5月19日（日）、兵庫区役所地域協働課主催による「オトナ応援プロジェクト」の依頼を受け、地域の方を対象にした「はじめてのパン作り講座withパンじぃ」を兵庫区文化センターの調理室で開催しました。今回は、2015年から活動を行っているシニア男性パンづくりチーム「パンじぃ」が講師役を担いました。定員20名の募集枠に100名を超える申し込みがあったそうで、関心度の高さが伺えました。

　　　

パン教室では、はじめてパンづくりする方も簡単にできる「プティフロマージュ（チーズのパン）」を
体験していただきました。5名ずつテーブルに分かれ、グループで作業を行います。パンじぃがサポートしながら、材料を確認し、混ぜるところから作業を始めました。作業中も和気あいあいとした雰囲気。生地の1次発酵中は、テーブルごとに質問カードを使いながら、好きなパンやおすすめのパン屋さん、最近はまっていることなどを話し、コミュニケーションをとりました。一次発酵後は、生地を分割・成形する工程に進みます。今回は35gに生地を分割し、丸めて成形していきます。丸める際にとじ目をしっかり閉じないと、ふんわり丸く焼き上がらないので要注意。パンじぃも適宜アドバイスしながらサポートをしていました。

　　　

時間通り、各テーブルで分割と成形が完了。仕上げにオリーブオイルを全体に塗り、アクセントに岩塩を少しまぶします。はじめはベタベタしてまとまらなかった生地が、様々な工程を経て、きれいな丸いパンの形になりました。いよいよ最後の焼成の段階へ。オーブンに入れ、10分程度焼き上げます。焼き始めると早速香ばしい香りが調理室に広がり、試食が楽しみという声があちこちから聞こえてくる中、あっという間に10分がたち、各グループのパンが焼き上がりました。どのグループもきれいな焼き色が付き、大成功の出来上がり。少し冷ましてから試食をし、「自分で焼いたパンは特別においしかった」との感想がありました。

参加者から次回のパン教室の開催など、継続を望む声が多く聞かれました。またパンじぃの活動に興味を持った方も多く、今後この地域でもパンじぃのチームが生まれるかもしれません。

「パンじぃ」とは：https://kiito.jp/people/panjii/