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2023/2/10

イベントレポート

【第3回】+クリエイティブゼミvol.38 観光編「date.KOBEプロジェクトをリブランディングする」

+DESIGNゼミvol.5観光編「神戸プロモーション」をきっかけに生まれた「date.KOBEプロジェクト」。発足から9年近くが経過し社会情勢も変化した今、あらためてこのプロジェクトをどのように発展させていくか、全6回のゼミを通して考えていきます。

2月7日

初期からdate.KOBEプロジェクトに関わっている毛利マークの藤井淳史さん、いきいきライフ阪急阪神の中野優さんをゲストにお迎えしました。
ゼミから生まれて予算ゼロからはじまった点、発足当時では珍しかった担当者の顔が見える体制など、非常に面白いプロジェクトであるものの、どうしても企画が属人化してしまったり、情報が逆流していてPRがしにくかったりなどの課題があるとお話しいただきました。神戸ではあちこちで魅力的なプログラムが企画・展開されているため市民が満足してしまっていて、そもそも「アンテナをはって、情報を自ら取得しにいく」意識があまり高くないことも、date.KOBEだけに限らない神戸の施策における情報発信の難しさの一因だといいます。

 

ゲストお二人と永田が共通して感じているのは「素材はあるのに、うまく活かしきれていない」ということ。色々な可能性をこのゼミで考えていってほしい、というところでグループディスカッションに移り、前回分かれたグループで出た案をより深く掘り下げていきます。たっぷり議論した後、グループごとに現地点で考えていることを発表してもらいました。

テーマB:date.KOBE既存コンテンツの活用
デート情報が欲しいと思ってサイトを探しても、一般的な観光スポットガイドが殆ど。そうではなくて「人の顔が見える」ものにリブランディングしていきたい。既存のデートログは大分古い情報となっているので、アンケートをとって最深の情報に更新していくなど、既存のコンテンツをうまくリユースしていく。マニアックで、且つ役に立つ・知りたいと思う情報のひとつとして「神戸のお土産」という案が出たので、それを軸にリサーチをする。ただ単にお土産を紹介するというわけではなく、これからアンケートをとり、エビデンス化して一般的な情報と差別化をはかる予定。

 

テーマC:コラボレーションなど新規コンテンツの検討
神戸は広く色々な魅力があるが、中央区をメインとしたマップにまとまってしまっているのが勿体無い。ディープなB面神戸をもっと打ちだしたコース、歴史×ナゾトキの体験型コース、国際色豊かな点を受けた食を通じて神戸の魅力を知るコース、喧嘩した二人が仲直りできるコース、逆に別れたい人が行くコース…など様々な魅力あふれるデートコースを紹介する。あとは治安に対する懸念のある方向けに安全性を発信し、日帰りではなく宿泊してもらう。キャッチコピーは『つべこべ(KOBE)いわず、date.KOBE』

 

テーマD:情報発信について検討
前回「どういうところから人は情報を得るのか」のリサーチを宿題にしていて、調べたところSNSから情報を受け取っている人が大半だった。自前のSNSアカウントからの発信はなかなか認知されにくいので、勝手に発信してもらうのが理想。発信したくなるコンテンツとして、デートログが自由に投稿できるようになっており、それがヒートマップ化されていたら面白い。あとは、「音声」で届ける。例えば激しいスポーツ大会に出場して相手の本性をさぐる様子を発信して他人のデートを覗く感覚になれたり、デートコースに合った音楽を紹介したり。音声は情報の扱いといった面でも利点がある。来週までに「きくdate.KOBE」Podcastを開設する。あとは、既存のリーフレットにサイトのQRコードをつけ、面白い人が集まる場所に配架するなどのアップサイクルも検討する。

 

各グループ「次回までにこれをやる!」という宿題案が出てきていたのはさすがでした。ワクワクするアイデアが、どんどん明確化されていくのが楽しみです。

+クリエイティブゼミvol.38 観光編「date.KOBEプロジェクトをリブランディングする」
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