1/17 Sat
LECTURE
震災直後から現在に至るまでの、被災地でのクリエイティブ分野の支援活動をリサーチし、時間軸に落とし込んだアーカイブを公開する「阪神・淡路大震災+クリエイティブ タイムライン マッピング プロジェクト」。2011年より、震災後に活動するキーパーソンへのインタビューを行い、その内容をウェブサイトにて公開してきました。
今回は公開インタビューとして、震災以前より神戸のまちに住み、そのときどきの姿を目に留めてきた二人の作家をお招きします。いっぽうは写真、いっぽうは剪画(黒い和紙をナイフで切り出して描く絵画)という手法で、震災直後のまちの風景、そして現在に至るまでの風景を描き出してきました。たんに風景を記録として収めるに留まらず、作家たち自身の拠り所ともなっているまちの記憶、そして現在に至るまでの記憶の変遷をも、写しとられているのではないでしょうか。
お二人のたくさんの作品のなかから、共通するスポットを取り上げた作品を見比べながら、震災以前と以後、そして現在にいたるまでの、お二人の制作活動や神戸のまちとのかかわりについて伺います。
「阪神・淡路大震災20年・語り継ぐこと/リレートーク」とは
阪神・淡路大震災20 年の節目に、被災地エリアの文化施設での震災関連事業として、各館担当者が会場をリレートーク形式でつなぎ震災を語り継ぎます。
連携館: 明石市立文化博物館、芦屋市立美術博物館、C.A.P.、神戸アートビレッジセンター(KAVC)、神戸ファッション美術館、神戸ゆかりの美術館、BBプラザ美術館、兵庫県立美術館
プロジェクト公式Facebookページ http://www.facebook.com/relaytalk/
米田 定蔵《中央区ハンター坂入り口》、1995年 |
とみさわかよの《珈琲店》、1995年 |
1932年兵庫県赤穂市生まれ。1955年から神戸で企業の記録映画を撮影。神戸のタウン誌「神戸っ子」などの撮影を手がけるかたわら、数十年にわたり神戸港や出入港の船、神戸の近代洋風建築を撮り続ける。199…(続きを表示)
明石市立文化博物館 調査・研究部
神戸市出身・在住。石田良介日本剪画協会会長に師事。神戸のまちを剪画(切り絵)で描いている。代表作は、阪神・淡路大震災時の光景を描いた連作。現場に身を置くこと、対象への取材を行なうことをモットーに、変わ…(続きを表示)