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2024/10/18

イベントレポート

ちびっこうべ2024 ユメミセワークショップ 全体ワークショップ② レポート

10月の3日間にKIITOの中に現れる、子どもだけの夢のまち。
「ちびっこうべ2024 ユメミセワークショップ」は、そんな夢のまちの飲食店「ユメミセ」をつくるため、シェフ、建築家、デザイナーのチームに分かれて子どもたちがクリエイターから職能を学び、それぞれお店で出す料理、お店の建物、お店の看板や宣伝物のデザインを考えるワークショッププログラムです。
8月から開始したワークショップの折り返し地点、全体ワークショップ②を9/7()に実施しました。

今回は、これまでチームごとに考え、決めてきたことを他のチームの参加者に共有し、今後どのように制作を進めていくかを相談します。
加えて、お店で出す料理の値段を決めたり、店長、副店長、キッチンリーダーを決めたりするなど、盛りだくさんの1日になりそうです。

8/3()、最初の全体ワークショップ①でお店の名前やコンセプトを決めたあとに、チームごとのワークショップを2回ずつ行っています。
シェフチームは料理の内容を、建築家チームはつくる予定の建物の模型を、デザイナーチームは制作したロゴマークを共有してもらいました。他のチームのワークショップの様子を見ていないので、子どもたちも興味津々で発表を聞きます。
共有が終わったら、今後どのように制作を進めていくのかを班のみんなで相談します。どんな看板にする?メニュー表はつくる?料理を提供するときの建物内の動線は?建物の中にどんな什器が必要?ひとつのお店として全員が納得して進められるよう、しっかり合意形成を図ってもらいます。

 

 

 

 

 今後の方向性についての相談が終わったら、休憩をはさんでお店で提供する料理の値段を決めます。
安くすればたくさん売れるかもしれないが、自分たちのもらえる給料が少なくなるかも・・とはいえ高くしすぎるとお客さんが買えなくなる?
そんな話を聞きながら、お金を払うお客さんも、働く自分たち自身もいい気持ちになれる値段設定はどのくらいなのかを考え、料理の値段を決めてもらいました。

 

 

料理の値段が決まったら、各班の中でユメミセの店長・副店長・キッチンリーダーを決めます。
店長、副店長はユメミセの中で売り上げの管理や、給料の支払いをします。キッチンリーダーは料理の盛り付けをチェックしたり、お店の衛生面のチェックを行ったりします。どちらもユメミセを運営するにあたって、責任の大きい役割です。
班のメンバーが納得できるような決め方で、それぞれ選出してもらいました。

  

ワークショップの最後には、デザイナーチームがつくった各ユメミセのロゴを印刷した大きな缶バッジが参加者に贈られました。夢のまちのオープン当日まで着けてもらうものなので、無くさないように。早速身に着ける子もたくさん!

 

 

最後に、今日1日のワークショップをまとめた映像を全員で鑑賞し、今回の全体ワークショップ②が締めくくられました。

 

今回は話し合って決めることが多く、いつものワークショップ以上に頭を使う1日でした。
子どもたちはたくさんの人と認識を合わせながら物事を進めることの難しさを体感したと思いますが、今後はたくさんの人と一緒だからこそ達成できることがあることも学んでもらえるように願っています。

ここからはまたチームごとに分かれたワークショップで作業を進めていき、次の全体ワークショップ③で完成したユメミセがお披露目される予定です。
みなさん、お疲れ様でした!

ちなみに・・今回のワークショップの裏側では、ユメミセワークショップ参加者の保護者に向けた説明会を実施しており、ちびっこうべについて、経験者からの声も交えたレクチャーを行っていました。
ワークショップや夢のまちオープンに保護者は参加できないので、わが子がどんなことをしているのか、これから何をするのかについて興味深く話を聞いてくださいました。

 

 

ちびっこうべ2024 ユメミセワークショップについて
全体ワークショップ① レポート

写真:坂下丈太郎