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2021/2/2

REPORT

1月26日(火)開催「+クリエイティブゼミ Vol.35まちづくり編「空き家の新たな活用方法を、地域豊饒化の観点から考えてみる」」第5回目レポート

去る1月26日(火)に、「+クリエイティブゼミ Vol.35まちづくり編「空き家の新たな活用方法を、地域豊饒化の観点から考えてみる」」の第5回目を開講しました。今回も、オンラインでのグループワークを実施しました。

前回のゼミでは、各グループから、短い時間の中でたくさんのアイデアが出されました。これをブラッシュアップして、アクションプランへと練り上げていきますが、永田副センター長からは、先週挙げたポイント、アイデアだけにならないように、事業性を考慮する、また、それぞれ対象はあるが、地域との連携や幅広い展開も見据えて「つなぐ」ことを大切にほしい、ということが再び各グループへ念が押されました。外からアイデアを持ち込むという立場で、どうやって、活動を育て、地域に良い影響をもたらすか、一人二役を想定しなければならない、難しい課題ですが、各グループとも、課題をクリアするべく、グループワークに取り組みました。

今回も、各グループワークの模様を下記に紹介します。

子どもグループ
LINEグループで連絡をとりあっている子ども班は、ゼミ開催日までのあいだ、事例の資料共有や思いついたアイデアなどを書き溜めていました。なかでも、空き地を農地や畑として実際に使っている居場所づくりの事例は今回の物件にも考え方が応用できそうだということで意見交換が盛り上がります。前回、家庭科や図工といった副教科のようなことができると子どもたちもわくわくするのでは…と振り返っているところで、ゼミマスターの永田さんが加わりました。そこでは、現在の情勢も相まってみんな「つくる」ことに飢えているのではないか、という話題に。最近はDIYということばも浸透し、気軽に挑戦する人が増えているので、ワークショップを開いたら来る人は多そう、というアドバイスにメンバーは何かを掴んだ様子です。ようやく見え始めた空き家の活用法に、再度議論の勢いが増しかけたところでゼミが終了。各々のアイデアを持ち寄って、次回までにもう一度話し合うことになりました。


大人グループ
物件の印象の再確認、ニーズやターゲットを意識しながら意見交換を行いました。
懐かしい雰囲気や多くの小部屋があることを生かせるといい。車が入れない、周辺には坂道が多いというデメリットを逆手に取れるような仕組みも検討したいという意見が出ました。物件見学前にPOS大川さんのレクチャーを聞いたことで、見学時に活用イメージが湧きやすかったため、物件見学ツアーの前にさまざまな活用事例紹介などあると良いかもしれない。コロナ禍で在宅ワークが増え、家にいるのがつらくなり、みんな外へ出たくなっているのではないか。グループメンバーがおじさんばかりなので、この特徴を生かし、おじさんの逃げ場、たまり場になるといい。いきなり集まり、活用するのは難しいため、まずはきっかけをつくるところからのスタートが必要ではないか。またニーズを掘り起こすイベントを仕掛けるなども実施できるといい。実際にアクションするまでのプロセスのアイデアで盛り上がりました。


高齢者グループ
前回出たアイデアを展開させることから今回はスタート。子どもの体験の場が増えているように、シニアが活動ができる場として仕組みを作れないか、特に退職後の男性高齢者向けに、特技を活かし、新たに技術も身につけて、子どもたちと一緒にどちらの世代も楽しめる場を作れないかという案が出ました。一方で、予算面や継続性をどうやって確保するか、などの課題が出され、場所をシェアする、お金を出し合う、周辺と連携して回遊性を高めるなどの意見が出されました。
また、空き家自体をコンテンツ化できないかというアイデアも出されました。メンテナンス作業をイベント化することで、直しながらシニアの事業に発展させ、定期的な集まりや他の空き家への関心にもつなるがるというものです。そこから、スタートし共同作業から多世代に街を体験してもらうような、アート的な仕掛けも加え、関われる部分を増やし、作る楽しさを感じることにつながる、という形でアイデアが展開していきました。
シニアを中心としつつ、事業としてどう広く面白いものに展開できるか、また、地域の課題とのつながり、維持・継続といった面を踏まえつつ、アクションプランを作っていく予定です。


その他グループ
前回、活動するだけでなく新しい仕組み活用の仕組みも提案する場にしてはという意見が出たことを受けて、どういった機能が考えられるかを考えました。住んで活動をしてアイデアを作って紹介していく以外に、近所の人がふらりと散歩がてら立ち寄れる場所、住んでいる人が、地域と連携して活動し、同時に地域の情報を発信していく場所、などの案が出され、その担い手として、何か活動する場所を探している学生、日常の仕事は違う活動の場を求めている若手のクリエイター、といった人物像が挙げられました。
一方で、是非ここに住んで、地域について何かをしたいという動機や仕組み、地域とのつながりを緊密にする仕掛けも必要だという意見も出され、多世代、居住年数問わず、何かを共有できるようなものがないか、アイデアを出し合いました。その中で、ホームムービーの日のように地域に隠されている映像を発掘して上映をする機会、身近な観光地を発掘し、その紹介のコンテンツを住む人が制作し発信する、共同でアーバンファーミングの活動を行うなどのアイデアが出されました。次回に向けては、地域の実情や課題について調べ、その課題を解決するのに見合ったプランを策定する作業をしていく予定です。


次のゼミまでは1週間期間が開きますが、その間に、いかに有効なリサーチをして、地域の課題を抽出し、それに対応するアクションプランを具体化していけるか、重要な期間になりそうです。

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