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2025/1/6

イベントレポート

ちびっこうべ2024 ユメミセワークショップ シェフチーム4班ワークショップ レポート

ちびっこうべ2024ユメミセシェフチームワークショップ」を開催しました。「ちびっこうべ」は、子どもたちが社会の仕組みや仕事について楽しく学び、夢のまちをつくり・運営する体験型プログラムです。ユメミセワークショップでは、シェフ・建築家・デザイナーの3つの職業からなりたいものを選び、料理や建築、デザインについて学び、実践しながらお店をつくります。完成したお店は10月にオープンする夢のまちの中でお披露目し、ワークショップに参加した子どもたちが実際にお店の運営を行います。

シェフチームは各班に分かれ、神戸の様々な料理店のシェフより、ユメミセで提供する料理の調理を学びます。1回目・2回目はシェフのお店の厨房でワークショップを行いました。

4班の担当シェフは、神戸市灘区新在家駅から徒歩7分程度の場所にある台湾料理のお店「小宇宙食堂」のリン・シエさんです。ユメミセで販売するメニューは「葱油餅(ねぎあぶらもち)」。葱油餅は台湾では3時のおやつとして親しまれているそうです。シンプルな味わいに中はもっちり、外はパリパリとした食感が楽しめる料理です。

8/6火:1日目
ワークショプでは、まずは台湾や台湾料理について教えてもらいました。タピオカドリンクなど日本でなじみのあるものもあり、子どもたちが既に知っている台湾の食べ物もありました。おいしいものが好きで、食べることを大事に思う台湾の人にとって、「ごはん、食べた?」は、「元気?」や「調子はどう?」と同じこと、だそうです。台湾語で「ごはん、食べた?」を意味する「ジアバーメイ」を教えてもらい、元気な声で復唱していました。

 

台湾について学んだ後は実際に葱油餅をつくってみます。まずはシエさんが作る様子を観察します。葱油餅のつくり方は、生地を薄く伸ばし、ごま油塩、ネギ の順番に生地の上にのせたら、くるくると生地を丸めてまた伸ばし、という作業を何度か繰り返して形を整えたら均等になるように5等分にカットします。生地は事前に準備をしてもらっています。工程が多いですが、見よう見まねで頑張ります。成形の際には島の形やハート型をつくるなど、力作が生まれるシーンも。ごま油をしいてホットプレートで3~4分焼いたら完成です。

 

 

 

出来たての葱油餅をほおばり「おいしい!」と笑顔。残りは持って帰って家族に分けてあげるそうです。
2週間後にもう一度、お店でワークショップを行います。

 

(1日目撮影:坂下丈太郎

8/27火:2日目
お店でのワークショップ2日目です。4班はユメミセでも、出来上がった生地に具材を混ぜるところから調理するので、今日は本番に向けて特訓します。2週間近く間が空きましたが、手慣れてた様子で作業をする子どもたち。生地にのせる順番を間違えないように「油、塩、ネギ!」と声をかけあいながら調理します。

 

前回は自分の好きな形に成形しましたが、今回はお客さんの立場に立って考えてみます。「どんな形が食べやすいかな」「モチモチが好きな人も、パリパリが好きな人もいるかもしれない」「モチモチとパリパリで午前と午後に分けて販売するのはどう?」と、意見がたくさん出てきます。

 

 

焼くときは油がはねて火傷をしないように、慎重に両面を焼きます。出来立てのあたたかい葱油餅はとてもおいしいので、提供するタイミングも重要な販売ポイントになりそうです。家でも練習をして、本番でたくさん売れるように頑張りましょう!

 

2回のワークショップを終え、次回はデザイナーチーム、建築家チームと合同で行う全体ワークショップの2回目です。それぞれ1回目のワークショップからどんなことを学んだか共有します。

(2日目撮影:KIITOスタッフ)

ちびっこうべ2024ユメミセワークショップについて