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2025/4/11

イベントレポート

シニア男性対象、プロから学ぶ、はじめてのパンづくり体験会 レポート

シニア男性を対象に、プロから学ぶ「はじめてのパンづくり体験会」を開催しました。食を通じた地域活動への第一歩として、パンづくりを体験することを目的とした企画です。会場は、KIITOと長田区にある地域活動と多世代交流スペースのKIBISOの2か所で実施しました。
講師は、神戸市北野の人気ベーカリー「サ・マーシュ」のオーナーシェフ、西川功晃さん。西川さんは、2015年にスタートした「男・本気のパン教室」でも講師を務め、「パンじぃ」1期生の先生でもあります。

「パンづくりって楽しい!」「意外と自分でも作れるんだ!」と感じてもらえるよう、西川さんの説明を皮切りに、体験がスタートしました。今回作るのは、生地に蒸したジャガイモを練り込んだ「ポテトパン」。珍しいタイプのパンで、この生地をベースに複数のバリエーションを作ります。西川さんによると、ポテトパンはパン業界にも大きな影響を与えたとのこと。とても美味しいので、ぜひ家でもチャレンジしてほしいとメッセージがありました。

参加者は55-70代で、パンづくりは初めてという方ばかり。材料の計量から始め、講師の指示に従って順番に混ぜていきます。水を加えると生地はドロドロとした状態になり、手にまとわりついて、皆さん悪戦苦闘。混ぜ終わると一次発酵へ。参加者の方々も「本当にこんな状態からパンになるの?」と半信半疑の様子でしたが、発酵を終えた生地はふっくらと膨らみ、その変化に驚きの声が上がっていました。

KIITO会場の様子
  

  

  

KIBISO会場の様子
  

  

  

その後、生地を分割・成形し、二次発酵を経て、「プレーン」「野菜とチーズ」「3種のあんこ」など、さまざまなバリエーションのパンを作りました。初めは苦戦した生地から、立派なパンが焼き上がり、参加者の皆さんも大満足。「まさか自分がこんなに美味しいパンを作れるとは!」と、焼きたての味に驚きの声が上がりました。たくさん作ったパンは持ち帰り、家族の感想を楽しみにしているとのことでした。

KIITO会場の様子
  

  

KIBISO会場の様子
  

  

今回の体験を通して、「初めてでも楽しく、美味しいパンが作れる」という実感を持っていただけたようです。参加者の皆さんからは、「また作ってみたい」「家族にも振る舞いたい」といった声も多く寄せられました。何より、仲間と一緒に作業をしながら笑顔が生まれる様子が印象的でした。
まだまだ練習や経験は必要ですが、今後もこうした体験を通して、「パンじぃ」たちのように、地域や家族、誰かのために活躍するきっかけとなっていくことを願っています。小さな一歩が、大きなつながりへと広がっていくことを期待しています。

開催概要
パンじぃとは