ちびっこうべシェフチームのワークショップを開催しました。指導をしていただくのは、カセントの福本伸也シェフです。10月の本番で提供するメニューの材料や作り方について学びました。
エプロンを着て早速厨房に入ります。厨房は外からものぞけるように大きな窓があり、とても明るい空間でした。
はじめにガスパチョ(冷製スープ)を作ります。トマト、キュウリ、レタス、パプリカ、タマネギ、食パンを適当な大きさにカットします。そこへニンニク、塩、コショウ、リンゴ酢を入れてラップをして冷やします。こどもたちはメモを取りながら材料の確認や手順を覚えていきます。
冷やしている間に、タコスを作ります。材料はトウモロコシの粉です。鍋で黄色いトウモロコシの粉と水と混ぜ合わせ、その後冷ましてこねていきます。手で力を入れてこねて固まってきたら、秤を使って10gずつに分けていきます。みんな丁寧に作業をし、10gぴったりにできました。トウモロコシの生地を専用のプレス機でつぶし、厚さ1mmぐらいの円形のシートを作ります。専用の機械がなくてもできるように、綿棒を使ったり、フライパンの底でつぶしたり、様々な方法でトウモロコシのシートを作っていきました。
たくさん作ったトウモロコシのシートを180℃に熱した油で揚げていきます。生地の破片を鍋に落とし、泡を立てながら生地が上がってきたらちょうどいい温度です。高温の油ははねると危険なので、丁寧にゆっくりと先ほど作った生地を上げていきます。1、2分でポテトチップスのようにパリパリに揚がりました。揚げたトウモロコシの生地にパプリカの粉、カレー粉、塩、コショウ、チーズ、マヨネーズをかけて味付けをします。少しピリ辛に仕上がりました。
次は、冷蔵庫で冷やしていたガスパチョの材料をミキサーにかけていきます。3分ほどミキサーにかけると、カットした野菜はきれいなピンク色の液体になりました。早速味見をしてみると、こどもたちには少し酸味が強いという意見があり、次回は少し酸味をおさえた味に福本シェフに調整していただきます。
ガスパチョを器に注ぎ、先ほど作ったタコスをのせます。最後に葉っぱや花などをデコレーションし完成です。 ガスパチョとタコスにもっとこんな食材と合わせたら美味しいのではないか、より美味しく見える盛り付けはどんなデザインが良いのか、それはこどもたちの次回までの宿題になります。
当日の様子映像
映像制作:神戸芸術工科大学
撮影・編集:西香渚子
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