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2024/11/26

イベントレポート

1dayワークショップ「チャイを味わうパッケージをデザインしよう!」_レポート

8月18日(日)、子どもの創造性を育むプラットフォーム「KIITO:300キャンプ」の取り組みとして1dayワークショップ「チャイを味わうパッケージをデザインしよう!」を開催しました。スパイス調合師の古市邦人さん、デザイナーの蓮蔵直美さんを講師にお迎えし、オリジナルのチャイ作りから、チャイの調合、パッケージデザインを学びました。


チャイについて学ぶ

「チャイ」とはスパイスを効かせたインド式のミルクティーのことです。はじめに古市さんが用意してくださったいろんなチャイを試飲しました。スパイスなしのチャイや甘いチャイ、さわやかなチャイ、大人なチャイなど5種類ほど飲み、調合するスパイスによってチャイの味や風味が全く別のものになることを感じてもらいました。初めて飲む子も多く、「美味しい!」「香りがさわやか!」などの感想が沢山!

 


デザインについて学ぶ

チャイの試飲の後は、デザイナーの蓮蔵直美さんからデザインについて教わりました。”デザイン”とは「誰か」のために、こんなのがあったら良いな!を考えてカタチにすること。蓮蔵さんが用意してくださったいくつかの商品パッケージを見本にしながら、デザインの仕方や考え方などを学びました。

 


オリジナルのチャイを考える

続いて、試飲したチャイの味や香りを参考にしながら、オリジナルのチャイづくりに挑戦しました。「誰に飲んでほしいか。」「チャイを飲んでどんな気持ちになってほしいか。」を考えて、その感情を形や色で表すのであればどんなものになるのかをワークシートに記入しながら考えてもらいました。自分が作りたいチャイとパッケージについてイメージを膨らませながらデザインのコンセプトを考えました。

 

スパイスの調合と試飲
いよいよ、オリジナルチャイのスパイスの調合です。シナモンなど8種類のスパイスは参加者の子どもたちが初めて出会うスパイスもたくさん!スパイスの香りを嗅ぎながらそれぞれの香り特徴を学びました。甘さ、さわやかさ、スパイシーさ、大人さの四つの観点から作りたいチャイの風味をワークシートに記入し、スパイスの量を計りながら調合しました。

 

 

チャイの調合が終わったら、実際に自分で調合したチャイを淹れてみました。美味しく作る秘訣を古市さんから教わり、みんなで完成したチャイを試飲しました。参加する子どもたちみんなで飲み比べてみると、調合したスパイスの種類が同じでも量が違うことにより味も感じ方も全然違う!と、子どもたちから驚きの声があがりました。使用するスパイスによって気持ちがスッキリしたり、癒されたりとその香りの違いをじっくり感じていました。


パッケージ作り

オリジナルのチャイの調合が終わったら、いよいよパッケージデザインを仕上げていきます。調合したチャイの味から受けた印象や記入したワークシートを元に、参加者のこどもたちは思い思いにパッケージをデザイン。「誰に何をしているときに飲んでほしいか」を想像しながら考え、パッケージデザインに表現していました。贈りたい人への想いがたくさん詰まっていてとても素敵で個性豊かなパッケージが出来上がりました。


パッケージを発表

ワークショップの最後には、完成したパッケージのデザインを紹介しました。チャイやパッケージを誰のために作ったのかというデザインのコンセプトや、チャイを飲んでみての印象を発表してもらいました。今回のワークショップを通して、新しいものに触れる喜びや楽しさ、そして「誰かのために何かを作る」ということを通じてデザインの考え方を知る機会となりました。