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2024/4/30

イベントレポート

紙袋灯明で彩る灯りのアート 須磨灯明 レポート

2023年9月から育成を進めていた「灯明チーム」が須磨区にある須磨寺を会場に、灯明イベントを実施しました。灯明イベントチームは10月8日に東遊園地を会場に成果発表会として約1600個の紙袋灯明を並べた地上絵をお披露目予定でしたが、ロウソクに火を灯す前に雨が降り始め、残念ながら途中で中止となってしました。今回は灯明メンバーにとってはリベンジとなります。

   

   

   

会場となる須磨寺は、山陽電鉄須磨寺前駅から北へ約10分歩いたところにあります。とても大きなお寺で、今回は三重塔と六角堂の間にある砂地の広いスペースを使用させていただきました。午後から灯明メンバーと須磨観光施設協議会のメンバーで準備を始めました。まずは砂地に下絵を描きます。長い棒(物干し竿)を使って、図案を見ながら制作するイラストのポイントを記していきます。一方では紙袋に砂を入れる作業を行います。今回は約700㎏の砂を使用します。数がとても多いので途方もない作業ですが、サポートに来ていただいた須磨観光施設協議会の方も精力的にサポートいただきました。作業中、須磨寺に来られているお客さんから「何しているの?」と質問もあり、灯明イベントについて説明すると「夕方また来るね!」と言われました。大人数で作業している様子を見て、興味を持っていただける方も多くいました。

   

   

   

日没時刻がだんだん迫ってきたので、各紙袋の中に設置したロウソクにチャッカマンで火をつけていきます。メンバーにとっては、前回が中止となってしまったので、火をつける作業は楽しみでした。だんだん火が付き始めると、図柄がぼんやりと浮かび上がってきました。ロウソクの火の揺らめきがとても美しかったです。日が沈むころには、会場の周りにはやたくさんのお客さんが集まっていました。メンバーも1600個を超える数の紙袋を並べ、長時間作業したこともあり、疲れは溜まっていますが、達成感と感動がとても大きかったようです。

   

   

   

須磨寺というとても素晴らしい会場で灯明イベントをリベンジすることができ、とても良い機会となりました。住職さんや関係者の皆様からも継続して開催ができなかと、うれしい相談もありました。灯明メンバーも大きな経験を積むことができたので、今後も灯明イベントをさまざまなところで開催していければと思います。

開催概要:https://kiito.jp/schedule/event/articles/65999/