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2021/8/8

REPORT

+クリエイティブゼミvol36 リサーチ・まちづくり編「フラワーロードを軸にSDGs共創イベントを考える。」第1回レポート

7/20(火)に「フラワーロードを軸にSDGs共創インベントを考える」第1回目のガイダンス・レクチャーを実施しました。

今後の神戸を担う重要なエリアの一つである、神戸の都心部とウォーターフロントを結ぶフラワーロード。現在、このフラワーロードを中心に再開発・再整備が進んでいます。

多様なステークホルダーが集積するフラワーロードを舞台とし、それぞれの施設や団体がつながる仕組みや協働して取り組む活動・イベントなど、神戸のまちがもっと元気になるためのアクションプランを、SDGsをテーマにリサーチ手法を学びながら、みんなで考えていく全10回のクリエイティブゼミです。

今回が第1回目となるガイダンス・レクチャーは、コロナウィルスの収束が見えない中、大阪大学の山崎先生やゼミ生の皆さんと対面で行うことができました。

はじめに、KIITOの永田から、ゼミの課題説明などのオリエンテーションがありました。
KIITOのこれまで行ってきた共創イベントを例に、2023年の共創インベント実施を目指して、今回ゼミに参加する皆さんと一緒にそのアイデアを紡ぎだしたいと考えています。

  

同じテーマで、神戸大学V.School、大阪大学超域イノベーション博士課程プログラムとも連携がスタートしており、10/16(土)には学生さんとゼミ生の合同発表会を実施します。合同の発表の場を設け、学生さんとゼミ生の皆さんが考えたアイデアを基に、イベント実施をしていきたいと考えています。

KIITOは、2012年から+クリエイティブを掲げて活動していますが、このゼミを通じてこれからKIITOの中から活動の舞台をとびだして、外にアウトリーチしていくイメージです。

  

今後プランを考えるゼミ生に向けて、プランニングのアドバイスがありました。
①不完全プランニング=関わりシロを作って、一緒に作る余地を作る。
②クリエイティブの力をプラスして、興味関心を抱かせて発想を魅力化する。

ゼミに参加する皆さんには、できるだけクリエイティブな発想を発揮していただきたい。
「正しい答え」よりも「楽しい答え」を大切に、楽しい雰囲気の中からイノベーションを起こして欲しいと本気で思ってこのゼミを開催しているというお話がありました。

続いて、山崎先生から人類学がどのような学問なのかを交えながら自己紹介がありました。

人類学は、フィールドワークを行うのが特徴です。

社会が複雑になってしまって、一人で問題を解決できない状況になっています。
枠を超えた人たちが、協力することがすごく大事で、自分のやれることを問題に合わせて協力体制を作っていくことが必要です。
今のことだけを考えていたらいいわけじゃない。
子供や孫の世代のことも考えてやらなきゃいけない。
そのような複雑な状況の中で、答えを探すために研究します。
今回のゼミでは、人類学の方法を使いながら、皆さんに問い直して欲しいと思っています。

「いいアイデア」を出すことが大事と思いがちだが、大切なのは、問題をちゃんと設定できるかの方が重要です。

このSDGsの共創イベントを考える企画は、大阪大学でも行っている企画です。
問題がすごく複雑で、いろんなステークホルダーがいます。
これから、みんなが関われるような問題の設定を1カ月かけて探します。うまくいくと問題を解決する破壊力のようなものを体験できます。

問題を解決するための答えを提示することではなくて、何が問題なのかを提示する。
市民参加型で、何かを一緒に作っていくことに意義がある。この場で、面白い議論ができたら嬉しいですし、有意義なことだと思う。

そして社会課題に、我が事として関わることが重要です。
最終目標は、「みんなでこれはやっておいた方がいいね!」と問題設定できる根幹の問いをみんなでたてる。これを頑張って欲しいと、思いを語られました。

ゼミ参加者の皆さんからも参加動機や意気込みを発表していただきました。それぞれの立場でSDGsに向き合うために、こうして集まったいただいた皆さんのことを共有する貴重な時間となりました。

  

各分野を横断するほど幅のあるテーマとなってくるSDGs。
今回のガイダンス・レクチャーで、「問いの大きさ」を実感し、それぞれが「自分ごと」としてとらえることの大切さを感じました。
一人ではなくみんなで答えを求めて議論し、みんなが関わる問いにする。これから、ゼミ生の挑戦が始まります。

次回7/27(火)は、より詳しいレクチャーとグループ分けの発表を行う予定です。

ゼミ概要|https://kiito.jp/schedule/seminar/articles/49439/