌」を選出・展示する「FIVE YEARS-100 BEST FREE PAPERS by OFP」、というスペシャルコンテンツが加わりました。


今も発行が続いている人気のものから、廃刊となってしまったもの、くしゃっとしたゴミと間違えられそうな紙で作られたもの、などさまざまなフリーペーパーがNo.1~100にランク付けされて展示されました。100誌に選ばれたひとつひとつへの、松江健介オーナーによる熱いコメントがまとめられた解説書も合わせて配布しました。A4サイズ12ページものの、それだけでも読み応えのある解説書でした。

例年開催してきた「今読んでほしい50誌」の展示・配布コーナーでも、精選された50誌が並びました。じっくり選び、気に入ったフリーペーパーを両手いっぱいに抱えて持ち帰る来場者がたくさん。早々になくなってしまったものもありますが、多めに提供いただいたものは、引き続きライブラリに配架をしていますので、KIITO来館時には覗いてみてください。

終日、松江オーナーとスタッフの渡辺さんが会場に常駐くださり、来場者の好みに応じてフリーペーパーのオススメや情報交換も行われており、活気のある会場でした。フリーペーパー発行者自身の来場も多数あったようで、発行者側のコミュニケーションの場ともなっていたようです。

なお、今回、「ベスト100誌」展示をするにあたり、展示用のフリーペーパーラックが必要になったので、KIITOで1月に開催したセルフ・ビルド・ワークショップ「余白不動産-余白につくる小さな建築」でDIY技術を身に着けたワークショップ参加者に声をかけ、ワークショップ参加者有志でフリーペーパーラックを作る、という特別企画に挑戦しました。


ラックの設計と制作指導は、当該ワークショップにゲスト講師として参加したNO ARCHITECTS。土台に、KIITOに既にある小学校の机を利用して、計4台のラックを1日で制作しました。棚板が段違いなっていたり、45度になっていたり、バリエーション豊富で楽しいデザインです。イベントでも展示に花を添えてくれました。
イベント終了後は、館内でラックが必要な場所で再活用することにしました。これも来館時に出来栄えを見ていだたくことができます。


今回は、これまでの中で一番だったのではないか、というくらい絶え間なく来場者に恵まれ、フリーペーパーファンの多さ、フリーペーパー文化の豊かさを実感しました。KIITOでも引き続き、継続的なイベント企画・発信をしていきたいと考えています。


【オープンKIITO2016】ONLY FREE PAPERのオールタイムベスト100
開催概要はこちら

2015年3月28日(土)

「オープンKIITO2015」のプログラムの一つとして、古着でリユース「でかきいとパネルをつくろう!」ワークショップを開催しました。



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参加者は、はじめに土台となる箱の形を選び、組み立てます。そして古着の山から自分の好きな色や柄を選び、箱のサイズに合わせて、ハサミでカットします。子どもたちはたくさんの古着の中から熱心に好きな柄を選んでいました。カットした生地を両面テープで箱の各面に貼り合わせ、完成した箱を、壁に設置された板に描かれたKIITOロゴに合わせて貼り付けていきます。貼り付ける際は、他の色や柄のバランスも考えながら行いました。



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完成した箱を次々に貼っていき、だんだん大きなKIITOロゴが浮かび上がってきました。KIITOロゴのパーツをつくった後は、残った生地を使い、重ねたり、折り曲げたりしながら、オリジナルバッジもつくりました。参加者は完成したバッチをすぐに身に付けて、館内を回ったり、他のワークショップに参加したりと、オープンKIITOを楽しんでくれていました。

古着でリユース「でかきいとパネルをつくろう!」
http://kiito.jp/schedule/workshop/article/11733/

オープンKIITO2015
http://kiito.jp/schedule/event/article/11513/

2015年3月28日(土)

KIITOの中を特別に紹介する「オープンKIITO」を今年も開催しました。



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「クリエイティブラボ」の見学やワークショップなど、KIITOの魅力を発見できる1日ということで、たくさんの方々に来場いただきました!当日は、春休みということもあり子ども連れの家族の方々が多く、とても賑やかな会場になりました。

今年の「オープンKIITO」は、クリエイティブラボの方々の協力により、4Fの廊下の照明や音楽を楽しく賑やかに演出。各クリエイティブラボの入口には、個性あふれる矢印のサインも設置しました。



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▼クリエイティブラボスペース


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▼クリエイティブラボワークショップ
・studio moka(411号室)/「ミニ黒板フレーム」「ペーパマグネット」
・イデアグラフフォトワークス(418号室)/「出張写真館 KIITO PHOTO」
・神戸基礎デザイン研究所(422号室)/「いろイロな色体験」
・フィリーズギャラリー(424号室)/「PRESYボックス制作」


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今年初の試みだった、クリエイティブラボが一堂に集まり実施した「KIITO SHOP」は、普段なかなか見ることができない各クリエイティブラボの方々の活動も知ることができ、とても好評でした。

▼KIITO SHOP


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その他、館内各所では、KIITOに関わるクリエイターによるワークショップやトークを開催し、子どもから大人までみんなが楽しめる一日となりました。

▼元検査所勤務・宮垣さんに聞く「生糸検査機器の使い方」


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▼フリーペーパー ミニフェス


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▼Maker’s見学ツアー/Maker'sでつくるオリジナルグラス!!


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▼slit bar/KIITO CAFE


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▼交流パーティー


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1日お手伝いいただいたサポーターのみなさん、ありがとうございます!



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▼その他「オープンKIITO 2015」内プログラムの開催レポート
古着でリユース「でかきいとパネルをつくろう!」

KIITOの事をよりみなさんに知ってもらう場としての「オープンKIITO」は、毎年開催予定ですので、ぜひ来年もみなさん楽しみにしていてください!

「オープンKIITO2015」の開催概要はこちら

2015年3月21日(土)、22日(日)

KIITOの建物は、様々なタイミングで用途が変わり改修工事が行われてきた経緯があるため、新築の公共施設とは異なり、用途が明確に定められていないエアポケットのような小さな空間が随所に存在しています。今回はそうした空間に着目して、現状調査と活用案の作成、そして実際に設置するところまで取り組むワークショップを開催しました。

建築リサーチチーム「RAD」をファシリテーターに迎え、コラボレーターとして、魚谷 剛紀(建築家)、KUAV(北川 浩明・建築家+内柴 有美子・服飾デザイナー)、松本 崇(建築設計)の三者に講師を務めていただきました。


RADの川勝真一さんにより、ワークショップの概要説明とレクチャーがあった後、グループに分かれて、KIITOの内部空間を実地調査しました。気になる空間を見つけたら、「調査票」を作成。空間の性質を「明るさ」「広さ」「開放度」などの項目ごとに五段階評価し、活用されていない理由、空間の魅力や欠点を書き込み、空間のスケッチや写真などと共に、一枚のシートに纏めていきました。

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「調査票」をたくさん作り、活用可能性のある空間が一覧できるようになったところで、グループごとに一つの空間を選定し、空間の潜在力を引き出すためのアイデアを話し合いました。



その後、図面や材料を持ち寄って、構造物の試作を行い、実際に設置しました。
同年3月28日に実施した「オープンKIITO 2015」では、構造物を公開し、来場者に活用いただいただけでなく、ワークショップ中にリサーチした全ての空間に、さながら作品解説を添えるように「調査票」を設置し、通常の施設利用では通り過ぎてしまいがちな空間に目を向ける人を増やし、新たな活用アイデアが生まれる機会を創出しました。


ワークショップ成果の構造物(各説明文は、参加チームによる)

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Silk Machine(シルク・マシン)
コンセプト:
KIITOの歴史、空間に関係しつつ、現状の空間の感じ方を変え、子どもから大人までが居場所を感じられるようなモノ。KIITOに今も残る古い家具、時計、照明と呼応するように、生糸検査に使われていた機械部品の組み合わせでできた四分の一の球体構造が「室礼」の一部となる。構造体から落ちるカラフルなシルクが空間に明るさと柔らかさを与える。

この余白を選定した理由:
通路としては幅、高さがあり、エントランスホールになりうる予感をもった空間ではあるが、
情報版と古い時計、照明しか室礼がなく、通過空間になっていたため。


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ひとひらの屋根
コンセプト:
中庭を通して船の帆のようにも見える。廊下からは庇(ひさし)のようにも見える。下から眺めると繭の断片のようにも見える。場所や距離によって違う表情を見せるこのひとひらの面をつくることで、その下だけに留まらない領域を示すことが出来ないかと考えた。

この余白を選定した理由:
現状の一階の北側エリアは、人があまり立ち寄らない場所となっているが、行き止まりの地下への階段や旧北玄関など、面白い場所がある。その中でも、この殺風景で面白みのない余白に手を加えることで、他の場所もより良く見えるのではないかと思った。


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縁/側
コンセプト:
廊下の一部のはずなのにやけに四角く広く開けたスペース。そこにはトップライトもあり明るいけれど、すぐ前には出入り口があってたたずむには落ち着かない。そこに角から突き出した、縦にも横にも斜めなかたちの母屋と垂木でできた(けれど柱がない)屋根によって、縁側のような場所を作りました。

この余白を選定した理由:
多くの人の目に付く場所。最上階ゆえにトップライトを持ち、けれどそれの位置が生かされていない。廊下にしては広すぎる、けれども廊下としてしか利用されていない。といった矛盾を孕んでいた点に可能性を感じました。


セルフ・ビルド・ワークショップ KIITOの空間活用実験
開催概要はこちら

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