2015/7/25
イベントレポート
2015年7月14日(火)
第10回目の今回は遂にゼミの最終回です。
各班がこれまでに試行錯誤して作り上げたアクションプランを発表しました。
最終発表会となる今回は、環境局の幹部の方々にもお越しいただき、発表を聞いていただきました。
A班「BE KOBE×環境」
環境問題対策に対する神戸市の様々な活動への参加者に偏りがあることや、参加者が少ないことについて「対策活動を個々が行う必要性が伝わっていないこと」「活動に参加をして得られる効果がイメージ出来ないこと」「自分事として捉えられていないこと」を挙げられた。
そこで既に神戸市が実行している「BE KOBE」の一人一人の知恵や経験が神戸市の財産として紹介する活動に注目。環境に対する活動を行っている人を取材し、メッセージとして発信することで、環境問題対策に対する意識付けを行う。
B班「KOBE環境大学の刷新」
神戸市環境局が行なっている活動はターゲットに20~30代の若者に向けたプログラムが無いことに着目。若い世代に向けた環境問題に対してのプログラムを考察した。
・現在の参加者は8割が60~70代の方である「KOBE環境大学」の授業内容の刷新し、20~30代に向けたプロモーション、授業内容を提案。
新しい授業:
授業内容を「環境問題に対する学び」と「スキル向上」を掛けあわせることで若者の参加を促す。
新しい見せ方:
デザイナーの協力を得てロゴマークのデザイン、WEBページの製作を依頼し、ターゲット層にあった告知を行う。更に、カフェなどの「神戸らしくオシャレ」な場所を授業の実施会場にすることで若い世代の参加を促す。
新しい関わり方:
新たな取組みとして講師と生徒の枠を取り払い、時には生徒が講師に、そして講師が生徒になる授業形態を提案。
Ex.「生徒がクリエイティブゼミの手法を用いて授業内容を考える」
C班「e-Kobe」
「こうべ省エネチャレンジ」の活動に着目。問題点に目標が不明確であること、ガス/電気の使用量を減らすことだけでしか参加ができないこと、記念品の魅力が弱いこと等を挙げた。
「こうべ省エネチャレンジ」…ガスや電気などの検針票を提出、削減量によって協賛企業より記念品がもらえる
この問題点の解決策として「企業ではなくイベントからの協賛を得て行うこと」「ターゲットを絞ることで特典を選定しやすくする」「目標と現状の見える化」などを対策に挙げた。
・見える化の方法として「レゴモザイクアート」を提案。
1アクションに対してレゴを1個と引き換えることができ、参加者がレゴピースを組み上げていくことでモザイクアートが徐々に完成していく。
特典としてイベント会場での良席が確保できる。
Ex.花火大会、ルミナリエなど
e-Kobeの「e」に込めた意味
①絵=Art ②Eco ③ええ神戸! ④行こう神戸!
D班「E-KOBE Project」
環境に対する取り組みを「神戸のあたりまえ」にすることを目標とし、環境問題に対する活動を集約したサイトを作成。情報整理をすることで参加しやすく、環境に対しての意識を持ちやすいデザインにする。またこのサイトを軸とし、エコポイントの発行やイベントの開催に繋げる。
サイトのアイデア
・サイトにはCO2削減目標値と達成までの残量をカウンターで表示する
・掲載情報を5つのキーワードで分類することで欲しい情報を見やすくする
→キーワード:ENJOY、EAT、SCHOOL、LIFE、WAKETON
・E-KOBE Projectに関連するイベントに参加するとポイントを付与、ポイントが貯まるとE-KOBEオリジナルデザインのゴミ袋が手に入る
また、プロジェクトの宣伝としてのイベントの開催やポートタワーを緑一色での点灯などを行う。
・各班に対しての環境局の方からのコメント
つかみどころが見つけづらい今回の問題に対してプランの発案までに各班かなりの苦労がありましたが、永田さんからは「今回のゼミは内容が非常に難しかったが、それでも全班が素晴らしいアクションプランを提案してくれた」とのコメントがありました。
ゼミは一旦ここで終了となりますが、「地球温暖化対策プロモーション大作戦!!」は各班が提案を行なったアクションプランを事業化するための次のステップに進みます。
+クリエイティブゼミ vol.15 環境編 「地球温暖化対策プロモーション大作戦!!」
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