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2016/7/7

イベントレポート

+クリエイティブゼミ「ちびっこうべのまちを考える」第2回

2016年7月1日(金)

+クリエイティブゼミ「ちびっこうべのまちを考える」
2回目のこの日は、一昨年に開催されたちびっこうべをふまえて、まちの仕事のブラッシュアップを行いました。

まず、本ゼミの講師である副センター長の永田より、KIITOのゼミの考え方、心構えについて説明を行いました。

ゼミを進める上で特に重要なこととして、
・「風の人」「水の人」「土の人」の作法
・みんなが関わるための余白のつくり方「不完全プランニング」
・アイデアの種の質を上げる考え方「+クリエイティブ」
を挙げ、一つ一つ紹介していきました。

特に、「ちびっこうべ」という夢のまちにおいて、「土の人」である子どもたちに対して、ゼミ生が「風の人」としてどのように考えるかが重要だと話しました。そのなかで、背景が異なるメンバーでも、互いの意見に耳を傾けたり意見を否定せずアイデアを尊重しあうことで、信頼関係を築きつつシナジーを生み出す大事さなどについても話しました。

その後、ゼミ生自身に興味のあるチームを選んでもらって、5つのチームに分かれてブラッシュアップのためにディスカッションをおこないました。
以下、各チームのディスカッションの内容です。

チーム「まちのしくみをつくる」
[しやくしょスタッフ]や[けいさつかん]など、まちのしくみをつくる仕事を考えるチームです。[ぎんこういん]や[けいさつかん]の仕事が、よりまちの仕組みとして機能するためにはどうすれば良いかについてディスカッションを行い、ぎんこうでお金を貯金できたり貸したりできれば良いのではという意見がでました。

チーム「ものをつくる」
[ちびっこ大工]や[ちびっこイラストレーター]など、まちのためのものをつくる仕事を考えるチームです。[そざい屋]にある材料をつかって他のチームと協力してまちを楽しくするための仕事や、お祭りなどのハレの日をつくっては、という議論を行いました。

チーム「まちの楽しみをつくる」
[ちびっこカメラマン]や[ちびっこメイクアップアーティスト]など、まちのこどもたちの楽しみをつくる仕事を考えるチームです。こどもがまちを楽しむために、役者や大人になりきってまちを楽しむことができるシステムをディスカッションしました。

チーム「まちのにぎわいをつくる」
[ちびっこランドスケープデザイナー]や[みなとの音楽隊]など、まちににぎわいをつくるための仕事を考えるチームです。[みなとの音楽隊]をテーマにディスカッションを行い「まちのにぎわいで音楽隊の音が聞こえない」という去年の問題点に対して、マーチングにして音を鳴らしながらまちを歩いてみてはどうだろうか?という意見がでました。

チーム「情報を収集・発信する」
[記者]や[ちびっこラジオDJ]など、まちの情報をあつめて発信する仕事を考えるチームです。まちの情報をリアルタイムで発信しながら、ちびっこうべの夢のまちには入れない大人にも共有できる情報発信の仕組みについてディスカッションしました。

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その後、各チームのテーブルを移動しながらそれぞれのディスカッションの内容を発表してもらい、プログラムを共有しながら各チーム間の仕事の相互関係についても議論しました。

最後に永田より、総評として
・既成概念にとらわれないこと
・チーム内で話が盛り上がったときのアイデアの種を見逃さないこと
・まずは自分たちでできることから考えはじめること
についての話がありました。

次回はひきつづき既存の仕事のブラッシュアップを行いながら、新しい仕事のアイデアについても考えていきます。

+クリエイティブゼミ「ちびっこうべのまちを考える」
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