シェフチームワークショップ③

シェフチームはこれまでそれぞれの班に分かれて2回のワークショップを実施してきましたが、今日は全員集まってのワークショップ。「味覚」について学びます。講師は料理研究家のさかもと萌美さん(口福塾)です。

最初に、2回のワークショップの記録映像を見ます。1か月間少し、あっという間でしたね…皆よく頑張りました!

さて、ワークショップスタートです。 普段美味しくご飯を食べているけれど、「味覚」って…?
まずは5種の液体を飲んで、自分の味覚チェックです。それぞれ、塩味、甘味、酸味、苦味、旨味、蒸留水、どれにあてはまるでしょうか?



「すっぱい!」「これは味がしないから水!」「これ何かわからん!」大盛り上がりで回答をワークシートに書いていきます。

先生と答え合わせ。結構正解者が多かった…かな?

次は先生の講義です。「うま味」を発見した池田博士、食べ物の味を感じる器官である「味蕾(みらい)」、味覚の脳までの通り道の話など、ちょっと難しいけれど、初めてきくお話しばかり。

続いて、チョコレートor昆布の実験です。予め選んでいた食材で実験します。

【チョコレート】
3種類のチョコレートを順番に食べ、それぞれ甘味、苦味、酸味をどの程度感じたかをシートに落とし込んでいきます。また、3種の中で一番好きなチョコレートをもし商品化するとしたらどんな名前にしたいかを考えます。

【昆布】
利尻昆布、羅臼昆布、真昆布でとった出汁をそれぞれ飲んで、どの昆布でとったものかを当てていきます。また、出汁を飲んだ時に感じた特徴を細かくメモしていきます。

「チョコレートに酸味ってある?」「これは甘いな」「昆布ムズッ!全然わからんねんけど!!」
色んな声が飛び交います。



最後に、先生からまとめです。
チョコレートは、自分と味覚の捉え方の近い人、そうでない人の存在を知ること、昆布は生産地で風味が異なってくることを学ぶ実験でした。

日頃当たり前のように感じている「味覚」についてあらためてしっかり意識を向けることで、色々な気づきがうまれたのではないでしょうか。

最後に、ちびっこうべ夢のまち会場に出向き、絶賛建築中の各班のユメミセを見てまわりました。



自分の班はどんなユメミセになるのかな!?と、皆興味津々です。

あと約2週間でいよいよ夢のまちオープンです!調理も、味覚についてもバッチリな状態で本番に臨みましょう!

 

Photo:山本みなみ