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2020/3/10

イベントレポート

12月3日(火)開催 グッドデザイン連続講座 3.「社会実装としてのグッドデザイン」レポート

「社会実装としてのグッドデザイン」(12月3日)
日時 12/3(火)19:00-20:30
講師:斎藤精一(審査副委員長/イゾマティクス代表取締役社長)

この日は、グッドデザイン賞の審査副委員長でライゾマティクス代表取締役社長の斎藤精一さんにお越しいただき、「社会実装としてのグッドデザイン」という題で講演いただきました。

今年度のグッドデザイン賞の審査テーマは「美しさ」「共振する力」でした。斎藤さんによれば、今年度のグッドデザイン金賞受賞作品では「個人の強さが目立った、人が共振を生み出していた」のだそうです。Ontenna開発者の富士通の本多さん、いわき市の地域包括ケアigokuの猪狩さんなどのお名前を出されました。そして、お二人のように、共振を生みだす人・共振のデザインができる人に共通するのは、自ら「手を動かす」ことができることと指摘されました。

                               

また、良いデザインを生み出すプロセスで大事なのは、「日常の延長で考える」こととお話しされたのも印象的でした。ルワンダでドローンが血液輸送に使われているように、最新のテクノロジーも、私たちの日常のニーズに合わせて利用していく時代になっているとお話しされました。斎藤さんはまちづくりにも関わっていますが、社会の未来像を考える時も「本当に私たちはこんな未来を求めているのか?」という問いを大切にしているそうです。

最後に、この日のトークテーマ「社会実装としてのグッドデザイン」についてお話されました。グッドデザイン賞の役割は、「共振する力」「美しさ」を持った作品を見つけ出し、世に広めることであり、斎藤さんは、審査副委員長として、この社会が今後進むべき方向性を示しているものをグッドデザイン賞として選んでいるのだそうです。つまり、グッドデザイン賞に選ばれた作品は、社会実装されなければならない作品である、とも言いかえることができます。

斎藤さんのお話を聞いて、グッドデザイン賞受賞作品は、私たちの未来の行先を示す羅針盤として選ばれている、ということが良く分かりました。私たちも、ひとつひとつの受賞作品からそのメッセージを受け取って、「手を動か」して、共振を生み出し、より良い社会をデザインしていきたいと思いました。