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2016/7/14

REPORT

+クリエイティブゼミ vol.19 まちづくり編「神戸まちラボ CASE02 つなぐデザイン ~市街地西部地区(兵庫区南部・長田区南部)の豊醸化をめざして~」第8回

2016年7月12日(火)

最終発表まで残すところあと2回となった第8回目は、最終発表に向けて、各班いつも以上に熱い議論が行われました。
以下、各班の発表内容です。

■A班
引き続き検討している「街の写真部」の提案について、どのように地域内外の人に参加してもらい、その様子を発信していくかについて話し合った。既存の、長田の風景写真をテーマにしたフリーペーパー「o-chan」の制作チームともミーティングを行い、街の人が撮影者となり、風景写真を収集するというアイデアはそのままに、もうひとつのアクションとして、写真に「ツッこむ」というアイデアが生まれた。長田のゆるい世界観(ボケている感じ)の写真に、それを見た人がツッこむことで、もう一歩深く、踏み込んだコミュニケーション(笑い)ができるのではないかと考えている。

講評|その街と自分の関係性によって、街の見え方、ストーリーは全く違うと思う。そういった「違い」からも、コミュニケーション(笑いなど)は生まれるのではないか。また、SNSや紙媒体、もしくは展覧会など、発信の媒体についてもじっくり検討してみてほしい。

■B班
長田に住む職人やクリエイターの魅力を発信するため、ものづくりの現場を地域の子供たちが取材し、長田への移住を考える若い職人・クリエイター志望の世代に向けた子供新聞を制作するというアイデアについて話し合った。子供たちは、まちの特性や文化、歴史を学ぶきっかけとなり、受け手側は、子ども素直な視点から見た長田のものづくりについての意見を受け取ることができるという利点があるのではないかと考えた。

講評|なぜ子供なのか?その場合に情報の届け先は若い職人・クリエイターになるのか?仕組みに違和感を感じるので、もう少し検討してみてほしい。

■C班
ベトナム文化を切り口に再度まちをリサーチした。事例として、三宮のベトナムのお店の客層は9割が日本人で、あとの1割はベトナム人留学生であることが分かった。リサーチの中で、ベトナム系の移住者と接触する難しさを実感し、ベトナム人がまちに出て地域住民と交流する機会がなく、小さなコミュニティに引きこもっているのではないかと仮説を立てた。そういったコミュニティに、日本にやってきたばかりのベトナム人留学生や、ベトナム文化に興味のある日本人を引き合わせ、そのコミュニティをまちの個性として発信することができないかと考えている。

講評|リサーチで課題だと感じたことを、長田区社協やまちの中のキーマンに実際に取材し、どれぐらい難しい問題なのか考えてみて、その上でどのような「つなぐ」動きが求められるか、検討する必要がある。

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■D班
引き続き検討している「DIYの拠点施設をつくる」提案について、そこに訪れる人々の交流の仕組みをDIYのレベルに合わせたものにする(初級・中級・上級)にすることで、自分の暮らしを作り出すことをより具体的にイメージできるようにし、ただ技術を学ぶのではなく、感性を磨くためのコミュニケーションが交わすことのできる場づくりを考えた。暮らしや住まいを学ぶ「住育」を行う場という提案。

講評|対象者の整理によって、誰に本当に届けたい場なのかが見えにくくなったのではないか。運営の仕組みが、どういった場の状況を生み出し、そこでどんな効果が得られるのか、類似事例などからもう一度ヒントを得てみてほしい。

■E班
ハンドメイドを切り口に、体験や学びを得ることのできる場づくりの提案について、さらにブラッシュアップした。ただ人が集まるだけで完結するのではなく、そこで制作した作品を販売したり、ハンドメイドの技術をさらに磨くための勉強会を実施したりすることで、閉じたコミュニティではなく、ハンドメイド文化の発信拠点としての機能も持つ場にしたいと考えている。敷居は低く、ハンドメイド初心者や子連れのママも積極的に受け入れ、技術を磨いてゆくゆくは作家デビューするような長い付き合い方ができる仕組みを考えている。

講評|作家の発展性への期待や、長田の工場の技術を生かした連携など、多方向に発展の可能性のあるアイデアだと思う。

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