2015/8/12
イベントレポート
中間発表までのこり2回のグループディスカッションとなった第4回のゼミでは、各班で提案の幅を広げつつ、少しずつ具体的なイメージを持って話し合いが進みました。
以下、各班の話し合いをまとめた内容です。
●A班
神戸市民が医療産業都市をより身近に知ってもらうために、特色のある切り口(IT、アニメ、ロボットなど)から医療産業都市を見てみる。ネーミングが固いので、神戸らしいネーミングを考案(KOBE LIFE DESIGN CITYなど)。市民にプライドとして思ってもらうには、身近さと同時に、神ワザ(iPS細胞など)のようなすごさも紹介するべきではという意見など、さまざまな視点からの模索が続いていた。
●B班
身近な医療産業都市として、うすく広く知ってもらうために、神戸にすでにあるイベントに医療を掛け合わせることで、身近な神戸のイメージ(おしゃれ、フード、海外のようなオープンさなど)と医療産業都市をつなげる提案を模索。また、ポートアイランドに住むという視点からの提案もあった。
●C班
なかで働く企業の職員や研究者にとっては、近くにさまざまな知見を持った専門家がいる医療産業都市は天国のようなところ。京のすごさを伝えるために、趣味(野球、音響、ロボットなど)を掛けあわせて身近に感じてもらえないかという提案や、もっと広報のチャンネルを増やすべきという意見もあがった。
●D班
医療産業都市と市民、企業との心理的な距離をうめるために、企業と人をつなぐプラットフォームを医療産業都市がつくるという提案。そのために、一過性のイベントではなく、ヘルスケアマラソンやすごろくを用いた継続的な試みについて話し合いを進めた。
●E班
ターゲットをファミリーとして議論。健康を中心に、食(美容講座、キッズクッキング教室など)や運動(マラソン、ウォーキングなど)についてのプログラムを通して、多世代が一緒に医療産業都市を知れるイベントを模索した。各核施設をめぐるスタンプラリーや、各プログラムを複合した医療を学ぶキャンプなど。
グループディスカッション後には、今回のディスカッションの内容を班ごとに発表し、情報を共有しました。
自分たちの興味と、医療産業都市の状況を重ねあわせた議論となり、ゼミ生自身がより医療産業都市を知る機会になったのではないかと思います。
次週も中間発表に向けてのグループディスカッションになります。
第3回の特別講義「IDEO流アプローチに学ぶ」でIDEO石川さんから学んだリサーチ手法を駆使し、より具体的に自分たちの方向性をしぼったアクションプランを考えていきましょう。
また、8月12日は医療産業都市の見学会です。IDEO流アプローチでしっかりと観察し、その内容をメンバーで共有して、次週以降のディスカッションにつなげていただきます。
+クリエイティブゼミ vol.16 まちづくり編 「神戸まちラボ CASE01 医療産業都市」
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