2025/1/6
イベントレポート
「ちびっこうべ2024ユメミセシェフチームワークショップ」を開催しました。「ちびっこうべ」は、子どもたちが社会の仕組みや仕事について楽しく学び、夢のまちをつくり・運営する体験型プログラムです。ユメミセワークショップでは、シェフ・建築家・デザイナーの3つの職業からなりたいものを選び、料理や建築、デザインについて学び、実践しながらお店をつくります。完成したお店は10月にオープンする夢のまちの中でお披露目し、ワークショップに参加した子どもたちが実際にお店の運営を行います。
シェフチームは各班に分かれ、神戸の様々な料理店のシェフより、ユメミセで提供する料理の調理を学びます。1回目・2回目はシェフのお店の厨房でワークショップを行いました。
8/9金:1日
6班の担当シェフは、地下鉄県庁前駅の近くにあるフレンチのお店「アノニム」の加古拓央さんです。メニューは「コルドンブルー」。フランスのお肉料理の1つで、日本でも親しみのあるカツレツと似ています。お店に到着したら、まずは厨房の探検ツアーからスタートしました。食品を真空パックする機械やたくさんの種類のナイフなど、厨房に潜む見慣れないたくさんの調理器具に、子どもたちは興味津々の様子でした。
ツアーを終えたら実践に移ります。加古シェフがまずはコルドンブルーを作ってみせ、その後子どもたちも1人ずつ挑戦します。揚げ物なのでバッター液とパン粉を使いますが、同じ手で作業をすると手がベトベトに。右手と左手をうまく使いながら下準備をする方法を学びました。揚げる作業にも挑戦します。油が飛ばないようにそっと油の中に入れます。怖がることなく、落ち着いてできていました。
できあがった揚げたてのコルドンブルーを食べ、「おいしい!」と笑顔が溢れます。お家でご飯作りのお手伝いをすることが宿題になりました。2週間後にもう一度、お店でワークショップを行います。
最後はみんなで腕を組んで集合写真をとりました。次回は本番にむけてもう1日お店で学びます。
(1日目撮影:KIITOスタッフ)
8/23金:2日目
お店でのワークショップ2日目です。2週間近く間が空いたので、もう一度作り方を最初から復習します。
「覚えているかなあ」と言っていた子も、実際にやってみるとすぐに思い出していました。
1日目のワークショップで苦戦していた、両手をうまく使いながらバッター液とパン粉にチーズを挟んだハムをつける作業も、とても上手にできていました。
2日目のワークショップでは、お客さんのことを考えながら試食をします。
チーズの量やケチャップの量はどのくらいがいいか、みんなで揚げたてのコルドンブルーを食べながら考えます。チーズの量はスライスチーズ半分がいいか、1枚がいいか、家族の意見もききながらリサーチすることが宿題になりました。
2回のワークショップを終え、次回はデザイナーチーム、建築家チームと合同で行う全体ワークショップの2回目です。それぞれ1回目のワークショップからどんなことを学んだか共有します。
(2日目撮影:坂下丈太郎)