2013/7/16
イベントレポート
2013年7月6日(土)
第5回|13:00~15:00|コンタクトワークショップ
コンタクトのワークショップ第3回目では、「モノとコンタクト」をテーマに、身体を含めた「構造」を利用したワークを行いました。今回はアシスタントの小寺さんがリードするストレッチから始まりました。
ワークショップでは、うつ伏せのパートナーの上をロール、スライドするなどの、身体の構造を身体で確かめるワークを経て、サポートするパートナーが押し返すコンタクトポイントを利用し、肩、腰、膝、肘、腕などを使用した「ひとつながり」の動きを創りだしました。この動きを軽快に、リズムに乗って行うと、それは「ダンス」となります。
次に、パートナーの自然な姿勢を観察し、どこが強くて、どこが弱いのかを見つけ、利用するコンタクトのワークを行いました。「スウィッチ!」という坂本さんの掛け声で立場の交代を繰り返しながら、そして、移動しながらパートナーをシャッフル。今までに学んだコンタクトの経験を総動員したワークを行いました。
最後に、パートナーや参加者同士で行っていたワークを椅子で試してみました。椅子の構造を利用して椅子と踊り、短いダンスを再現できるように創作します。15分程度の各自の創作時間のあとで、参加者の前でショーイングを行いました。
「すわる」という用途を排除することで、椅子が椅子でなく見えたり、また関わる身体が身体でなく見えたりすることで、参加者それぞれの「物語=ダンス」が生まれました。
第6回のワークショップでは、各空間とそこにある「モノ」を含めてのコンタクトのワークを行います。
第6回|15:30~17:30|モノとダンス
第2回のロケーションハンティングで見つけたKIITOの空間のなかから、改めて気になる空間を参加者で相談し、今回は北玄関、北玄関への通路、カフェ、プロジェクトスペース3Bでコンタクト・インプロヴィゼーションのワークを実践しました。
各空間により異なる遠近感や設置物、光と影、音、グリッドなど、空間の特性を読み取り、そしてそこにあるモノの構造、また同じ空間にいるひとを利用してピクチャーのワークを行うことでショーイングのイメージを創りだしていきます。また、ショーイングで観客がどこから観るのが良いかなども検討しながら創作の旅は続きます。
最後には、グループでアプローチを決めるミーティングを行いました。
次回からはショーイングに向けて、各空間でグループに分かれて創作を開始します。
次回のワークショップは、8月24日(土)です。
+クリエイティブワークショップ「建築とコンタクト ~ダンスで巡るKIITOの旅~」
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【お知らせ】ショーイング「ダンスで巡るKIITOの旅」鑑賞ツアー
KIITOの館内を舞台に、「ダンスで巡るKIITOの旅」ワークショップ参加者とMonochrome Circusがパフォーマンスを展開します。
館内随所に出没するパフォーマーに誘われて巡るKIITOの旅。ツアー終了後には出演者、鑑賞者を交えてのアフター・トークを開催します。
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