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2016/7/11

REPORT

+クリエイティブゼミ vol.19 まちづくり編「神戸まちラボ CASE02 つなぐデザイン ~市街地西部地区(兵庫区南部・長田区南部)の豊醸化をめざして~」第7回

2016年7月5日(火)

第7回は、「移住のニュー・スタンダード!」をテーマに、移住の新しいかたちを集め、ウェブや紙など、さまざまな媒体で「地域暮らし」を発信する「雛形」の編集に携わる菅原 良美氏をお招きして、地域情報を誰のために発信し、どういう情報であれば人が動くのかなど、現在進行形の「移住」について、具体的な事例をまじえ、お話をいただきました。

雛形は、特に若い世代の女性に向けて、移住をさまざまな視点で捉え、考えてもらうきっかけを作るために、4つの視点から移住の「入口」を提案されているそうです。
・INTERVIEW
地域で暮らすことを選択した、“現在進行形”のキーパーソンのインタビュー
・REPORT
地域に根ざした文化や、新たなプロジェクト・サービス・商品・イベント・場所など、「住みたくなる」きっかけになる情報をピックアップ。
・TOPICS
地域に訪れるきっかけとなるようなイベントや、日本全国の子育て・住まい・仕事・お試し住宅などの移住のきっかけとなる支援情報、募集情報などを紹介
・COLUMN
写真家、料理家、文化人類学者といった文化人から、地域に根ざす人々が書き手になり、その人の視点でみた地域のコアな魅力を発信。

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「移住」に関心のある方も、知りたい情報は人によってさまざまなため、多様なニーズに対応できるよう、多角的に「移住」や「地域暮らし」を捉え、編集をし、発信をされているのだそうです。
また、情報の届け方にもさまざまな工夫がされています。媒体をWEBと紙にわけ、対象者や情報の広がる範囲を整理することで、「知りたい」と思っている人に確実に情報を届けることができるような仕組みにしたり、実際の移住者と読者がリアルな”つながり”を持ち、情報交換をする場「スナック雛形」を提供したりと、若い世代に届きやすい、立体的なプロモーションを行っているとご紹介をいただきました。

最後に、ゼミ生の質問をきっかけに、雛形を始める際に掲げた理念についてもお話もいただきました。「地域」には、とても多くの要素が含まれ、仕事や不動産、観光や飲食など、どこか一部を切り取るにはあまりにも大きなテーマだと言えます。その中で、地域が今必要としていること、ニーズは何かと模索したときに、そこで暮らす「人」を増やさなくてはならない、移住を促進しなければならないと考えたそうです。そのために、地域に含まれるさまざまな要素すべて包括してアクションをする組織を立ち上げるのではなく、移住のための「入り口」をつくりたいと考え、「雛形」が生まれたとお話をいただきました。

また、地域で暮らす人々から、雛形の活動を通して移住してくる人々が、「クラスの人気者」のような人たちだ。という声が上がっているとのお話もいただきました。かつての都心での暮らしに疲れた人が「移住」をするというイメージは年々薄れ、地域で率先して活動をしたいと考える、若い世代の「リーダー」が増えているのだそうです。若者の暮らしの選択肢を広げ、そういった移住者によって地域が元気になるということを、雛形で証明できるようにしたいとのことでした。

レクチャー後は、1時間程度グループディスカッションを行いました。菅原さまに各班をまわってもらいながら、編集・発信の手法や、移住の現状などの班の内容にあったアドバイスをしていただきました。

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最終発表をもう少し後に控えた今回、どうしても具体的なアイデアの中身の部分に議論が集中しがちで、それをどう人に届けるのか、関心を持ってもらうのかという部分が後回しになってしまうことの多くなっていたゼミ生にとって、気づきの多い機会となったのではないかと思います。

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