NEWS NEWS

2013/7/12

イベントレポート

+クリエイティブゼミ vol.5「デザイナーの次のかたち」第3回レポート

2013年7月5日(金)
特別講座 サノワタル×熊野森人 トークセッション「企画とデザインの繋ぎ方」

sano01 sano02
sano04 sano03

第3回目のゼミは、特別講座として広告、企業や公共機関のブランディング、クリエイティブディレクションを行うeredie2(エレダイ2)熊野森人さんをゲストに迎え、講師のサノさんとのトークセッションを開催しました。
特別公開講座としてゼミの受講生以外の参加者を募集し、一般の受講者とゼミ受講生での開催となりました。

まず、熊野さんの自己紹介に合わせて、主な仕事としてANA「OKINAHOURS(オキナワーズ)」をご紹介いただきました。
今までの「沖縄=リゾート・観光」とは違う切り口で、「日常・ゆっくりすること」の魅力を伝え、多くの人から高い「共感値」を得た広告のひとつです。
また、企画を進める上での「たくさんの視点を持つこと」の重要性を解説していただきました。
外部の視点、内部の視点、また状況も視点として捉え、たくさんの視点を考えた上で、選ぶ・正解を見つけるのが良いデザイナーが持つ能力とのことです。OKINAHOURSも、いままでの視点とは違う視点から生まれた広告と言えます。

そして印象に残った言葉は「いちど否定してみるのがクリエイティブの作法」。
否定してみることで、多角的、相対的に深く考察することを「戦う」と表現した熊野さん。
これからのデザインとデザイナーは「戦う」時期だそうです!

トークセッションでは、サノさんが前回のゼミで伝えたデザインにおけるコミュニケーションの大切さについても話題に上りました。また、熊野流「アート」と「デザイン」の違い、そして視覚的でないものにも表れるシズル感の説明には、参加者の皆さんも納得の様子でした。

トークセッションの後に行われた交流会では、熊野さん、サノさんともに参加者に囲まれ、積極的に質問に答えていました。
また、参加者同士の新しい交流も生まれた様子です。この特別講座は、ゼミ受講者にとって良い刺激になったことと思います。

+クリエイティブゼミ vol.5「デザイナーの次のかたち」
開催概要はこちら