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神戸スタディーズ#7「港・越境・多文化共生」

神戸スタディーズ#7「港・越境・多文化共生」

「神戸ってどんなまち?」と聞かれて、あなたはなんと答えるでしょうか。
「神戸スタディーズ」は、さまざまに語られる神戸というまちのイメージをあらためて考えるため、多彩な講師を招き、今までにない視点から神戸を考える企画です。#7となる今回は、社会学の視点から、世界に開かれた神戸の「港性」について考えてみます。

この街で「他者」、「他文化」との出会いはいかなる経験を生んだのか?そしてその経験から、今現在習うべきこととはなんなのか?
「入国管理法改正」が進む中、職場で、あるいは生活の現場で、「外国人」が観光客ではなく、隣人として共にある状況が、今後ますます増えて行くだろう。それが、我々の今である。
神戸スタディーズ#7では、多文化共生に豊富な経験を有する神戸・長田地区のこれまでと現在について学ぶ。さらに、このローカルな叡智の今日的な意味を再考する上でも、グローバル化が進み、越境し、多文化に関わりながら生活することがより浸透してきた現代において重要な視点となりつつある「トランスナショナリズム」という考え方について学んでみたい。
―芹沢高志(デザイン・クリエイティブセンター神戸 センター長)

 

【プログラム】
第1回:レクチャー「外に開かれた共生社会へ―越境するトランスナショナリズム」
「インターナショナル」ではなく「トランスナショナル」とは?日本に来る・日本を去る移動者の検討から、沖縄出身者の世界的ネットワーク、ハワイの多文化社会へと関心を広げる西原和久さんのお話を伺い、地域や国家に自閉しない越境的な共存・共生のあり方を、ここ神戸で考えます。

共生社会・神戸の可能性を自分の経験をもとに考える。理論専攻の私は、21世紀に入り共生研究を開始した。2002年の多文化都市マンチェスター在住が転機だ。以後、日本に来るアジア系や日本を去る日系の移動者を手掛かりに検討を進めた。満州移民を輩出した長野の農村の外国人農業労働者、震災で被災した宮城の漁村の国際結婚移住者。その宮城の一地区からは多数のカナダ移民がおり、カナダにも飛んだ。自閉しない空間。そして今、私は基地のある沖縄と多文化社会ハワイに関心がある。ハワイには沖縄系住民が多数おり、しかも沖縄びとは世界大のネットワークをもつ。サステナブルな共生社会とは、国内外の他地域との連携を含む、外に開かれた社会空間であり、その大前提は平和だ。地域や国家に自閉しない越境的な共存・共生のあり方を一緒に考えたい。
―西原和久


日時:2019年3月24日(日) 15:00-17:00
会場:デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO) 3F303
講師:西原和久(成城大学)
モデレーター:芹沢高志(デザイン・クリエイティブセンター神戸 センター長)
参加:無料、定員60名、申込制(先着順)

 

第2回:インターネットラジオ/まち歩き「長田で歩く・聞く・話す」
「ゆるゆる多文化いとをかし」を合言葉にした神戸長田のコミュニティメディア・FMわぃわぃの番組枠を借りた生放送配信とまち歩きを行います。長田の「今」から、都市や国家をめぐる状況にも通じる「港・越境・多文化共生」について想像をめぐらせてみます。


日時:2019年3月30日(土) 11:30-16:00(JR・地下鉄新長田駅にて解散予定)
集合場所:たかとりコミュニティセンター(長田区開運町3-3-8 JR神戸線鷹取駅より徒歩5分)
講師:稲津秀樹(鳥取大学)、金千秋(FMわぃわぃ 総合プロデューサー)
モデレーター:芹沢高志(デザイン・クリエイティブセンター神戸 センター長)
参加:無料(集合場所までの交通費は実費負担)、定員10名、申込制(先着順)
協力:コミュニティメディアFMわぃわぃ
※当日のラジオ配信(12時~13時予定)はどなたでも聴取可能です。聴き方はFMわぃわぃのウェブサイトをご覧ください。

第2回の集合場所:たかとりコミュニティセンター(長田区開運町3-3-8/JR神戸線鷹取駅より徒歩5分)
※第2回の会場はKIITOではありません。ご注意ください。

日 時
第1回:2019/3/24(日)15:00-17:00 、第2回:3/30(土)11:30-16:00
場 所
第1回:デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)3F 303 第2回:たかとりコミュニティセンター(集合場所。解散はJR・地下鉄新長田駅にての予定)
参 加
無料(第2回の集合場所までの交通費は自己負担)、要申込(各回定員あり、先着順)
対 象
どなたでも
主 催
デザイン・クリエイティブセンター神戸

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