シェフチーム5班 玄斎1回目ワークショップ レポート

2016年8月1日(月)

ちびっこうべ2016 シェフチームワークショップ、今回は和食のお店「玄斎」にて、上野直哉さんにワークショップをしていただきました。

自己紹介の後、すぐに今日のワークが始まります。
子どもたちの前に、ジュースを注いだワイングラスと口の広いコップ、2種類のグラスが出されました。「どちらが甘く感じる?」と上野さん。実は中身は全く同じジュース。甘味は舌の奥の両側のふちで感じるので、中身は同じでも口の広いグラスの方が甘く感じるのだそうです。反対に、ワイングラスは香りをより感じます。

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今日は道具について学ぶ回。道具や食器の大切さを知ってもらうため、そんな飲み比べから始まりました。まだまだ子供たちは緊張気味、言葉数も少なめです。
今回、このチームが作るのは「そぼろご飯」。日本の家庭でおなじみのメニューです。

料理は「作る人」「食べる人」に加えて、「道具」が大事、と上野さん。「厨房の中を散策して、これは何だ?という道具を見つけてください」
早速、厨房にある調理道具を物色する子どもたち。

上野さんがいろいろな調理器具について、一つ一つ説明してくださいます。
菜箸、魚の匂いがつきにくい真魚箸(まなばし)という金属の箸。
12年に一度しか使えない、干支の器。
柳刃包丁、出刃包丁、薄刃包丁。鱧を切るための鱧切り包丁。
実際に目の前でザッ、ザッと骨ごと鱧を切ってくださいました。「骨が多い鱧を食べるために昔の人が考えた知恵なんだよ」と上野さん。

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もうすぐお昼の時間。今日はメニューのそぼろご飯を上野さんが作ってくださいます。
鍋に豚ミンチを入れ、みりん、醤油、砂糖、塩の調味料を入れてから熱します。
続いて炒り卵。お店にいい匂いが立ち込めます。
白いコーンを入れて炊いたご飯の上に、そぼろ、炒り卵を乗せ、紅葉の形の人参とさやいんげんを乗せたら完成です。

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10月の本番では、そぼろご飯の上に炒り卵を型で抜き、黄色い形をつくります。どんな型で抜いたらいいか、次のお店でのワークショップまでにそれぞれ考えてくることが宿題。
「クローバーの形は?」「星の形なら卵の黄色に合う」「背景のそぼろが茶色いから、バランスを取るのが難しい」…とは子どもたちの意見。
他に「当たり」を作って中にうずら卵を入れたり、紅ショウガも乗せたらいいかも、というアイデアも出ました。

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最初はおとなしかったけれど、終わるころにはすっかり元気いっぱいの子どもたち。次回、どんなアイデアが出てくるのか楽しみです。

Photo:坂下丈太郎

当日の様子映像

映像制作:神戸芸術工科大学
撮影・編集:三好天都、岩崎和樹

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