2014/3/5
イベントレポート
2014年2月25日(火)
第7回のゼミは、1月から行ってきた研究成果の発表会(前半)を開催しました。ゼミ生それぞれが、この2ヵ月間で気づいたこと、リサーチのまとめ、こらからの新たな課題や考えについて発表しました。各発表について、他のゼミ生は発表の感想やより良く進めるための意見などを付箋に書き、発表者へ渡しました。終わりには懇親会も行い、意見交換と共に交流を深めました。
発表について|
・現在はメールアドレスを交換するのではなく、LINEのIDを交換するのが主流となっている。LINEは確認しているが、メールは見ていないことが多いようだ。スマートフォンは外でもインターネットにつながる便利さもあり、実際に家族でスマートフォンを導入した。両親に初期設定や使い方などを教えており、今まで以上に親との会話や交流が増えた。親子間のコミュニケーションをつくるきっかけにもなるのではないか。
・飛鳥時代からはじまったとされる手紙から、電話(1876年)、メール(1965年)、メッセンジャー(1996年)、SNS(2010年)と進化していく中で、相手に届くまでの時間は短くなったが、心の距離は遠くなっているように感じる。情報があふれており、一人一人が情報過多になっている。あるリサーチによると、日本でのメディアの信頼度は72.5%と世界2位(53ヵ国中)であった。つまり、テレビや新聞などの情報を7割を越える人いが信頼している。それらのメディア情報を自分なりに咀嚼し、受け取る能力が大切であり、ゼミのようなみんなが集まり、情報を交換できる学びの場の重要性も感じた。
・乳幼児保護者のスマートフォンの利用に注目し、リサーチを進めた。乳幼児保護者による、小児科の検索、子ども用品のネットショッピングなどは高い利用率であった。保護者の6割以上がスマートフォンを持ち、2歳児におけるスマートフォンとの接触(ほぼ毎日)は2割を超えている。海外ではタブレット教育や電子黒板の利用がスタートしており、幼児の半数以上がタブレット型端末やスマートフォンに触れている。一方、乳幼児向けのアプリケーションやソフトの便利さがアピールされている(情報が多い)が、保護者に対するメディア学習の情報が少ない。今後年齢に応じたメディア学習のカリキュラムや日々進化するメディアに対する柔軟な学習体系が必要。また空白となっている乳幼児保護者への働きかけ、リアルなコミュニケーションの楽しさを伝えることも大切だと思う。
次回3/6(木)も研究成果発表会(後半)を開催します。
+クリエイティブゼミvol.8 教育(メディアリテラシー)編 こども×ケータイ研究所
http://kiito.jp/schedule/seminar/article/6672/