2014/6/16
イベントレポート
2014年6月3日(火)
神戸市消防局とタッグを組んで、20代、30代を対象とした新しい防災啓発プログラムの企画、開発に取り組む+クリエイティブゼミ vol.9防災編「神戸市消防局と、若い世代向けの新しい防災プログラムを開発する」の第4回目のゼミを開催しました。
4回目となる今回は、次週中間発表に向けてのグループミーティングが行われ、最後にグループ毎の発表とディスカッションが行われました。
発表の様子と各班の議事録は以下になります。
A班
もう一度、一から面白いアイデア出し。なぜ面白いのかを掘り下げると”恋愛”という若者が求めるニーズが共有された。出会いの場となる催し物の内容は、「逃走中」「ドロケイ」といったクオリティの高いゲーミング企画(若者集め)と、1泊2日として夜に防災学習兼ねて避難所となる小学校でのキャンプや炊き出し(防災学習)をあわせて行くとの結論が共有された。防コミの方へは、コンテンツのバランス、内容に配慮し説明する。
B班
サバイバル屋敷
◻︎サバイバルのゲームをクリアすることで、無意識のうちに防災のスキルを身につける。
◻︎神戸市消防局の協力又は主催によって行う。
◻︎サバイバルに使う設備、道具は消防局、防コミのものを使う。
(消火器、ロープ、ポンプ(ガソリン式)+ホース、煙体験、起震車(ゆれるん)、AED、バケツリレー、水槽、脱出用スロープ、簡易担架(物干し竿+毛布)等)
■開催時間帯は夜。■場所は海岸?■参加者は単独、カップル、チーム、どれでも?■ゲームのコンテンツは、防災訓練(カエルキャラバン)の要素を含んだものにするが、参加者には防災を意識させない。■お化け屋敷の要素は含まない?一部アリ?■ゴール後、防災訓練だったことを告白。■ゴールを出るとBBQが待っている。(ゴールした人だけ?だれでも?)■クリア時間によって賞品(肉のグレード?)を変える。■消防士と呑みながら語る?■参加費は必要。■リピーターは必要か?防災意識へのキッカケだけならリピート必要なし?■キッカケだけならコミュニティへの関わりは不要か?
事例 /
風雲たけし城 https://www.youtube.com/watch?v=EGR3sFEq5Hc
SASUKE https://www.youtube.com/watch?v=nGPvegvcha0
C班
今までずっと既に人が集まっているところに何かをはめ込んでいくプログラムを考えてきたが、防災にとらわれすぎていて若者が面白いと思うものはどういうものか、という視点が希薄になっていた。
そこで、原点に返り、若者が興味を持ったり、かっこいいと思っているもの、またその裏に潜む若者の深層心理を探ることになった。
それが、英語、一体感、~のようになりた(憧れ)、楽しむことが目的、目立ちたい、普段出来ないことをしたい、というものだった。
西須磨の地元資源である、海、インターナショナルスクール、海沿いのカフェなどを使い、これらの若者の欲求を満たす普遍的なプログラムを作るのが、C班の目指す方向性だ。
地元資源と若者の心理をつなぎ合わせるプログラム案として、
①Green drinks
②ゲリラ
的なもの が出ている。
D班
メンバー4人+消防職員で議論。前回のプラン(防災をテーマとした映像作品の公募)を再検討したが、運営主体の問題等から断念。原点に返って“若者がワクワクするイベント”として「カラーラン」の魅力を分析し、「ラン+防災」の企画を考えることになった。須磨の海や水族園等の地元資源を活かしながら、班対抗で身体を動かす防災研修+見る楽しみ(消防職員のデモンストレーション)+交流会をセットにしたイベントのアイデアが出た。
E班
前回最後に報告した「ぼう呑み」を1週間で周りの人に聴き取り調査をした結果、非常食のイメージが乾パンしかない、知らない人と防災の話をしながら飲みたいとは思わない、お酒を飲まない人は参加しにくい…などの、防災色がですぎているため敷居が高いという感想が多かった。
聴き取り内容と、この週末に西須磨防コミを訪問した班のメンバーの報告内容をもとに、再度内容を検討。ターゲットを外来者の若者とし3つの案を考えた。
【案①】逃走ゲーム(仮名)
【案②】スタンプラリー
【案③】告知方法の工夫
次週は中間発表、皆さんの発表を楽しみにしています!!
+クリエイティブゼミ vol.9防災編「神戸市消防局と、若い世代向けの新しい防災プログラムを開発する」
開催概要はこちら http://kiito.jp/schedule/seminar/article/7939/